誰しも嫌な恋愛経験ってありますよね。時には初めての思い出が“自分史上最悪の恋愛”になってしまうことも…。
そんな初めての男性が最低で、その後にも影響したという女性に恋愛黒歴史の詳細を聞いてみました。(初公開日2018年5月3日 情報は取材当時)
憧れてた男性に、ふとしたきっかけでお近づきになれて…
吉田志保さん(仮名・26歳・主婦)は、3年前、劇団員の友達がVシネマにエキストラ出演し、そのDVDを観た事がきっかけで作品を撮った監督にハマりました。
「1時間20分位の短い作品なんですが、エロ切なくてポップで最後まで夢中で観ましたね。今までVシネなんて誰が観てるんだろうと思っていたのですが…その監督の作品を次から次へと貪るように観ました」
そして、ある日その劇団員の友達に「今度、あの監督がトークショーをやるんだけど一緒に行かない?」と誘われます。

「おっかなびっくり小さなライブハウスに足を運んだのですが…監督の軽快なトークと聞いた事ないVシネやピンク映画の内部事情が新鮮でとても楽しかったんですよね。しかもイベントの後で友達に監督を紹介してもらい名刺までもらってしまい、とても緊張しました…」
吉田さんは当時23歳で男性経験が無く、ファーストフード店で働いていましたが…同世代のバイト仲間とは違う、監督(41歳)のくたびれた雰囲気に妙なセクシーさを感じてしまい…勇気を出して監督の名刺のアドレスにメールを送りました。
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「すぐに返信がきて…キャー!って感じでテンションが上がりましたね。それから毎日のようにメールのやり取りを重ねました。
最初は監督の作品の感想などを伝えていたのですが、だんだん好きな食べ物は?好きな映画は?などの質問合戦になり打ち解けてきた頃に…お互い友達が少ないという話になって『よかったら友達になりませんか?』と言われて、何だか監督に必要とされている感じがして嬉しかったんですよね」
そして、2人はついに飲みに行く事になりました。
初体験の後に既婚宣言…でもあきらめきれず夢中に

「そのまま当たり前のようにラブホに連れていかれて…初めての性体験にポーッとしていたら監督から『実は俺、結婚してるから』と言われて唖然としましたね」
ですが、既婚者だと知っても監督からメールがくると無視をする事は出来ませんでした。
「結婚していたのはショックだったけれど…憧れの監督が編集したてのVシネのDVDを持ってきてくれて『これ、まだ誰にも観せてないんだよ。これから2人だけで試写会しよう』なんて言ってくれるので…
これって私は特別な存在って事なのかな? と思って会っているうちにのめり込んでしまったんです」
どんどん夢中になる吉田さんを尻目に…監督は忙しさを理由に、食事すら一緒にしてくれなくなっていったんだそう。
「待ち合わせは毎回、渋谷円山町(※ラブホテル街で有名)のローソンで…飲み物を買って目の前のラブホに直行して休憩し、ホテルの前で解散するんです。そして、撮影の時に使ったローションを持ってきたりセーラー服の衣装を私に着てみてと言ってきて…あれ、何で涙が出てくるんだろう?って感じで抱かれていましたね。
初めての恋愛だったんでつい自分を見失っていましたが、だんだんその状態に疑問を抱くようになったんですよ」
そして、吉田さんはバイト先の先輩に相談をします。
目が覚めて別れを切り出すと即OK

「その先輩に『今すぐそんな酷い男とは別れろ!』と言われてハッとしたんです。何だか自分的には恋をしている気になっていたけど、ただいいように使われていただけだと…
もちろん薄々気づいてはいましたが、初めての男性が最低のヤツって認めるのが怖かったんです…弱いですね。だから変なヤツに付け込まれるんでしょうね…」
そこから、先輩に相談しながら監督とは別れたんだそう。
「『もう、会うのやめませんか?』『うん、いいよ』というあっさりした別れに、一体今まで何だったんだろう? って笑っちゃいましたね…魔法が解けたように、もう2度と会いたいと思いませんでした」
優しく支えてくれた先輩と吉田さんはお付き合いを始め、1年後に結婚する事になりました。
「正直、監督との事がトラウマになり“あぁ、目の前のこの人だけで一生いい…もう他の男の人と付き合いたくない…怖い”という気持ちになり、彼に結婚を急かしちゃいましたね…。
今、思うと本当に何であんな男にハマったんだろう?って思います。いくら私がのぼせていたとはいえ処女にあんな仕打ち無いですよね?でも、まぁそのおかげで今の旦那と結婚できたので良かったですが…きっと一生恨むと思います(笑)」
吉田さんは、今でもTSUTAYAなどのレンタル店で監督のDVDを見かけると舌打ちしてにらみつけてしまうそうです。
―自分史上最悪の恋愛 ―
<TEXT&イラスト/鈴木詩子>
(エディタ(Editor):dutyadmin)
