「よく、私は『ブルベ(ブルーベースの肌)』ですか?『イエベ(イエローベースの肌)』ですか?なんて聞かれるけど、年齢を重ねて血色の悪くなった肌にイエベもブルベもない!あなたたちはオバベよ!」
そう叫ぶのは、これまで数々の大物女優のヘアメイクを担当した熟女の肌の第一人者であり、自身も熟女であるヘアメイク職人化け子。
この記事では化け子さんがおすすめする眉メイクについてご紹介。多くのアラフィフ女性が抱える“あるある”お悩みとその解決方法とは。
(本記事は「化け子の脱オバベ Beauty Book」より抜粋・構成)
表情筋が衰えるとどんどん怒り眉毛に!

40代の後半から表情筋が衰えたり、目を細めたりするくせの蓄積で、眉頭が下がってきます。そのため普通の表情をしていても眉山だけがせり出した、怒っている印象の眉に変わってくるのです。
オバベ世代になったら眉山を上げすぎない平行眉の描き方の練習を。平行眉は流行りではなく、オバべの顔を優しく見せる効果があるのです。平行眉の描き方をご紹介します。
①眉尻の下側を埋める

スクリューブラシで毛流れを整えたら、眉中央~眉尻下側の眉の下がっている部分をアイブロウで描きたします。ラインを引くのではなく、パウダーでふんわりと埋めるようにして。
②眉頭の上側を埋めて、眉尻まで平行ラインをつくる

落ちてきた眉頭上側の部分をペンシルかパウダーで埋めます。さらに眉山がなだらかになるよう眉尻の上側にもカーブを描きたして、眉尻までのラインを平行に近づけます。
③平行ラインの中を埋めたらハミ出た毛を処理する

左右のバランスを見ながら、眉山をチェック。もし、怒り眉で眉山がとんがっている場合は、はみ出している部分をカットするかコンシーラーを使って消し、全体の形を整えます。
④眉マスカラを塗って色のトーンを合わせる

形が整ったら、最後は眉マスカラで色のトーンを合わせます。赤みのあるブラウン系を入れると、柔らかい印象に。赤みの効果でくすんだ肌の血色もアップしたように見えます。

<文/化け子 撮影/林紘輝>
本名・岸順子。芸能界でのヘアメイク歴30年以上の経験に裏打ちされた、たしかな技術力と40代以上の肌や髪の毛に特化した専門知識をもつ。40代50代以上のメイクのお悩みに答えるYouTubeチャンネル『ヘアメイク職人化け子の駆け込み寺』(登録者数28万人/2023年3月現在)が人気に。著書に『化け活。』(主婦の友社)
(エディタ(Editor):dutyadmin)
