常識は人それぞれ。
しかし、限度を超えるとマナー違反で相手を不快にしてしまいます。
渡辺春香さん(仮名・43歳)は、久しぶりに開催された高校の同窓会に参加。そこで再会した友人に誘われ、ご飯を食べて帰ることに。
「男友達のAくんは、学生時代、割とよく話していた仲でした。恋バナとかも相談に乗ってもらったりしていたので、なんだか懐かしくて帰りにもう少し話したくなって、通りにあった、彼おすすめの町中華のお店で軽く飲むことにしました」
昭和の雰囲気が色濃く残るその店は、メニューに生ビールがなく、瓶ビールのみ。そのレトロな雰囲気も昔を思い出させるようで、楽しく話していたのだそう。
「思い出話に花が咲いて、昔のことをあれこれ話して大盛り上がりしました。Aくんにも今、妻子がいて、お互いの子どものことなどを話したり。餃子が美味しい店なので、ビールも進んで。普段は主婦業で忙しいのでなかなか飲み会にも参加できなかったので、本当にたのしいひとときでした」
ですが、その楽しさを一瞬で吹き飛ばす出来事が起こります。
なんだかんだで閉店まで飲んでおしゃべりして、いざお会計。
おつまみや餃子など、一緒に食べたものが多いので、あとでワリカンにしようということで友人がお会計をしてくれ、店を出た渡辺さんとAさん。
店の外でまだ少し話しながら、さきほどの飲食代を支払おうとすると、急にAさんが電卓を取り出して細かく計算しはじめたそうです。
「もちろんワリカンするつもりでいたのですが、合計金額を2で割る程度のざっくりしたワリカンだと思っていました。けれどAくんが一緒に食べた小皿料理やビールの飲んだ量など、ものすごく細かく計算しているんです。餃子は7個のうち4個食べてたよね、とか、瓶ビールはわたしのようがたくさん飲んでて、7割くらいはわたしが飲んだから、瓶ビールのお会計は70%わたしが払ってね、とか…」
度を超えたワリカン請求に、楽しかった気持ちが急激にダウンしてしまった渡辺さん。
しかし、限度を超えるとマナー違反で相手を不快にしてしまいます。
渡辺春香さん(仮名・43歳)は、久しぶりに開催された高校の同窓会に参加。そこで再会した友人に誘われ、ご飯を食べて帰ることに。
久しぶりの再会で思い出話に花が咲く
「男友達のAくんは、学生時代、割とよく話していた仲でした。恋バナとかも相談に乗ってもらったりしていたので、なんだか懐かしくて帰りにもう少し話したくなって、通りにあった、彼おすすめの町中華のお店で軽く飲むことにしました」
昭和の雰囲気が色濃く残るその店は、メニューに生ビールがなく、瓶ビールのみ。そのレトロな雰囲気も昔を思い出させるようで、楽しく話していたのだそう。
「思い出話に花が咲いて、昔のことをあれこれ話して大盛り上がりしました。Aくんにも今、妻子がいて、お互いの子どものことなどを話したり。餃子が美味しい店なので、ビールも進んで。普段は主婦業で忙しいのでなかなか飲み会にも参加できなかったので、本当にたのしいひとときでした」
ですが、その楽しさを一瞬で吹き飛ばす出来事が起こります。
「ビール7割飲んだよね?」にドン引き
なんだかんだで閉店まで飲んでおしゃべりして、いざお会計。
おつまみや餃子など、一緒に食べたものが多いので、あとでワリカンにしようということで友人がお会計をしてくれ、店を出た渡辺さんとAさん。
店の外でまだ少し話しながら、さきほどの飲食代を支払おうとすると、急にAさんが電卓を取り出して細かく計算しはじめたそうです。
「もちろんワリカンするつもりでいたのですが、合計金額を2で割る程度のざっくりしたワリカンだと思っていました。けれどAくんが一緒に食べた小皿料理やビールの飲んだ量など、ものすごく細かく計算しているんです。餃子は7個のうち4個食べてたよね、とか、瓶ビールはわたしのようがたくさん飲んでて、7割くらいはわたしが飲んだから、瓶ビールのお会計は70%わたしが払ってね、とか…」
度を超えたワリカン請求に、楽しかった気持ちが急激にダウンしてしまった渡辺さん。

写真はイメージです(以下同じ)
友人にも事情が…
「そういえば話の最中に、奥さんが厳しくてお小遣い制だとか言ってましたが…お金が厳しかったんですかね。それにしても、久しぶりに再会した友達にすることじゃないですよね。だったら私と飲まずに帰ればよほど節約になったのに、と思います」
それ以来、同窓会ももうこりごりという渡辺さん。彼の方は楽しかったのか、ときどき飲みの誘いで連絡してくることもあるようですが、渡辺さんは二度と行きたくないと言います。
再会しないほうが幸せだったのかも
「あんな細かい会計をしておいて、相手が不快って気づかない時点でちょっともう無理というか……学生時代は一緒に食べに行くとかがなかったので、金銭感覚のことは気づかなかったのかもしれません。せっかく会えてうれしかったのに、本当に残念ですね……」
懐かしい再会、かつ、あまり会わない相手だからこそ、いい思い出として印象に残っていてほしいものですね。
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<文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako
(エディタ(Editor):dutyadmin)
