
美容ライターの遠藤幸子です。
モード感漂うカッコ良さと使いやすさで、女性だけでなく、メイクする男性からも支持されているカネボウのプチプラコスメブランド「ケイト」。
そのケイトから、7月22日に「ダブルラインエキスパート(血色陰影カラー)」935円(税込 ※ライター調べ)が発売されました。「描きやすい」「透明感が出る」「涙袋ぷっくり」などと、SNSを中心に高い評価を集めています。
くすみやぼやけが気になる現在46歳の筆者が、試してみたところを正直にレポートします。
「ダブルラインエキスパート(血色陰影カラー)」って、どんな商品?

「ダブルラインエキスパート(血色陰影カラー)」は、一部店舗やウェブで限定販売されている商品。形状は通常のアイライナーと遜色ないような印象ですが、目元にほんのりとした影を入れることで立体感を出すアイテムです。
目元に影を入れるとくすんで見えないか気になるところですが、血色感のある影色で肌色になじみつつ、目元が暗く見えにくい設計になっています。
実際に腕に2度塗りしてみると、通常のアイライナーよりもかなり薄い発色であることがわかります。
カラーはPU-1 薄パープル、PK-1 薄ピンク、OR-1 薄オレンジの3色での展開です。
おすすめの使い方は?

公式サイトや商品パッケージの裏面によると、おすすめの使い方は下まぶたの中央部分、つまり涙袋の下にラインを描くか、二重の線をなぞるように描くかという2パターン。実際に筆者もその方法で、3色試してみました。
くすみやぼやけが気になる46歳の筆者が試してみたら

目元のくすみが気になる筆者は、透明感が出そうなPU-1 薄パープルを涙袋の下に描いてみました。ちなみに筆者の肌色は、ファンデーションで言うと標準色より2段階ほど明るいイエベ肌(黄み肌)です。
3色を涙袋の下にラインを描く、二重の線をなぞるように描くという2パターンで試してみました。
<PU-1 薄パープル>
涙袋の下にラインを描いたところ確かに透明感が出る印象でしたが、肌色を選ぶ印象がありました。色白の方やブルベ肌(青み肌)の方が使うと、肌になじみやすいように感じられましたが、筆者の場合は少し顔色が悪く見えてしまうときがありました。
このようなことから、色黒の方や黄みの強い肌色の方が使うと、肌になじみにくく、少し浮いてしまうかもしれないと感じました。
<PK-1 薄ピンク>
薄ピンクは肌にのせたときに少し血色感が強く感じられ、涙袋の下にラインを描いたところ筆者の場合疲れて見えるように感じました。それよりも二重の線をなぞるように描いたほうがうまく二重を強調してくれ、好印象でした。筆者は二重をくっきりと強調したいときに使っています。
<OR-1 薄オレンジ>
筆者が最も使いやすく感じたのは、薄オレンジ。涙袋の下にラインを描いたところ、ほどよく肌と調和しつつ血色感を出しながらうまく影を作ることによって涙袋を自然に作りました。また、二重をなぞるように描いても自然に二重を強調してくれる印象でした。
まとめ
似たような商品として、セザンヌ「描くアイゾーンコンシーラー」が思い浮かびましたが、そちらはペンシルであるのに対し、ケイトはリキッド。しかもセザンヌが明るいベージュ色だったのに対し、ケイトは影色を貴重に薄パープル、薄ピンク、薄オレンジの3色展開。
使う目的や自分の肌色に合わせて選ぶことができるので、より仕上がりが自分好みになると感じました。また、発色がさりげなく、リキッドであることから描きやすく、太さの調整がしやすいのが特徴的です。また、仕上がりがとてもナチュラルであることが好印象でした。
ただし、色の選択肢が多いだけに、自分に似合う色、目的にマッチした色の見極めが難しいともいえ、できれば実際に店頭などで試してみて購入されることをおすすめします。
また、一部店舗、ウェブ限定販売の商品なので、今後もっと入手しやすくなることを期待したいところです。
<文・撮影/遠藤幸子>
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en
(エディタ(Editor):dutyadmin)
