こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式のチャットサービスにて、年間約1500件のペースで恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、ネット上の恋愛系サイトなどでよく見かける「脈ありサイン」。
相手の男性がこういう行動をしてきたらあなたのことを好きな可能性大――という判断材料として紹介されているわけですが、果たして鵜呑みにしてもいいものなのでしょうか。
今回ご紹介するA子さん(24歳)は、友達が集まる飲み会で知り合ったB男君(24歳)のことが気になっているそうなのですが、その彼は恋愛系サイトなどでよく紹介されている脈ありサインに該当することを、頻繁にしてくるとのことでした。
※ご紹介する相談内容はご本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
初対面で褒めてくれて、恋愛の話題も振ってくる
地元の友達に誘われた飲み会で、隣の中学に通っていたB男さんと知り合ったA子さん。ネットで書かれているような脈ありサインをたくさんしてくるB男さんが、自分のことを好きなのかどうか気になっているそうです。
「飲み会のときにB男君のほうから私の席の隣に来てくれたし、話すときに顔と顔の距離も近かったんですよ。『髪ってミルクティーだよね、めちゃキレイな色だね』とか『ネイルの配色いいね、センスいいよ』とか褒めてくれて。
あとは『A子ちゃんてモテそうだよね? なんで彼氏いないの? もったいないよ』とかも言ってくれて、恋愛系の話をけっこうガッツリ聞かれました」
LINEはメッセージが頻繁に来るし「?」も多め
その日にLINE交換して以降、B男さんは毎日、頻繁にメッセージをくれるんだとか。
「1日3、4回は向こう発信でLINEしてきてくれて、既読も返信もめっちゃ早いんです。それに『ランチなに食べたの?』とか雑談系の質問も多いんですよね。
私が仕事の愚痴をこぼしたら『大丈夫? なんかあったら相談乗るよ』って親身に聞いてくれたり、『今度二人で飲み行こうよ、仕事の悩み聞くから』って誘ってくれたり。こういう行動ってネットではよく脈ありサインって書かれてるから、B男君は私のこと好きな可能性が高いってことですよね?」
実は脈ありサインは身体目的の男の言動とも一致

A子さんは筆者に「それは間違いなく脈ありですね!」と背中を押してもらいたかったのだと思いますが、誤った判断をしてもらいたくなかったので、率直に次のように伝えていきました。
結論から言うと、ネットに書かれている脈ありサインは鵜呑みにしないほうがいいです。
一般的に脈ありサインと言われているB男さんの言動は、ただの身体目的の男性の言動とも一致するもの。つまり、彼はA子さんのことを本当に好きな可能性もありますが、真剣な気持ちはなく下心オンリーという可能性もあり、A子さんが挙げてくれたようなポイントではどちらか判別はできないのです。
遊びの男は真剣恋愛のように擬態してアプローチ
冷静に考えてみればわかると思うのですが、下心を持って近づいてくる男性は、そのやましい感情をストレートに見せてきません。なぜならその下心がバレてしまうと、ワンナイトの遊びの関係を持ちたいといった目的を達成できる可能性が激減してしまうからです。
ですから下心が見透かされないように、さも真剣に恋愛をしたいのだという素振りで擬態して、アプローチしてきます。
要するに、真剣な恋愛感情で近づいてきているのか、身体目的の下心で近づいてきているのか、脈ありサインと呼ばれる表面的な行動ではどちらなのかジャッジできないのです。
告白もなく、ホテルに連れ込まれそうになった…

B男君が真剣に好きでいてくれていると考えていたA子さんですが、筆者の分析を聞いて警戒心を持ってB男君との飲みデートに臨んだそうです。
「B男君は2軒目のバーで腰に手を回してきたり、私のほっぺや二の腕をぷにぷに触ってきたり、急にボディタッチが多くなりました。それでお店を出たら無言で手を握って、そのままラブホ街に入っていって、連れ込まれそうになったんですよ。
『好きだよ』とか『付き合おう』とか、そういう言葉は一切なかったんで、これはもうやっぱり身体目的だったんだと思って、そのまま怒って帰ってきました。でも脈ありサインだと信じ込んでいた状態でデートしてたら、舞い上がってそのままホテルに入っちゃってたと思うので、危なかったですね(苦笑)」
A子さんはよくネットで書かれている脈ありサインを疑っていたおかげで、遊ばれてしまう危機を回避できました。みなさんも巷で言われる脈ありサインを妄信しすぎないように注意してください。
<文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。
(エディタ(Editor):dutyadmin)
