更年期による精神的な症状は、女性にとって大変つらいものです。
イライラする、頭がボーッとするなど、身体のバランスを整えるのが大変! 特に更年期に入ってからの子育ては結構キツイようで……。
今回は、自分の更年期と息子の反抗期が重なり、親子関係がうまく行かないと悩んでいる女性から話を聞きました。
「今はお互いイライラしてしまって、まったく寄り添えません。このままでは、ますます親子の距離が開くばかりでどうしたらいいものかと悩んでいます」
そう話すのは神奈川県在住の須賀千秋さん(仮名・42歳)。夫は単身赴任で不在のためワンオペ。最近特に困っているのが、一人息子である中学2年生の息子との関係だそうです。
「1年生の頃はまだ、家族で映画や買い物にも行っていたのですが、2年生になってすぐに息子の反抗期がやってきました。私が話しかけても無視し、何度も話しかけると『うっせー!』なんて言うようになって」

その頃、千秋さんの体にも異変があったそう。息子が中学2年生になった頃、千秋さんは自分の身体に不調を感じて通院します。
「今までなかった偏頭痛のような痛み、気付くとボーっとしていることや、急に涙が出てしまうことが続きました。年齢的にも更年期なのかなと思って婦人科に通院したら、やはりホルモンバランスの乱れが原因だったようです。先生には、漢方薬を処方していただきました」
処方された漢方薬を毎日飲んではいるものの、更年期の症状が瞬く間に良くなるということはないようで……。
「漢方薬って、毎日きちんと飲んで少しずつ症状の改善を目指すものだと説明がありました。最初の通院では漢方薬を勧められることが多いんですかね。通院さえすれば症状が一気に回復すると思っていたのですが……期待はずれでしたね」
イライラする、頭がボーッとするなど、身体のバランスを整えるのが大変! 特に更年期に入ってからの子育ては結構キツイようで……。
今回は、自分の更年期と息子の反抗期が重なり、親子関係がうまく行かないと悩んでいる女性から話を聞きました。
中2息子の「うっせー!」
「今はお互いイライラしてしまって、まったく寄り添えません。このままでは、ますます親子の距離が開くばかりでどうしたらいいものかと悩んでいます」
そう話すのは神奈川県在住の須賀千秋さん(仮名・42歳)。夫は単身赴任で不在のためワンオペ。最近特に困っているのが、一人息子である中学2年生の息子との関係だそうです。
「1年生の頃はまだ、家族で映画や買い物にも行っていたのですが、2年生になってすぐに息子の反抗期がやってきました。私が話しかけても無視し、何度も話しかけると『うっせー!』なんて言うようになって」
同じ時期に更年期障害の症状が……

その頃、千秋さんの体にも異変があったそう。息子が中学2年生になった頃、千秋さんは自分の身体に不調を感じて通院します。
「今までなかった偏頭痛のような痛み、気付くとボーっとしていることや、急に涙が出てしまうことが続きました。年齢的にも更年期なのかなと思って婦人科に通院したら、やはりホルモンバランスの乱れが原因だったようです。先生には、漢方薬を処方していただきました」
処方された漢方薬を毎日飲んではいるものの、更年期の症状が瞬く間に良くなるということはないようで……。
「漢方薬って、毎日きちんと飲んで少しずつ症状の改善を目指すものだと説明がありました。最初の通院では漢方薬を勧められることが多いんですかね。通院さえすれば症状が一気に回復すると思っていたのですが……期待はずれでしたね」
更年期vs反抗期のバトル

息子のあまりにキツイ言葉に、号泣したり、揉み合いになったりすることもあるそう。
「先月も、息子と掴み合いの喧嘩になりました。最近の息子は、壁を叩いたり物を投げたりが続いたのもあって『なんでそんなことするの?』と言う気持ちでいっぱいになってしまって。つい、息子の首元のシャツを掴んで『いい加減にして!』と叫びました」
千秋さんの行動に、息子は「そっちがいい加減にしろよ!」と千秋さんの肩を強く押したと言います。
「翌日には、やり過ぎちゃったかなと反省するんですけどね。息子を前にするともう、どう対応していいのか分からなくなってしまうんです」
反抗期がエスカレートして警察からの連絡が続く日々
「夜遅くまで帰ってこない日は、警察から連絡が来て息子を迎えに行くこともありました。単身赴任中の夫に連絡はできても、息子を警察署まで迎えに行くのは私の役目。
警察署まで息子を迎えに行くのも精神的に結構きつくて、警察から連絡が来ると『ああ、またか』といら立ちと落胆で取り留めもなく涙が溢れて止まりません」
これまで中学校からも何度か呼び出しがあったそう。朝は家を出ているのに登校しないことや何度も補導されている件について事情を聞かれるのも千秋さんの役目です。
「警察も学校も『こちらでも気を付けますが、ご家庭でも注意してみてあげてください』と私に言うんですよ。うちは夫が単身赴任なので、子どものトラブルはすべて私が対応しなければなりません。ただ、私がいくら言っても息子には伝わらなくて、もうどうしていいのかわからないんです。
私の更年期障害の処方も、そろそろ漢方薬でなくもっと症状に対して即効性のあるものにしたいと頼んでみようと思ってます」
思春期も更年期もホルモンのバランスが乱れることで起こる症状だと言われています。更年期の中、ワンオペで頑張っている千秋さんが、一刻も早く息子さんと穏やかな関係を取り戻すことを願います。
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<取材・文/maki>
(エディタ(Editor):dutyadmin)
