恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきた筆者ですが、かつては髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の「もったいないところ」をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
今回はお相手との共通点の見つけ方について、意外と多い「遠回りしてしまっているパターン」のお話です。
映画が趣味の男性とマッチング、すぐブロックしたワケ
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まい「映画が好きなんですね。『君たちはどう生きるか』って観に行きますか?」
ヒロ「なにそれ?」
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返信を見て、舞さん(仮名・33歳/団体職員)は、この男性とは合わないと感じてブロックしました。
マッチングアプリでマッチングした“ヒロ”は趣味の欄に「映画、野球観戦、キャンプ」と書いてありました。野球観戦もキャンプも興味がない舞さんですが、映画はよく観に行くし、映画が趣味なら合うかもしれないと思ったのです。
スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』は話題性の高い作品だし、せっかく考えて質問したのに……ヒロとは会話のキャッチボールが成立しないと判断しました。
好きな映画を聞いて「返ってきた答え」が気に入らない
次にマッチングした“マサト”は「一人でも映画館」というコミュニティに入っていたのでもう少し趣味が合いそうと期待が高まります。マサトは『君たちはどう生きるか』も知っていました。
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まい「好きな映画は何ですか?」
マサト「SAWかな。でも、ITそれが見えたら終わりも捨てがたいな。まいさんは何が好き?」
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『SAW(ソウ)』も『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』も観たことがない作品だったので、検索したらホラー映画でした。なぜここで、ホラー映画を上げるのか全く理解できなかった舞さん。彼に会話を盛り上げる気があると思えませんでした。自分が好きなラブコメの作品名を言っても通じるとは思えず、『ショーシャンクの空に』を挙げました。
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マサト「ヒューマン系ね」
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なんだかジャッジされた感じがして、マサトをブロックしました。こうして、舞さんがマッチングしてやり取りしている男性は0人になってしまったのです。
こういうパターンを何度か繰り返してしんどくなって、アプリにログインしなくなりました。アプリで実際に会った人は0人です。
舞さんは学生時代にバイト先で知り合った男性と付き合って数カ月で自然消滅しています。それ以来、彼氏はいません。出会いを求める男女が集まるはずのマッチングアプリに登録したのに恋が始まる気配がなく、私のところへご相談にやってきました。
共通の趣味がないと盛り上がらない、というカン違い
「男性と、共通の趣味がないから盛り上がらないんです」と悩みを口にする舞さん。
「舞さんの趣味って何でしょうか?」
「ミュージカルとかの観劇、あとは映画と海外旅行と、美術館巡りが好きです」
「映画以外、男性でそのあたりの趣味がある人はあまりいないですよ。でも、美術館を提案したら一緒に行ってもいいという人はいると思います。共通の趣味はなくても、趣味は別の友達と楽しんで、干渉しなければいいって方もいます。舞さんは、共通の趣味で一緒に楽しむことがお相手への必須条件なんですか?」
「絶対に共通じゃなくてもいいですけど、でもそうしたら“決め手”がなくなるじゃないですか? みんな合わなさそうだし」

この流れで冒頭の、映画が趣味と書いているのに話題作を知らないヒロや、好きな映画でホラー作品を挙げるマサトの話を聞きました。
「ヒロさんは映画は“嫌いじゃない”ぐらいの程度だったかもしれませんね。それに誘ったら一緒に観に行けたかもしれないし、もう少し知ってみてもよかったと思う。興味なくても野球やキャンプについて質問したっていいし。ヒロさんってどこに住んでた人?」
「東京でした。でも知らないです」
「マッチングアプリのメッセージで趣味の話はしなくていいんですよ。文面とかで明らかに失礼な人とかは断っていいですけど、やりとりはあくまでデートの約束を取り付けるためのもの、と考えて割り切っていいですよ」
「趣味はなんですか?」より「どの辺に住んでますか?」
「マッチングしたら『マッチングありがとうございます。新宿で働いているマイです。どの辺にお住まいですか?』って1通目で送ってみるといいですよ。趣味の話で盛り上がったとしてもお互いの家が遠すぎたら、そこからデートの約束につながりにくいんです」
「たしかにそうですね」
ここまで、スムーズに納得してもらえました。
「住んでいるエリアが近いのが分かれば、それが共通点になります。マッチングアプリでデート成立に必要な情報って、エリアと会いやすい時間帯と食の好み。これらさえ分かればいいんです。
でもこの3つを確認するやりとりをするだけでも、返信が来ない人もいるし、ため口で馴れ馴れしい人とか会話のキャッチボールが成立しない人は分かるんです。あんまり趣味とか見ないで10人マッチングしても、デートに行くのは1人ぐらいだと思いますよ」
「たしかに返信来ない人もいるし、ため口の人もいますね」
ちなみにこの“居住地を聞く”というのは、女性だけが使えるテクニックです。
マッチングアプリの中に男女平等はなく、ほとんどのマッチングアプリは男性ユーザーの方が多く、女性は少ない上に無料です。ネットで知り合った会った異性と会うことに対して、男性は女性ほど警戒心が高くありません。
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共通の趣味が何もない男性と出会った結果
マッチングアプリは新規登録期間の3日間が最も注目が集まるので、一度退会して新規登録するとまたいいねが集まりやすくなっています。マイさんはプロフィール文を修正し、写真も撮り直してマッチングアプリに登録しなおしました。
それから8人の男性と会いました。中には写真と実際の見た目が全く違う男性や、日程変更が多い男性、ずっと自分の話だけをする男性もいました。
2回目のデートまで続いたのは一人だけ。その男性と、お付き合いすることになりました。
「彼氏はスポーツ観戦が好きで、共通の趣味は何もないです。でも職場が近かったり親が転勤族だったりと、共通点もあって話は続きました。趣味で探していたら、会えていなかったと思います」
舞さんに限らず「趣味は何ですか?」とか「休みの日は何してますか?」といった話題からやりとりを始める人は多いです。でもこれでは遠回りになりがち。女性は、先に居住地を聞いてみてほしいと思います。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃>
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菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
(エディタ(Editor):dutyadmin)
