こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。個別婚活相談や結婚相談所のセミナー講師をしながら、これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきました。
かつて髪はボサボサで化粧もしない「完全なる非モテ」だった筆者。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の“もったいない”をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
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「ド底辺のブスが相談に行っても大丈夫ですか?」
恋愛経験がない方からの相談は多いのですが、恋愛経験がない方をひとくくりにもできません。いろんな人がいますが、中でも舞さん(仮名・30代)はとても慎重で、石橋をたたいて壊すタイプの女性でした。
一昨年、舞さんからこんなお問い合わせがありました。
「私は一度も告白すらされたことがないです。そういう方も相談に来ますか? 菊乃さんのホームページに相談者の約4割は交際経験がない方と書いてありましたが、それらの方はみんな告白はされたことはあって、でもお断りしたから恋愛経験ゼロなのだと思います。私みたいな告白すらされたことがないド底辺のブスが相談に行っても大丈夫ですか? 菊乃さんは入籍までサポートしてくれるのですか?」
なお、このメッセージの中に年齢など舞さんのプロフィールに関する情報はゼロでした。
告白されたかどうか皆さんに確認しているわけではありませんが、中にはそういう方もいたし、それで引くことはないとお伝えしました。
舞さんからの返信はありませんでした。しかし、約1年後に相談の申込みがあり初めて会うことになったのでした。
会ってみたら普通に可愛らしい女性なのに
その時、舞さんは33歳でした。
申込みの後に「あの時、メッセージを頂いたのに返信しておらず大変失礼しました。性格悪い私に彼氏ができるとは思っておりませんが、やらずに後悔しないように」と長文のメッセージが届き、1年前の問い合わせの舞さんと一致しました。

メッセージによると、当時は「婚活するか悩み、自分が婚活してもうまくいかないだろうから、やめて一人で生きていった方がいいかもしれない」と考え直したのだそうです。でも誕生日に占いに行き「後悔しないように婚活してみよう」と言われて、婚活の決意をしたそうでした。
みなさん、自称“ド底辺のブス”の舞さんってどんな方か気になりますよね。
会ってみると普通に可愛らしい女性でした。表情は固いなと思いましたけど、別に美意識が低いということもなく髪の毛もサラサラで、色白の女性だなと感じました。
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マッチングアプリは怖い、婚活パーティーは苦手
出会いのツールとして手軽に利用できるマッチングアプリがありますが、舞さんは一度も使ったことがないといいます。試しに登録してみてはと伝えたのですが、怖いからという理由で却下でした。そして婚活パーティーは、集団が苦手という理由で却下。結婚相談所は、彼氏もできたことがないのに結婚を考えられないという理由で却下でした。

ハードルの高さが結婚相談所とマッチングアプリの中間くらいで、独身証明書や所得証明書をすべて提出して登録して一定の安心感を得られるわりに、過剰なお節介はされない「オンライン結婚相談所」というものがあります。合わないと思ってやめたくなったら、強い引き留めもなくすぐやめられると伝えたら、それならやっても良いということでした。
失敗を避けすぎて“経験値の乏しい人”になる大失敗
オンラインとはいえ結婚相談所なので、証明書を取り寄せたり写真を準備したりする必要があります。写真撮影のため服のレンタルもできるスタジオを紹介したのですが「会った時に印象と違うと思われそうだから、婚活用に服を買います」と言う舞さん。
撮影用の服を決めるのに2カ月ほどかかり、登録完了して婚活スタートしたのは相談から約3か月後でした。最初の問い合わせからはこの時点で1年半が経過しています。行動量が多い人なら、1年半で結婚して、展開が早ければ妊娠までしている人だっているのに。
舞さんはすぐ「失敗しそう」と不安になって少しでも確実そうなことを探そうとするのですが、失敗を避けすぎるあまり人より行動数が少なく、それが経験値不足になるという大失敗をしているのです。
「失敗じゃなくて経験値」を合言葉に、舞さんの婚活がスタートしました。
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誰と会っても、立て続けに断ってしまう理由
私が作成したプロフィール文と、人気写真スタジオで撮影した写真で登録したところ、舞さんには50人以上の男性から「会ってみたい」という申込みがありました。誰と会うか相談して、その中から9人を選びました。
初お見合いの日は、疲れてぐったりだったそうです。そして舞さんは、立て続けに3人の男性を「お断り」しました。

断った理由を聞いてみたとろ、1人目は「舞さんのプロフィールを読んでいなかった」、2人目は「家も職場も遠く結婚が難しそうだった」、3人目は「共通の趣味もなく、話して居心地がよくなかった」ということでした。
このままでは前進できないと思った私は、舞さんへ次のように伝えました。
2回目のデートを重く捉えすぎなくていい
「恋愛経験があまりないと、男性と話して楽しくなんてないし、割とどの男性と会っても嫌ってことはありますよ。デートも難しいくらい遠方に住んでいるとか、失礼な対応されたとかじゃないなら、練習だと思って交際希望を出してみよう」
なお結婚相談所の「交際希望」とは、2回目に会っても良いという程度の段階です。双方が交際希望を出すと、「交際成立」して連絡先の交換ができます。その期間も、他の方とのお見合いや申込みはできますし、複数人と同時並行でデートも可能です。
「でも、結婚するつもりもないのに交際希望を出すなんて。練習台って悪い気がします」
「男性側から断られることだってありますよ。あちらだって当然、他の女性と会っているんですよ。2回目デートは『嫌じゃないし、1回じゃよくわからなかったから』ぐらいの温度感で会って大丈夫です。2回目に会うのが『結婚するつもり』だったら逆に怖いでしょう」
「たしかに、2回会って結婚って言われたら気持ち悪いですね」
「そう。告白されるまでは、選べる立場じゃないってこと忘れないように」
「肝に銘じます!」
こうして残り6人とお見合いし、2回目に進んだのは2人でした。
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2回目のデートも同じ服で行こうとしていた
2回目のデートに向けて、舞さんと打合せをしました。
「2回目のデートには何を着ていきますか? 候補があれば、着た状態の写真を送ってくださいね」
「前と同じ、白のトップスと黄色のスカートで行く予定でした。ダメでしょうか?」
「同じ服で行ったら、やる気がないって思われるよ。トップスは同じでもいいから、ボトムスだけ変えるとかにしましょう。赤羽でランチだし、パンツでもいいですよ」

「え! デートだから絶対スカートだと思っていました」
「TPOによりけりですけど、同じ服で行くよりはいいですよ。それに、会って相手の違う面が見えたら、ギャップに興味を持つことってない?」
「あります。同僚の私服姿を見て、スポーティーで意外って思ったことあります」
舞さんに限らず、一度も交際経験がない方から最も「知らなかった」と言われることの一つが、デート時のコーディネイトは2回目なら違う服を着る、という点です。
交際経験がない方は、たいてい異性と二人で数回会うという経験がないので、考えたことがないのかもしれません。
好きになった女性に、交際経験がなかったら?
舞さんはその後、順調に経験値を積み、数カ月後に結婚前提の彼氏ができて結婚相談所を退会しました。
「一度も彼氏がいたことないと言ったらドン引きされるかもしれない」と不安に思っていた舞さんでしたが、告白された時に相手へそれを伝えたところ「一生大事にする」と言われたそうです。

これも交際経験がない方からよく質問があるのですが、好きになった女性に彼氏がいたことないと聞いて、引く男性はいません。
舞さんは“底辺ドブスだから”彼氏がいなかったのではなく、極端な妄想で不安になり行動しないから彼氏ができなかっただけでしょう。勇気を出して行動してよかったですね。
調べて考えて脳内会議で自己完結。このパターン、卒業しませんか?
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
(エディタ(Editor):dutyadmin)
