昨年末の大掃除を機に、不便だと思いながらも数年間放置していたキッチン収納を見直した我が家。便利な収納グッズといえばここでしょう！と真っ先に頭に浮かんだニトリへ駆け込み、良さそうなアイテムを購入してみました。


その中に、設置して数週間で「もっと早くに見直せばよかった！」と後悔したアイテムが。便利さが格段にアップして、家事の効率も上がったのです。見た目だけでなく使い心地にも感動した、ニトリの名品を紹介します。


その名も「伸縮ざるボウルフライパンスタンド 幅46～86cm」1,990円（税込）。フライパンや鍋を“立てて”収納できるアイテムです。

立てる収納はSNSでも便利だとよく見かけるので気になっていたものの、「設置が面倒そう。しかもサイズを調べるのも億劫だし、まず色んなところから類似品が出ていてどれを選べばいいのやら…」とお得意の面倒くさがりが発動。導入にまで漕ぎつけていませんでした。


これまでは、愛用しているフライパンの“重ねて収納できて便利”という触れ込みの通り、フライパン類は重ねて引き出しの中へ。鍋も大きなサイズのものに小さな鍋を入れ込むという収納方法をとっていました。

でもこの収納方法だと、下の鍋やフライパンを取り出すためには上のものを一度持ち上げならず、重いし地味に大変なんですよね…。毎回丁寧に全部出せるわけもなく、急いでいる時には無理やり引き出そうとしてはガッシャンガッシャンと派手な音を立てていました。


そこで今回のスタンドを買ってみたわけですが、難しそうと思っていた設置も驚くほど簡単でした。


まずは2つの基板を引き出しのサイズに合わせて重ねるようにして置きます。側面の穴の位置を合わせて重ねるのですが、約2cm刻みで穴があり横幅ぴったりに合わせることができました。

高さは約17cmで、幅は約46～86cmとかなり伸縮するので大抵のキッチン引き出しには対応していると思いますが、きちんとチェックしてからの購入をおすすめします。これより幅が狭めの、「伸縮ざるボウルフライパンスタンド 幅30～54cm」もあります（1,490円）。

あとはフライパンや鍋の幅に合わせてワイヤーを広げるようにしながら両側の穴に差し込んでいくだけで、あっという間に設置は完了です。


M型ワイヤー8本、ざる・ボウルワイヤー4本が付属品としてついてきます。我が家では足りなくて困る、ということもありませんでした。



出番の少ないものや重さのあるものは下段へと移動し、特に出番の多いフライパン＆鍋を収納してみました。すると使いたいものの所在が一目瞭然！付属のハンドルガードを取り付けるとフライパンの取っ手を上に向けて収納できるため、スッと取り出せて本当に便利です。


収納スペースの大きさにもよりますが、我が家の場合はフライパン＆鍋を横にズラッと並べると、手前に空きスペースができました。ここに、まな板やフタなどを立てて収納しています。

年末に設置してから数週間経ちますが不満な点が1つもありません。むしろ、何年もあのストレスたっぷりの収納方法に耐え抜いていた自分が、不憫に思えてしょうがない…。

収納グッズは見た目がすっきりするだけでなく使い勝手のよさも重要ですよね。初めはいい！と思っても、使っていくうちに「あれ、何となく不便だな」と気付くこともしばしば。
その点このフライパンスタンドは使えば使うほど便利さを実感。主婦生活15年の中で買ってよかった収納アイテムBEST5に入るほどのお気に入りとなりました。

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＜写真・文／鈴木美奈子＞
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