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大人のくすみにセザンヌ「紫のヤツ」が超有効だった!そっくりデパコスとも比較してみた

時刻(time):2023-09-04 16:47源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
大人になると失われていく透明感。赤ちゃん肌を失って数十年。 朝、メイク後は万全でも、なんで夕方には顔がどんよりくすむのか。取れないクマ、むくみ……「あれ? 私って老け顔?」鏡を見ると恐怖に襲われます。 大人にこそ必要な透明感はどうすれば手に入るのでしょうか。色や質感を足して重ねても、できるのは完全防備の厚塗り肌であり、透明感は現れません。
 大人になると失われていく透明感。赤ちゃん肌を失って数十年。

 朝、メイク後は万全でも、なんで夕方には顔がどんよりくすむのか。取れないクマ、むくみ……「あれ? 私って老け顔?」鏡を見ると恐怖に襲われます。

 大人にこそ必要な透明感はどうすれば手に入るのでしょうか。色や質感を足して重ねても、できるのは完全防備の厚塗り肌であり、透明感は現れません。

 だからといっていくらメイクを引き算しても、ないものはない。足し算でも引き算でも作れないのが透明感なんです!! 助けて……。








セザンヌの「パールグログロウニュアンサー」が紫すぎる


「パールグロウニュアンサー N2 ライラックムード」(税込660円)

「パールグロウニュアンサー N2 ライラックムード」(税込660円)

 そんな私たちにとっての救世主を見つけてしまいました。大人こそぜひ試してほしいのが、セザンヌの「パールグロウニュアンサー N2 ライラックムード」(税込660円)です。

 実物を見てびっくり。「え? 紫すぎ。どこに塗るの?」「ニュアンサーってそもそも何?」って思っちゃいますよね。

 紫メイクなんて難しそう、ケバいのでは? 使いこなせる予感がしない。と思ったあなたにこそ聞いて欲しい。

 私たちに必要なものが、この紫なのです。この紫こそが、ただのハイライトには作れない、輝きプラスアルファのニュアンスをもたらしてくれる大人の強い味方なんです!

 肝心の「ニュアンス」を調べてみたところ「ごくわずかでありながら、相当に違う感じを与えるような違い」と出てきました。そうそう。欲しいのはそれなんです。





カメラアプリのフィルタをかけたようだが…!?


いつものチーク。ニュアンサーを重ねる前です

いつものチーク。ニュアンサーを重ねる前です

 さっそく重ねてみます。一見難しそうだと躊躇してしまいそうですが、思い切って、まずはいつものチークの上に。

透明感が……!?

透明感が……!?

 あれ、顔が急に上品に。紫がどーんと付くわけではなく、上品な輝きと失いかけていた透明感がそこに。

 カメラアプリのフィルタをかけたようだが? 光が当たると透けるような肌になってびっくり。

 さらに角度によって輝きが変わり、どの角度からも新しい自分が現れます。透明感、メイドイン私なのです。

 マンネリ化したチークが一気に、イマドキチークに生まれ変わったぞ。朝のメイク時にオンするのもよし、夕方のくすんだ顔のカンフル剤として取り入れるもよし。












いつもの安心カラーがワンランク上質に!


 喉から手が出るほど欲しかった透明感がこんなにも手軽に……。透明感って塗れるんですね。

 わざわざチークを新調するのではなく、手持ちの使い慣れたチークに重ねられるのも嬉しいポイント。見慣れた安心カラーが、ワンランク上質に生まれ変わります。

 またイチからチーク探しの旅に出ることなく、手持ちのチークの数だけ新しい顔に出会える。そう考えるとさらにコスパいいよね。






時間が経つと輝きは減っていくけど、汚くない


 しかしながら、プチプラ。塗る透明感が一瞬の輝きであればあまりにも刹那。粉質もチェックしましょう。

 肝心の粉はしっとり密着系です。プチプラチークは顔の上で粉感が踊ってしまって、下品に見えてしまいがち。でもこちらはその心配はありません。

 数時間経つと、少しずつ輝きは減っていくので塗り直しは必須ですが、汚い取れ方ではないので安心。

 加えてヒアルロン酸など美容保湿成分が入っているからでしょうか。粉を乗せた部分が乾燥してカラッカラということもありませんでした。

 大人の天敵の白光りする安っぽいラメは入っておらず、そこにあるのは上品なパール感。サラッと塗っても、肌に溶け込むがごとく、ニュアンサーがピタッと密着してくれます。心づよ~。













付属のブラシが“ふわふわ、ほわっ”で超優秀


セザンヌ
 付属のブラシも超優秀。プチプラブラシがチクチクして使い物にならなかったのは今は昔。ふわふわの毛で、ほわっと透明感を乗せることができます。

 ただし、上品さにこだわるためには、手持ちのチークブラシを使う手間を惜しまないほうがいい。

 大きめのブラシのほうが、ドバっと一気につかないので、初心者にも優しい仕上がりになります。






Cゾーンやハイライトにのせても自然!


 チークの上に乗せることに慣れたら、次は思い切ってCゾーンや鼻筋などにハイライトとしても使ってみました。

Cゾーン、鼻筋にものせてみた

Cゾーン、鼻筋にものせてみた

 ほのかに輝きだすので予想以上に肌に馴染みます。紫ってブルベ用? と思いがちですが、イエベの私の黄ぐすみを無効化してくれました。

 全べ(ブルベ&イエベ)に恐れず使って欲しい。顔が真紫の妖怪人間にもならないし、ギャルメイクのようなギラギラハイライトにもなりません。

 光をあやつるがごとく、ほんのり忍ばせることができちゃうのです。もうこれは魔術師なのよ。

 使用説明によると、アイシャドウとしてまぶたにのせることもできるそう。試しに手持ちのアイシャドウのベースや、眉のハイライトとしても使ってみました。

 目元に立体感が出てナチュラルな掘り深顔に。一見どこに使うかわからない紫ニュアンサー。どこにでも使える万能キャラだったのね。













天下のデパコスにそっくりさんが?


「アディクション ザ ブラッシュ ニュアンサー / 005N Aurora Veil」(税込3300円)

「アディクション ザ ブラッシュ ニュアンサー / 005N Aurora Veil」(税込3300円)

 ちなみに、天下のデパコス、アディクションからも、紫のニュアンサー「アディクション ザ ブラッシュ ニュアンサー / 005N Aurora Veil」(税込3300円)が出ているので、比較してみました。

 手に乗せてみると2つとも、繊細な輝きを放ってる。ていうか、この価格差で互角な時点で驚異的ですね。

左がアディクション、右がセザンヌです

左がアディクション、右がセザンヌです

 細かく見てみると、アディクションのほうが、より「紫感」が強め。偏光パールがキラめき、角度によって「只者ではない輝き」を感じます。

 顔に乗せてみると、あっという間に透明感だけでなくメイク上級者感が。さすがのデパコス、透明感の深みが深海です。

 ただ、輝きが半端ないので、調子にのって全顔に乗せると、顔が近未来的サイバー感になっちゃうかも。

 ほんのりニュアンスをひと塗りでテンションがバク上がりしますが、塗りすぎ注意でございました。






そっと顔に忍ばせておきたい逸品でした!


セザンヌ
 一方で、セザンヌは、比較すると薄付きで白寄り。ハイライト感が強め。ギラギララメではなくパールのため「THE MURASAKI!!!」になりません。

 あくまでほのかな紫プレゼンツの輝き。といった感じ。大人の日常にも取り入れやすい仕上がりです。さりげなく「いつもより上質」な輝きをまとうことができます。

 価格差に比べて、輝きの差はわずか。大人の上品さと透明感をプチプラでまといたい人にとっては、セザンヌの輝きが優秀すぎてびっくり。もうこれでいいんじゃないだろうか。

 塗れる透明感。大人にこそ試していただきたい逸品を見つけてしまいました。

 まだまだ日差しの強い日が続きます。光によって表情を変える、大人だからこそ使いこなせる上品な透明感。そっと顔に忍ばせてみるのはどうでしょう。

<文・撮影/井澤梓>




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