気になるけど、なかなか手が出ないもの――それは整形。そんな整形の沼にはまり込んで20年以上、課金3000万円超の人気インフルエンサー、らびちゃん(@lisblanc_15)にインタビュー。
学生時代から整形をスタートして、20年に渡る整形歴を持つ彼女は、これまで顔のフル整形を繰り返しており、面長美女からハーフ系キレイを経て、現在は童顔カワイイ系を極めるべく4周目を絶賛進行中。
前編では、その経験値と美容のプロ顔負けの知識について聞きましたが、後編では“後悔しない整形”をテーマに話を聞きました。
【インタビュー前編を読む】⇒<整形課金3000万円超のインフルエンサー女子に聞く「顔面ダルマ落としで20歳若返り」の顛末>
理想の顔に近づくための確実な方法

整形前のらびちゃん(本人提供)
「多いのは『理想の顔になるにはどうしたらいいですか?』『どこを整形したらいいですか?』ですね。これは、顔を見ないとわからないです。今の顔を見たうえで、理想の顔のどこがどう好きなのか説明してもらうと、どんな手術をしたらいいか見えてきます。
でも私は医師じゃないので診断はできません。だから『私だったら、この手術について調べてカウンセリングに行きます』というアドバイスをします」
まずは自分の理想の顔を見つける

そもそも、質問の前に自分の顔を客観視できていない人も多いそうです。
「まずは自分の顔を知って、そこから理想の顔を見つけないと。意外と知らない人が多いのですが、“顔タイプ診断”を受けることをオススメします。パーソナルカラー診断や骨格診断同じように専門家に見てもらえます。1回プロの診断を受けてから、整形のこと考えてもいいんじゃないかなって思います。自分の今の顔タイプを把握したうえで、なりたい系統の顔の人はこっちタイプだから、こっちに近づくには“目が丸いほうがいいな”とか、“切れ長のほうがいいな”と具体的な施術内容が見えてきます」
せっかくの美容整形、しかも限られた予算だからこそ、できれば費用対効果の高い整形を行いたいのは、誰もが抱く願望。らびちゃんが考えるコスパの良い整形とは、どんな整形ですか?
「プチ整形ではないところで紹介するなら、顎の筋肉や脂肪を削ぎ落とす手術です。“骨を切ってないのに、こんなに変わるんだ!”っていうくらい顔がすごい変わりました。金額は50万円くらい。両顎の骨切りは400万円したので、コスパの良さは断トツです。輪郭がシャープになって印象がすごく良くなりました。簡単な手術ではないけれど、骨切りに比べたら、ハードルは低く値段も抑えめで取り組みやすいです」
脂肪移植はお金がもったいない!?

逆に効果がなかった、あまりオススメしない整形は何ですか?
「体質によるんですけど、おでこ以外の箇所の脂肪移植。目の下のクマとか、ほうれい線とかに脂肪移植したのですが、定着せずにすぐに流れちゃいました。移植した脂肪が定着するかどうかは体質によるところが大きいようで、私の場合は、おでこは良かったのですが、その他の部位はまったく効果が感じられませんでした」
脂肪移植とは、人によってはお尻やお腹の脂肪を、おでこ、目の下のクマ、ほうれい線などに注入する手術。胸に移植する人や変わったところで手の甲にいれることもあります。
「こうしたシワなどに注入するものといえば、ヒアルロン酸やボトックスも効果はあります。シワ対策にヒアルロン酸を打つ人が多いですが、手軽な反面、時間が経ってヒアルロン酸が抜けたときに、皮膚が伸びてブヨブヨになるリスクがあるので、あくまで整形の補助的なスタンスで使うのがいいのかなと思います」
なお注入は、定期的に続けなければ効果がなくなりますが、それに比べて、脂肪移植はうまく定着すれば、長期に渡って効果があるといいます。
美容クリニックを見極める5つのポイント
では、実際に整形に興味を持ったら、どんなふうに美容クリニックを選んだらいいのでしょうか。後悔しないためのクリニックや医師の選び方をお聞きしました。
「失敗しないための美容クリニックについては、『行ってはいけない!美容クリニックの特徴8選』という動画で詳しく解説していますが、ピックアップしてお伝えしますね」ということで、以下にポイントをまとめました。
【美容クリニック選びの5つのポイント】
●他院の修正対応が可能か
失敗してしまった手術の修正というのは、技術と経験がなければできません。
●JSAPS会員かどうか
JSAPSとは日本形成外科学会の専門医の認定書をもつ有志医師により正会員が構成されている学会で、日本で国際美容外科学会(ISAPS)に認められた唯一の学会です。
●カウンセリングのときの直感や違和感を信じる
待たせても謝らないとか高圧的な態度の医師は、トラブルになったときに確実に嫌な思いをします。
●値段の安さで決めない
自分の技術に自信があったら値段は取りたくないですか? 韓国は全体的に価格が安いですが、日本の医師は高い技術を持つ人ほど、価格は高めです。
●良いレビューを鵜呑みにしない
良い口コミにも要注意!今はステマもあるので、良いレビューだからといって、信じ込むのは危険です。
値段の安いクリニックに頼むのは危険

この5つのポイントの中で、とくに注意したいのは“値段の安いクリニック”だそうです。
「たまに“二重専門”とか、謎の専門医を名乗っている激安クリニックあるんですけど、“それしかできないのでは?”という疑問が浮かびます。たとえば、ネイルサロンでも激安な代わりに数種類のパターンしかできないサロンがあります。お値ごろではありますが、特別な要望に一切対応できません。それならキャリアや技術がなくても、スクール卒業してすぐ働けますよね。それと同じで、安すぎるクリニックは、ちょっとギャンブル感があるかなと思います」
続いてカウンセリングのコツも聞きました。どんな手術をしてほしいのか、カウンセリングのときに、どういうふうに言ったらいいのでしょうか。
「なりたいデザインを伝えるのは当然ですが、あえて、なりたくないデザインもしっかり伝えることが大事です。たとえば鼻のアップノーズ(鼻先が上を向いている状態)、今はちょっと上向いてる鼻が流行ってるんですけど、どれくらいアップノーズが好みかっていう “ここまで豚鼻は嫌”などの加減を医師としっかり話し合いましょう」
不意のリスクも考え「予算は余裕を持って」

(写真左)3周目、両顎手術をしてかなり顔を短くした。鼻は5mmのプロテーゼを入れて白人ハーフ顔になりたかった。(写真右)4周目、鼻は3mm以下のプロテーゼに変えて、タレ目に。顎の肉も削ぎ落として今までで一番童顔ナチュラル系になった
続いて気になるのは、予算の決め方。らびちゃんは「前述したように、値段では決めないことです」と強調します。
「日本の場合、上手な先生は安いクリニックにはいません。あとは感染とか失敗して再手術とか、それで仕事復帰が遅れるとかで余計な出費が増える可能性もあるので、ローンを組まないほうがいいと言います。なにが起こるか本当にわからないのが整形手術です」
不意の出費のリスクも考えて、ギリギリではなく余裕を持った予算を考えたほうがいいようです。
整形費用はどうやって稼ぐ?

鼻整形後ダウンタイム中のらびちゃん
「最初は水商売をしてました。その後、個人事業主としていくつかのお仕事をしていまして、共同出資で飲食店経営もしたことがあります。コロナ禍でつぶれてしまいましたが……。ここ数年、整形費用に関しては資産運用で捻出しています。資産運用とは株、スワップ金利とか。今取り組み中なのは、不動産投資ですね。ひとつではなくて、複数の運用方法を組み合わせて利益を得ています」
ちなみに、らびちゃんは投資以外にも、共同出資で、飲食店を経営したり、副業としてハイブランドのバイヤーもしていたそうです。ある程度の資金があれば、誰でもチャレンジできる副業や投資がいくつかあり、「まったくの初心者でも資産運用は可能」といいます。
詐欺で5000万円を失ったことも

「とはいえ、“絶対に儲かる”というような美味しい話はありません! 私は過去に粗悪なFX投資詐欺被害にあって3000万円を、さらに時計詐欺でも2000万円を失いました。はじめる前に情報収集したり勉強したりする必要はあると思います」
いずれにしても怪しい儲け話や投資話には乗らないこと。骨手術など何百万円もかかる整形もありますが、プチ整形などは数万円からのできる安価なものもあります。予算にあわせて美容費を使うことが大切です。学生や主婦ならパート・アルバイト、社会人ならボーナスをコツコツ貯めるところからはじめましょう。
最後に、ちょっとしてみたいという初心者にオススメの効果的な整形と、してはいけない整形を教えていただきました。
「悩みにもよりますが、おでこを丸くする整形っていうのは女性らしさが出るし、若返り効果があります。前述した脂肪移植でもできますし、手術に抵抗がある人なら、維持させるのにコストがかかりますが、お手軽なヒアルロン酸などで作ることもできます」
初心者が気をつけたほうがいい整形は?
それ以外に、注入で簡単にできるプチ整形にヒアルロン酸による涙袋形成があります。
「私には合ってなかったのですが、ヒアルロン酸の涙袋形成は合う人がうまく入れる分には、すごくいいと思います。笑顔が可愛くなるし、あとは今流行りの童顔にもなります。私の場合、いわゆる“奥目”で眼球が奥に引っ込んでるんですよ。なので、ヒアルロンを涙袋入れ入れちゃうと、余計に奥に引っ込んで見えちゃうんですよね。だだ、ヒアルロン酸のデメリットは効果が持続しないこと。早いと半年から1年、長くても2年で体内に吸収されてしまうので、持続させたいなら注入をし続ける必要があります」
逆に初心者は気をつけたほうがいい整形はなんでしょうか。
「目の整形ですね。目というのは流行があり、その時々で変わってくるのです。とくに若い頃の理想の目というのは、今の流行りとはまったく違います。なので、まずは自分の顔を分析して、“どんな目が合うのか、どんな目になりたいのか”をしっかり確認したほうがいいですね。戻せる埋没法ならともかく、安易に切っちゃダメです」
流行ではなく、自分にとって良い顔が一番!

アラフォーでありがちなのは、若い頃に流行ったメイクをそのまま続けているため、時代に沿わないメイクになってしまっているケース。同じことが目や鼻の形にも言えるため、自分の思い込みで手術をすると、時代遅れになり老けて見える失敗もあるそうです。
「とはいえ、流行だけがすべてではありません。自分にとって良いと思える顔が一番です。今の時代って、いろんなキレイ、カワイイがあります。どんな顔になっても『前のほうが良かった』と言ってくるアンチは絶対にいるんですよ。そこに傷つかずに、“私はもうこの系統の顔が好きだから!”と思えるくらいじゃないと、整形しないほうが逆にいいと思います。ブレない好みを見つけてから整形しましょう!」
と力強いメッセージをいただきました。いまや多様性が尊重される時代です。コンプレックスに悩むくらいなら、思い切って顔を変えてしまう。それが、これからの生き方なのかもしれません。
<取材・文/山本ゆりえ 撮影/星亘(扶桑社)>
【らびちゃん】
20年ほどかけて骨からフル整形4周3000万円以上課金したアラフォー女子。何回も整形失敗もして再手術も複数回実施。実際に手術を受けた側の経験者だからこそ分かる、美容整形に関する情報を発信中。整形や稼ぎ方など人生を充実させたい女性のためのオンラインサロンをオープン。
●YouTube「整形らびちゃんYouTube」
●Twitter:@lisblanc_15
● Instagram:@rabichannn
●Blog「整形・美容・資産運用blog」
●オンラインサロン「整形Rabichanオンラインサロン」
山本ゆりえ
ライター。主な得意分野は不動産投資。海と山と酒が好き
(エディタ(Editor):dutyadmin)

