【今日のにゃんこタイム～○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.131】

　来客には縄張り意識強めな態度で、塩対応。でも、普段はママに抱っこをせがむほどの甘えん坊さん。そんなかわいいギャップを持つのは、AO☆MOさん（@aomo1026）宅のアオくん。


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　アオくんはご近所さん宅のブルーシートから保護され、家族の一員に。家族を明るく照らす、イケにゃんに成長しました。


　ある日、子猫の鳴き声を耳にした飼い主さんは自宅付近を2～3日捜索。声の居場所は、2軒先のご近所さん宅でした。

　当時、推定1ヶ月くらいだったアオくんは、そのご近所さんが荷物にかけていたブルーシートの中に身を潜めていたそう。

　飼い主さん家族はご近所さんがアオくんを保護したところに偶然出くわし、引き取りたいと申し出ました。

　アオくんは痩せており、まだ少しヨチヨチ歩きだったものの、健康体。外傷も見られなかったため、動物病院ではノミ駆除薬だけを処方してもらいました。

　おうちでは、好奇心旺盛な姿に驚かされたことも。

「動く物にすごく反応したので、うちの子どもたちは足ばかり狙われ、よく負傷していました……（笑）」



　一緒に暮らす中でアオくんは、飼い主さんのことが大好きなママっ子に成長。抱っこしてもらいたくて後追いしたり、犬のように走って追いかけてきたりと愛情表現が大胆です。


　抱っこをしないでいると、お構いなしに体へ飛び乗ってきます。

　また、イケにゃんでモデル体型であるのに、座り方がちょっぴり変わっているのもアオくんの愛くるしい個性。「ドスコイ座り」や「おっさん座り」と呼んでいるコミカルな座り方に、家族は日々、たくさんの笑いをもらっています。

　なお、アオくんには微笑ましい強さも。ドアを開けられるため、飼い主さん宅のドアノブは全て縦向きになっていますが、行けないところがあるのが許せないアオくんは開かない扉を前にすると、諦めずに掻き続けるそう。


「アオは、たくましい番猫でもあります。インターホンが鳴れば唸って玄関に行き、『知らない人が来れば、俺がやってやる！』と。とても漢気があります（笑）」


　そんなアオくんと共同生活を送っているのは、同居猫のもずくちゃん。もずくちゃんが来た当初、アオくんは頑張って面倒を見る良き兄貴でした。

　もずくちゃんが成長し、反抗期が始まってからは一定の距離が生まれたものの、2匹は相変わらず、互いのことが気になりはするよう。過去には1分ほどの短い時間でしたが、猫団子でスヤスヤ。その光景を見た飼い主さんは、心がほっこりしたそうです。


「2匹はなんだかんだ近くにいますし、アオが怒っていたり、くしゃみをしたりした時には、もずくから近付いて心配している様子が見られ、微笑ましくなることも多々あります」

　愛猫たちが伸び伸びと暮らせるよう、飼い主さんはそれぞれの猫心に配慮。アオくんともずくちゃんが好きな生地の毛布やブランケットを用意したり、ご飯の時には好きなトッピングをランダムに欠かさず入れたりと、2匹ともが満足できる環境づくりを徹底しています。


「猫と一緒に暮らし始めてから、子どもたちは命の大切さを知りました。何をする時も、2匹が家族の中心です」

　今年の8月に7歳の誕生日を迎えた、アオくん。そのニャン生にはこれからもキラキラした幸せがたくさん待っていそうです。

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＜取材・文／愛玩動物飼養管理士・古川諭香＞
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