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「整形して自己肯定感が下がった」総額1000万円超、元東大病院の現“美容ナース”が整形遍

時刻(time):2023-07-21 16:42源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
美容医療に従事する看護師を指す“美容ナース”。 今回インタビューしたのは、そんな美容ナースの先駆けであり、現在もインフルエンサーとして活動しながら、フリーランスで美容医療の現場で働いている、みるくナースさんです。 整形している部位について尋ねると「やったことない整形の方が少ないです」と答える彼女。その金額は1000万円を超えています。 そんな
美容医療に従事する看護師を指す“美容ナース”。

今回インタビューしたのは、そんな美容ナースの先駆けであり、現在もインフルエンサーとして活動しながら、フリーランスで美容医療の現場で働いている、みるくナースさんです。

みるくナースさん
整形している部位について尋ねると「やったことない整形の方が少ないです」と答える彼女。その金額は1000万円を超えています。

そんなみるくナースさんに、これまでの整形を振り返ってもらいました。

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「大人になったら、二重にしたい!」


――最初に美容整形をしたきっかけを教えてください。

みるくナース:
生まれつき一重なのがコンプレックスで、中高生の頃からずっとアイプチをしていました。その頃から「大人になったら二重にしたい!」と思っていたんです。

みるくナースさん
――では、高校を卒業してすぐにやろうと思っていた?

みるくナース:
いえ。当時は美容整形も一般的ではなかったので、やりたいなとは思いつつも、あまりにもかけ離れていました。だから、そんなに真剣に病院を探したりとかはしていなかったんです。

けれど、高校を卒業して看護学校に入ったときに、クラスメイトが二重にしてきたんですね。それに仲良い友達もやっていたのを見て、「やろう」と決意しました。





初めての美容整形で「世界が変わった」


――実際にやってみていかがでしたか?

みるくナース:
世界が変わったって、本当に思いました。物理的に自分の顔が変わったのが初めての経験だったし、二重になれただけですごく嬉しかった。

アイシャドウを塗っても映えるし、いつも見た目を気にして入れなかった洋服屋さんにも入れたし、今思えば小さな変化だったんですけど、二重にしただけで「可愛くなった」ってすごく自信がつきましたね。

みるくナースさん











トータル1000万超え、1番やってよかった部位


みるくナースさん

整形前と現在の自撮りを惜しみなく載せている

――そこから整形を重ねるようになったきっかけは何だったんでしょう。

みるくナース:
可愛くなりたかったからですかね。元々顔にコンプレックスはあったんですけど、自分のことをそんなにブスだと思ったことはなかったんです。元々可愛いものが好きでツインテールをして、フリフリの服をきていたので、学生時代はキャラクターだけで“可愛い存在”でいられた。

でも、地元から東京に出てきて、SNSが流行って、「こんなに可愛い子が芸能人じゃなくても居るんだ」って知っちゃったんですよね。ポートレートモデルを始めてからアンチに「ブス」って言われるようになったり、今までは気づかなかったけど「私ってブスなの…?」って思うようになっちゃって。

――なるほど。

みるくナース:
そこから「可愛い顔になりたい」「目を変えたみたいに他の部位も変えられるのかな」と思って、病院に電話をかけてダウンタイムをどれくらい取れば良いのか聞いたり、ネットで調べたり、Twitterで整形垢を見て情報収集をするようになりました。

――1番やって良かった整形はなんですか?

みるくナース:
鼻と上唇の間を短くする人中短縮と言う手術ですね。もしかしたら、目や鼻の方がやってよかったのかもしれないですが、もう覚えてなくて(笑)。変化が大きかったのは鼻ですけど、今の形に満足はしてないので、満足度が高くて1番やって良かった整形でいうと人中短縮です。

みるくナースさん

人中短縮前のみるくナースさん

――具体的にどういった部分でやって良かったと感じますか?

みるくナース:
可愛くなったからやって良かったなって思います!アプリで写真を加工することが少なくなったし、自分の唇の形もすごい気に入ってるし、傷も結構目立たない方だから、やってよかったかもってすごい思ってるかな。麻痺残ってるけどね。

みるくナースさん

10年後、人中短縮後のみるくナースさん

――麻痺は残っててもやって良かったと感じるんですね。

みるくナース:
普段から気になるほど広範囲に麻痺があるわけじゃないし、“同意書にサインしたのは自分だしな”みたいな気持ちがあるから、そんなに気にしてないです。

そう思わない人もすごくいるし、その気持ちも分かるけど、私は医療従事者側でもあるから、同意書にはリスクも書いてるし、人体ってそういうものだという病院側の気持ちも分かる。

なので麻痺が残ったりしても、同意書にサインして手術を受けている以上は、それは受け入れないといけないものだと思って自分を納得させています。人中短縮はそれを加味しても100%完成度には満足していますね。






意味がなかった整形も…


――逆にあまり意味がなかったなという整形や後悔している整形はありますか?
みるくナース:
ミッドフェイスリフトという施術です。手術によって中顔面の頬を引き上げる施術なんですけど、私は口角をあげる口角挙上という施術をやりたいって言った時に「口角挙上は傷が残るから、頬全体をあげた方がいいよ」と言われて、「そうなんだ」と思ってやりました。

そしたらダウンタイムが驚くほど長くて。4ヶ月ぐらいは宇宙人みたいな顔で生活することになりました。その上、思ったよりも変化がないし、頬全体が麻痺してるし…。

それに、元々目尻切開と靭帯移動をしていたのですが、ミッドフェイスリフトが目の内側からアプローチしていく整形だったこともあって、目尻の形が変わってしまったんです。それを元に戻すのに修正を3回くらいしたんですけど、結局元の綺麗な形には戻らなかった。

――それは大変でしたね……。

みるくナース:
でも、まだ若かったし、たるみも少なかったので、当時の私には合わなかっただけ、適応する人もいると思います。ミッドフェイスリフトと人中短縮は、同じ先生にやってもらったこともあって、腕は確かでしたから。













整形を公表する“美容ナース”の先駆者に


――美容ナースとしてSNSで活動するようになったきっかけを教えてください。

みるくナース:
23歳くらいの時に“インスタグラマー”って存在が世に出始めて、“自分もなりたい”と思っていました。でも、Instagramがあまり得意ではなかったので、Twitterをやるようになったんですよね。そしたら、ポートレートモデルの時からのアンチに整形をバラされて。

みるくナースさん
――そうだったんですか!でも、結果的に整形や美容に関するツイートが跳ねているイメージなのですが、フォロワー数が爆発的に伸びたきっかけはなんですか?

みるくナース:
ある日たまたまタイムラインに身長体重の話題が流れてたから、それに乗っかって「162cm、43kg、数字だけ見たらガリガリって思われるかもしれないけど、筋トレしてたら全然ガリガリじゃないですよ」って自分の体型が分かる全身写真を載せて投稿したら、その投稿がバズって10日間でフォロワーが6万人増えました。






もともとはダイエットについて発信


――その当時は、美容に関する発信をされていたのでしょうか?

みるくナース:
そうですね。整形については書いていなくて、ダイエットや美容のことについて書いてたんですけど、ダイエット系の投稿をしたら何を書いてもバズるような感じでした。

そういう時期が数ヶ月続いて、そこから企業案件とかをやるようなインフルエンサーっていう立場になってから、割と数ヶ月で「美容クリニックのプロデュースをしませんか」という話が来て…。そこから“美容ナース”として活動は始まったように思います。


――最初は整形を公表していなかったんですね。

みるくナース:
整形も言ってなかったし、顔出しもしてませんでした。けど、ネット上にアンチがたくさんいたので、「こいつ整形してるぞ」って昔の写真とか出され始めちゃって。それがすごく嫌だったので、それだったら、バレたくなかったけど自分で出した方がマシかと思って「実は私整形してます」「今の顔はこういう顔です」って整形公表して自分の顔を出しました。

――フォロワーさんの反応は?

みるくナース:
公表してみたら「めっちゃかわいい」「努力もしててすごい」「看護師ですごい」って褒めてくれる人がすごく多くて。整形垢で顔出しをしている人ってすごく少なかったし、見た人が「こんなに変われるんだ」って希望を持ってくれたんじゃないかな。美容ナースということもあって、整形の発信もある程度信頼感があったんだと思います。













整形後「自己肯定感は下がった」


みるくナースさん
――整形後、内面的に変化したことがあれば教えてください。

みるくナース:
単純に昔より可愛くなれたことで自信はついたように思えます。でも、自己肯定感は下がりました。どこに行っても、ブスな人とは思われない、普通に可愛いって言ってもらえるレベルの顔ではあると思ってるんですけど、自分のことをめちゃくちゃ可愛いと思えることは昔よりなくなりましたね。

――それはなぜでしょう?

みるくナース:
整形をすればするほど自分の容姿レベルは上がるけど、比べる対象、同じ土俵に立つ人間のレベルも上がって行く気がしちゃうんです。ピラミッドの底辺にずっと自分がいて、ピラミッドごと上がってくみたいな感覚です。

――なるほど。周囲の反応は今までと変わりましたか?

みるくナース:
初めてあった人の第一声が「可愛い」になったこと。「美人ですね」「モテるでしょ」とか、“可愛い”が当たり前になりました。でも、それも最近ですし、自分的にはまだそう思えていない部分が結構あります。周りがすごく持ち上げてくれて、やっと自分の自己肯定感がマイナスからゼロになったくらい。

あとはやっぱり単純に見た目だけでモテるのは前よりもあります。好意を寄せてくれる男性のレベルも上がったように思うし、何より変な人が寄って来なくなりました。






整形して1番良かったこと


――整形して1番良かったことを教えてください。

みるくナース:
今日のインタビューでもそうですし、表に出る仕事ができていること。自分の人生の中で一番大きな割合を占めているのが仕事なんですけど、その仕事が大きく変わったので、それは本当に整形して一番良かったことです。

整形してなかったらインフルエンサーにもなれていなかっただろうし、自分が推してたアイドルと遊んだりできてることも、昔の自分から見たら信じられないと思う。

――お仕事に関してが1番とは意外でした。

みるくナース:
単調な仕事が得意じゃないから、色々な仕事ができるのは嬉しいですね。自分の意見を発信することが好きだから、こうやってインタビューでも自分の言葉で伝えられることも嬉しいし、それで周囲の反応が見られるのも楽しいなって思います。

自分の自己満足でしか整形をしていないので、「見た目で自分を売る仕事をしていないのに、何でこんなにお金を使っているんだろう?」ってたまに思うんですけど(笑)。だからこそ、誰かのために、何かのために、整形をするのではなくて、自分の幸せのため、満足のためにお金を使って整形をしていることが嬉しいし、そこに誇りも持っています。

<取材・文/瑞姫>

瑞姫
1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。
Twitter:@mizuki32k




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