「腸活女王」と呼ばれ、「奇跡のボディ」で人気の “かぢちゃん”こと加治ひとみさん。体と心が整うあらゆる方法を試し、習慣にすることで、健康美をキープしています。
昨年12月には、自律神経の名医・小林弘幸先生との共著『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』を刊行し、版を重ねています。
加治さんは、今年1月からロサンゼルス(以下、LA)に、1ケ月間も長期滞在したそうです。健康と美のトレンドを体験したり、レストランから美術館までさまざまな所に行ったり、スーパーで食材を買って自炊したり――。
そんな中で、「大きな発見があって、これからの人生でやりたい夢が見えてきました」と言う加治さんに、話を聞きました。

初めて出会う味に感動!
LAでの写真・動画を見ていると、いろんなものを食べまくってますね。ウエスト54cmの細身で、かぢちゃんまだ食べるの!?と驚きました。
「だってめちゃくちゃおいしかったんですよ(笑)。
いま興味があるプラントベースフード(※)のお店を中心に、何十軒も回りました。食べたことがない味に出会えて刺激になりましたね。
例えば、椎茸ベーコン。素材は燻製にした椎茸なんですけど、味がまるでベーコンでびっくり! ホントにおいしくて。日本で売ってくれないかなぁ。
ローフードの巨匠、マシュー・ケニーさんのお店『Double Zero』のピザには、カシューチーズというカシューナッツで作ったチーズを使ってました。すごくピザに合いましたね。
あと、LAで流行ってる『Moon Juice』というジューススタンドに行ったら、すごい種類のサプリメントを置いていてびっくり。自分の悩みに合わせて、スムージーにサプリをブレンドしてくれるんですよ」
日本だと「意識、高っ!」と思っちゃうようなお店が、たくさんあるんですね。
※プラントベースフード:植物性の材料を使った食品・料理
かぢちゃんがLAに1ケ月も行ったわけ
そもそも、なぜLAに滞在しようと思ったんですか?
「充電ということもあるのですが、最先端のプラントベースフードや健康志向なプロダクトの多いLAでのライフスタイルを学びたかったんです。
行く前は、実はちょっとモヤモヤしていました。というのは、体と心、健康と美が一つのものだということが、日本ではなかなか伝わっていない気がして……。
イベントやSNSでも、健康より美容についての質問が多いんです」
健康とキレイは、細胞レベルから
でもLAでは、状況が大きく違ったそう。健康志向のレストランなどの店がたくさんあったり、若い人が自分に合うサプリメントを大量に買っていたり。
もちろん、アメリカ全体で見ればジャンクフード漬けの人も多いし、サプリに頼るのがいいかどうかは別問題ですが、ともかく若い人も健康の優先順位が高いと痛感したそうです。
「アメリカでは医療費がすごく高いから、予防に一生懸命になるというのは、考えたら当たり前なんですよね。自分の健康を管理することが仕事へのパフォーマンスにも繋がる。そうなると『体が資本』ですよね。そして、健康だけでなく、美容についても、“細胞レベルからキレイになろう”という感じなんです。
日本は病院に行こうと思ったらすぐに行ける国だから、なかなか若いうちから健康を意識することが少ないのかも。LAに行ってそういう違いを感じちゃって……」
確かに、“細胞レベル”から変えるには時間がかかるし、つい手っ取り早い方法を知りたくなっちゃうんですよね。
生涯かけてやりたい夢が見つかった
健康に対するマインドは、日米で違うように、社会の制度や生活環境と深くかかわっています。腸活をはじめ、“健康をベースに美容について考えていく”のを当たり前にしていくことは「難しいのかなと思ってしまいました」という加治さん。でも、諦めで終わらないのが、彼女らしいところです。
「LAにいる間に、夢が見つかったんです。自身の習慣を少し見つめ直し、自分が心地よいと思えるライフスタイルを作れば、心・美・体に良い影響をもたらすことができる――ということをどう伝えていくか?をずっと考えていて、なんとなくその基盤を見つけられた気がして。
帰国してから半年間、そのための準備や勉強をしています。これが自分の、最後の夢になると思ってます」
詳しいことはまだ書けないですが、生涯をかける夢を見つけたという加治さん。「私は、高い山があったら登りたくなっちゃうタイプみたい」と笑います。
体、心、美、幸せ――みんなつながっている
「ウェルビーイング(※)という言葉を、私は『可能性の輪』と言ったりするんですけど、みんながその『可能性の輪』を広げられるように、情報発信や活動をしていきたいと思っています」
※ウェルビーイング:心身が満たされた状態
加治さん自身、体を整える習慣を見つけたことで、人生が大きく変わった体験者。かつて、「自分が好きじゃなかった」のが、心身ともに満たされていく過程は著書『かぢ習慣』にも詳しく書かれています。
みんなが幸せになるお手伝いをしたい――という夢に向けて動き出した加治さんは、とっても輝いて見えました。
<文/女子SPA!編集部 写真/加治さん提供>
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