人生の節目といえる結婚式は忘れられない思い出にしたいもの。
しかし、よい意味での忘れられないものではなく、悪い意味で強烈なインパクトのある結婚式だったら……。今回はある女性が結婚式で体験した、おどろきのトホホエピソードをご紹介します。
都内在住の坂本千尋さん(仮名・30歳)。高校卒業後、フリーターとなりアルバイトをしていた千尋さんはバイト先の5歳年上の男性社員と恋に落ち、22歳で結婚しました。
「結婚の挨拶で彼の両親に会ったのですが、なんと学校の教師と公務員をされていたんです。とても真面目なご両親……と思いましたが、気がかりだったのは私の兄のこと。私より1つ年上の兄は当時、歌舞伎町でホストをやっていたんです。
優しくて自慢の兄ですが、真面目な義両親の手前、ホストということは言わないほうがいいのでは?と思ったんです」
お兄さんにも相談したところ、ホストということを伏せてくれることになったといいます。
そして顔合わせ当日、お兄さんは持ち前のコミュ力で義両親ともすっかり和やかな雰囲気に。千尋さんも安心して、結婚式当日を迎えました。

「披露宴では乾杯のお酒はシャンパンで、後はビールとワイン、ソフトドリンクが飲み放題でした。兄は最初は大人しく飲んでいたのですが、途中からかなり酔っ払っていました。
いい感じになった兄は彼の家族と談笑し、義父とシャンパンが飲みたいという話になったんです」
シャンパンは別料金なので義父がお金を出すと言ったそう。しかし、シャンパンが運ばれてくるや否や、お兄さんはとんでもない行動に出たといいます。
「なんと~~、義理のお父様からおいしいシャンパンをいただきました~ッ!!」
そう、お兄さんは普段、ホストクラブでやっているシャンパンコールを始めたのです。シャンパンコールとは、高価なシャンパンを注文したお客様に対して音楽に合わせてマイクパフォーマンスや振り付けを行うパフォーマンスのこと。

※イメージです(以下同じ)
真面目な義両親に兄の仕事を隠していた
都内在住の坂本千尋さん(仮名・30歳)。高校卒業後、フリーターとなりアルバイトをしていた千尋さんはバイト先の5歳年上の男性社員と恋に落ち、22歳で結婚しました。
「結婚の挨拶で彼の両親に会ったのですが、なんと学校の教師と公務員をされていたんです。とても真面目なご両親……と思いましたが、気がかりだったのは私の兄のこと。私より1つ年上の兄は当時、歌舞伎町でホストをやっていたんです。
優しくて自慢の兄ですが、真面目な義両親の手前、ホストということは言わないほうがいいのでは?と思ったんです」
お兄さんにも相談したところ、ホストということを伏せてくれることになったといいます。
そして顔合わせ当日、お兄さんは持ち前のコミュ力で義両親ともすっかり和やかな雰囲気に。千尋さんも安心して、結婚式当日を迎えました。
披露宴で兄と義父がシャンパンを注文!?

「披露宴では乾杯のお酒はシャンパンで、後はビールとワイン、ソフトドリンクが飲み放題でした。兄は最初は大人しく飲んでいたのですが、途中からかなり酔っ払っていました。
いい感じになった兄は彼の家族と談笑し、義父とシャンパンが飲みたいという話になったんです」
シャンパンは別料金なので義父がお金を出すと言ったそう。しかし、シャンパンが運ばれてくるや否や、お兄さんはとんでもない行動に出たといいます。
「なんと~~、義理のお父様からおいしいシャンパンをいただきました~ッ!!」
そう、お兄さんは普段、ホストクラブでやっているシャンパンコールを始めたのです。シャンパンコールとは、高価なシャンパンを注文したお客様に対して音楽に合わせてマイクパフォーマンスや振り付けを行うパフォーマンスのこと。
シャンパンコールが響く会場内
「ワッショイ! ワッショイ!」
千尋さんの新婦用のマイクまで使って、会場中にお兄さんのシャンパンコールが響いたといいます。
招待客は全員、お兄さんに釘付けに。「顔から火が出るほど恥ずかしかった……」と千尋さんはそのときを振り返ります。
しかし、真面目な義両親はシャンパンコール自体を知らなかったので、どうにかごまかしきることができたのだそう。「兄とは今もこの話でたまに盛り上がるんです」と笑う千尋さんでした。
V系好きの妹の披露宴で…
披露宴では新郎が新婦にサプライズを行うことがあります。
手紙やムービーなど感動する演出が一般的ですが、都内在住のアヤカさん(仮名・33歳)が見たのは一家がドンビキしてしまうサプライズだったといいます。
「妹は学生時代、V系バンドの追っかけをしているいわゆるバンギャでした。しかし、大学入学とともに『彼氏がほしいからバンギャはやめる!』と、当時流行っていたゆるふわ系にイメチェンしたんです。その結果、すぐに彼氏ができて卒業後はアパレル系の仕事に就職しました」
就職してしばらく経った頃に飲み会で知り合ったのが今の旦那さんでした。旦那さんはインテリア系の仕事をしており、姉のアヤカさんから見てもかなりおしゃれな印象を受けたといいます。
「でも、妹はファッションの系統は変わってもV系の音楽はずっと聞き続けていたんです。もちろん、その趣味は旦那さんには内緒にしていました。
そして、式当日、式は順調に進行してクライマックスへ。最後は両親への手紙……というときに、司会の人が『実はここで旦那様からサプライズがあるんです!』と言ったんです」
J-POPの弾き語りサプライズにポカーン
サプライズと聞いて会場からは歓声がわきました。妹さんはすでに目が潤んでいましたが、その表情は次の瞬間に消えていくのです。
「なんと、旦那さんがギターを持ってきて弾き語りを始めたんです! それは誰もが知っているJ-POPの曲だったのですが、V系ばかり聞いていた妹は全然知らなかったようで『え、何この曲……』とポカーンとした表情を浮かべていました。
私もうちの親も妹がバンギャと知っていたので、『これはナイわ……』と、笑いをこらえるのに必死でしたね」
サプライズは相手の趣味や好きなことを理解しておかないと、時には失敗してしまうこともあります。
旦那さんのサプライズは素敵だと思いますが、妹さんの本当の趣味を知っている家族から見たらトホホ……な演出になってしまったようですね。
【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック
<取材・文/結城 イラスト/ズズズ@zzz_illust>
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
(エディタ(Editor):dutyadmin)