恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。700万円の費用を投じた10年間の婚活で、600人以上の男性とデートを重ねた末に結婚しました。“人生をかけた婚活経験“を活かし、年間1000人以上の男女の恋愛サポートを行ってきた筆者が、「大人の恋愛で本当に必要なこと」をお伝えします。
結婚を焦っているけれど、不倫がやめられない31歳女性
ダメだとわかっていながら、なかなかやめられないことってありますよね。不倫から抜け出せない女性も、まさにそんな状況なのかもしれません。すっぱりやめるには、何が必要なのでしょう? 今回は、元上司との不倫がやめられない真里奈さん(仮名・31歳/会社員)のお話を紹介します。
真里奈さんは、前職で直属の上司だった浩之さん(仮名・40歳)と5年にわたり不倫関係を続けています。しかし、周りの友人は続々と結婚していき、自分も結婚したいという気持ちがあり焦りを感じているようで、私の元へ相談しに来てくれました。
「できれば、彼と結婚したいんです。でも、彼はなかなか奥さんと別れてくれません。彼との結婚は諦めて、婚活に集中した方がいいというのはわかっているんですけど、踏ん切りがつかなくて」と話す真里奈さん。
初めは楽しかったのに、執着がどんどんエスカレート
まず、今の状態だと婚活をしても浩之さんのことが気になり、なかなか良い結果は得られないと思ったので、どのような状況なのか詳しく聞いてみました。真里奈さんの話によると、浩之さんは現在東京に単身赴任をしており、妻と子どもは大阪に住んでいるそうです。真里奈さんは一人暮らしですが、浩之さんの家にいる時間の方が多く、ほぼ同棲状態。
初めの1年ほどは、2人ともスリリングな関係を楽しんでいて、真里奈さんも、本気でこの人とどうにかなろうという気はなかったそうです。しかし時が経つにつれ、真里奈さんは浩之さんに執着するようになっていきました。

「彼は動画配信サービスを家族と共有しているんですが、先日私は、お子さんが好きそうなアニメや奥さんが保存していたと思われる韓国ドラマを全部消して、代わりにアダルト系の映画を保存してしまいました。自分でも何をやっているんだろうと思いましたが、奥さんに私の存在に気づいてほしいんです。彼は私のことを奥さんに話す勇気がないので、奥さんに気づいてもらえたら話は早いと思って」と語る真里奈さんからは、口調の端々に浩之さんへのいら立ちと奥さんへの嫉妬が感じられました。
「奥さんは化粧っ気がなくて、綺麗だと思えませんでした」
真里奈さんは一度、大阪の彼の家の前まで行ったこともありました。

「我ながらどうかしていると思うのですが、奥さんがどんな人なのか実際に見てみたくなってしまったんです。まだ幼稚園児のお子さんと一緒に帰宅した奥さんとすれ違ったのですが、全然化粧っ気がなくて、お世辞にも綺麗だとは思えませんでした。おまけに走っているお子さんに怒鳴り声を上げていて、性格が良いようにも思えなくて。私よりこんな人の方がいいなんてショックでした」と、当時の様子を話す真里奈さん。子育ての大変さをまったく知らないからこその発言には、彼女の想像力のなさもうかがえました。
子どもが大きくなるまで離婚はできないと言われて
浩之さんは、真里奈さんが奥さんに会いに行ったことを聞いて驚いていましたが「そんな思いをさせてごめん。妻より真里奈の方がいいに決まっているじゃない」となだめます。しかし妻との離婚に関しては、「別れるには裁判とか、養育費とか財産分与とか、対処しなくちゃいけないことがたくさんあるんだよ。子どもだって、小さいうちは両親がいないなんて寂しいだろうし」と、申し訳なさそうに言いました。
「納得はできなかったんですが、離れたくないという気持ちがあり、結局それ以上話を進めることができませんでした」と真里奈さん。
彼女はあまりピンと来ていないようでしたが、浩之さんが言うように、離婚にはお金と時間、そして労力がかかります。ドラマなどでは、離婚届に判を押して、役所に提出すれば簡単に離婚が成立するように描かれることが多いですが、実際のところは精神的にも体力的にも、そして金銭的にも大変です。
彼が離婚しても、自分は地獄に落ちるリスクがある
そこで私が、「浩之さんが言うように、離婚するには大変なことがたくさんあると思います。お子さんだって、自分が納得できないままに両親が離婚することで深い傷を負うかもしれません。それに、もし真里奈さんとの浮気が奥さんにバレたら、浩之さんだけでなく真里奈さんに対しても何百万円もの慰謝料を請求してくる可能性だってあるんですよ。そういうことをすべて考えた上で、彼と結婚したいですか?」と聞くと、真里奈さんは泣き出してしまいました。

「別に責めているわけではないんです。覚悟があるなら、浩之さんが離婚するまで待つという選択肢はあると思います。でも、そこまで考えてなかったなら、浩之さんが離婚した後の良いことだけではなくて、これから起きる現実もきちんと想定しておいた方がいいですよ。浩之さんと、もう少し話し合ってみて、自分と向き合うのがといいと思います」とアドバイスしました。
「奥さんと別れて」という言葉の重みを自覚して
真里奈さんのように不倫相手に執着して、奥さんに不倫を匂わせる行動をしてしまう人に伝えたいのは、その行動によって、結局損をするのは自分であり、周りを深く傷つけるということです。
思惑通りに離婚することになったとしても、子どもがいたら多くの場合は男性側が、そのお子さんが自立できる年齢になるまで長期にわたり養育費を払い続けることになります。そして、不倫をしていた夫はその行為に対する慰謝料も求められるかもしれません。さらに、不倫相手の女性が奥さんから慰謝料を請求されることは多々あります。
不倫相手に早く離婚してほしいと焦る女性は、そのようなリスクを自覚しておく必要があるでしょう。もしそこまでの覚悟がなく、そして本気で結婚をしたいなら、不倫に費やした時間は長いほどもったいないと思うので、早々に別れて婚活に精を出すのがベターだと思います。
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<文/田中亜依>
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田中亜依
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019
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