毎日履いて出かける靴は、なるべくしっかりとお手入れをして良い状態で長く使いたいですよね。だけど、雨の日に履いて出かけた靴はつい面倒で放置しがち。気づいた時には型崩れを起こしてしまっていたり、さらにはカビが……なんていうことも。
筆者もそんなズボラな一人だったのですが、濡れた靴を乾かすのにぴったりな「あるアイテム」を取り入れたことで変わりました。生活が快適になったとさえ感じています。そのアイテムとはどんなものか、簡単にご紹介します。
濡れたままのランニングシューズを放置していた過去
アイテム紹介の前に、筆者の「before」を少し語らせてください。ランニングが趣味な私は、多少の雨や雪は気にせず走りに出かけます。雨の中のランニングから帰ると、靴を脱ぎ捨てたあとにはまず自分の身体を優先してしまいがち。
「靴はあとで晴れた日に外で乾かそう」と思っていながらもそのまま放置してしまい、次に履く時には汚れや臭いが染みついて、嫌な気分になることが日常茶飯事でした。
まだそんなに履いていないはずの靴も、そんな扱いが原因ですぐに型崩れやひび割れをしてしまい、短い寿命を迎えていました。
みすぼらしい見た目、そしてうっすらと異臭がする靴。履くこと自体が億劫(おっくう)になることも。そもそもランニングシューズもたくさん持っていないので、連日雨天が続けば濡れたままの靴を履かなければなりませんでした。
靴が早く乾く「だけじゃない」意外なメリットも
そんな筆者の生活をがらりと変えたアイテムは、靴専用の乾燥機です。
購入したのはZNEWMARK(ジニューマーク)の「くつ乾燥機」というもので、楽天市場で3000円ちょっと(税・送料込み3,350円/2023年6月23日時点)でした。
購入した時はただ、「いち早く靴を乾かして、次の日も履きたい」という思いだけでした。
ところが! 実際に使ってみて驚きました。シューズがすぐに乾くのはもちろんのこと、気になっていた臭いや汚れまで、それまでと比べものにならないくらいに改善したのです。
靴の臭いや汚れは長く履けば履くほど当たり前に染み付くと思っていた筆者は、考えを改めました。濡れた靴をきちんとお手入れすれば、良い状態で靴をキープできるのだと実感しました。
スニーカー以外にも使える、オゾン除菌が便利
乾燥時間を5分単位で調整できるのもポイントです。靴の濡れ具合に合わせて時間を増減可能なので、水分がしっかり抜けるまで靴を乾かせるよう調整できます。
そしてもう一つの魅力は、オゾンを使った除菌。差し込み口にある4カ所の穴からはオゾンを含む乾燥風が出ていて、オゾンの力で気になる“臭い物質”を分解消臭してくれます。
ランニングシューズを例として紹介しましたが、それ以外の普段遣いの靴にもオゾン除菌は効果的です。足の裏は1日にコップ1杯分もの汗をかくと言われていますよね。靴の中という密閉された空間で……考えただけでおそろしい!
仕事や運動、お出かけなどで毎日履く靴も、臭いを原因から撃退すればもっと快適に履けるはず。
もう、日曜の夜に絶望しなくて済むかも
これは想像ですが、お子さんがいる家庭であればもっと重宝するのではないかと思います。
遊び盛り・育ち盛りの子どもは汗をかきやすく、運動靴や上履きの臭いや汚れも気になりやすいですよね。小さい子なら、水たまりや泥んこで汚して帰ることもしょっちゅう。必然的に靴を洗う頻度も高くなりがちです。
その点、靴乾燥機があれば、いつでも時間をかけずに乾かすことができます。子どもの上履きを洗っていないことに気づいてしまった絶望的な日曜日の夜……救世主になるかも!
靴箱に1台あることで絶大な安心感
かつての筆者は、雨が降った日には「靴の乾燥機が家にあれば……」といつも思っていました。今では今では家の靴箱の中に常にスタンバイさせているので、雨の日も安心して出かけられます。

この快適さと安心感を3000円ちょっとで買えたと考えると、いやあ、安いです。雨の日が増え、たくさん汗もかくこれからの季節。もっと活躍させていきたいと思います。
―シリーズ「買ってよかったもの」―
<写真&文/萩ゆう>
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ。
(エディタ(Editor):dutyadmin)




