1月末、回転寿司大手チェーン『スシロー』で少年が洗浄済みの湯のみをわざわざなめて元に戻したり、レーンを回っているお寿司に指で唾液を塗ったりする動画が炎上して世間を賑わしましたよね。
不快なニュースに気分を害した人が多いと思いますが、なかにはあの動画が引き金になり彼氏との関係にヒビが入ってしまった女性もいるようです。
今回はそんなエピソードをご紹介しましょう。
10歳年下の横浜流星似の彼氏と仲が良かったが…
高嶋佳代さん(仮名・37歳・会社員)は、昨年末にマッチングアプリでJくん(27歳・飲食店勤務)と知り合い、お付き合いが始まりました。
「同世代の男性ともなかなかマッチングしないなか、Jくんみたいな若くて横浜流星似の可愛い子がなぜ私と?と最初はちょっと怖かったのですが、生粋の年上好きだと知って安心しました(笑)」
彼氏とは話題や趣味が合わない部分は多々ありましたが、最初は気にならなかったそう。
「例えばお笑いでいうとJくんはジェラードンが好きで、YouTubeチャンネルが面白いから見てよとすすめてくるのですが、ちょっと私は乗れなくて。でもJくんが楽しそうにしていると私も楽しいから別に問題ないなと思っていたんですよ」
そのようにお互いの好みを認めつつ、仲良く付き合っていましたが、ある日佳代さんに引っかかる出来事がありました。
YouTube、TikTokのイタズラ動画を見せられたけれど
「Jくんが『これ笑えるから見てよ』と、駅のエスカレーターの手すりの内側を男性がスベり降りている動画や、チェーン店の店員さんを捕まえて、やたらと料理を褒めて足止めするような動画を見せられて、私思わず黙っちゃったんですよね」
彼はそんなYouTubeやTikTokにアップされているイタズラ動画が好きで、無邪気に笑って楽しんでいるようでしたが…。
「私にはこんなのイタズラなんて生っちょろいものではなく、ただの迷惑行為にしか見えなくて。とにかくJくんには、エスカレーターの乗ってはいけない部分をスベって自慢げにアップしているような人達の思惑通りに面白がったりしないで、これはいけない事だと認識して欲しかったんです」

なるべくその思いを丁寧に伝えて「このチェーン店の店員さんのやつだって迷惑行為だって分かるよね?自分の動画をバズらせたいからって、悪ふざけに付き合わせて仕事を邪魔しているし」と説明を続けようとしまいましたが、Jくんはあまり真剣には聞いてくれませんでした。
「『佳代さんて洒落(しゃれ)が通じない人なんだね、ノリ悪すぎ』と笑われて、はぁ?と思ったのですが、すぐJくんに『このYouTuberは、別に店員さんにマイナスなことは一切言っていないし迷惑なんてかけてないでしょ。ていうか褒めているんだから、むしろ喜んでいると思う』と言い返されたんですよ」
そして「そんな風に感じるのって、佳代さんがチェーン店の料理なんてあえて褒める程じゃない美味しくないものだと見下しているからじゃない?」とまくしたてられ「確かに私の偏見もあるのかもしれない」と佳代さんは考え込んでしまったそう。
スシローペロペロ少年きっかけで彼がブチギレ
「釈然(しゃくぜん)としませんでしたが、Jくんが『仕方ないな、佳代さんの好きなカルボナーラ作ってあげる』と和解する空気を作ってきてくれたので“年も離れているし、感覚も違うし仕方がないのかな”と思い、結局それ以上なにも言わずその日はそのまま仲直りしたんです」
そしてしばらく時は経ち、例のスシローペロペロ少年の動画がニュースなどに取り上げられて世間がザワつきだした頃です。
「一緒にニュースを見ている時に、つい『もしかしてJくんもこのペロペロ少年のやっていること、面白いと思うの?』と聞いたら、いきなりブチ切れられて『はぁ?こんなのイタズラじゃなくて犯罪だろ!なんで一緒にするんだよ』とスゴい剣幕(けんまく)で怒鳴られて…怖かったですね」
正直佳代さんには、彼が面白がっているイタズラ動画もスシローペロペロ少年の動画も根本は一緒に思えて、なんでそんなに怒っているのか意味が分かりませんでした。
「確かにペロペロ少年の方が言い訳のできない酷い行為をもろにしていて一線を超えているし、Jくんの好きなイタズラ動画より過激だとは思いますが、バズりたい一心で周りの人の迷惑を考えず行動している面は一緒だし、どうしてもその考えを曲げることができなくて、そのままJくんと口論になってしまいました」
破局したのは仕方ないけど、年下男子が怖くなった
彼自身が迷惑行為をしているわけではありませんが、どうしても佳代さんは引くことができなかったそう。
「結局歩み寄ることはできぬまま、Jくんに『ホント洒落(しゃれ)が通じないってキツいわ。境界線ギリギリの笑いが分からないとかマジ可哀想だし、もう一緒にいる意味ない』と別れ話切り出されて、私達の関係は終わったんです。
笑いのツボが違うとかなら、感覚は人それぞれだしと尊重することができますが、ちょっとJくんの件は感覚の違いでは済ませられない根深いものを感じて…別れるのは仕方ないなと思いました」
そして“洒落が通じない”や“ノリが悪い”と、まるで佳代さんの方が悪いかのように言われ頭から否定されたことが、後からボディブローのように効いてきてショックでした。
「Jくんに特に未練はないですが、ちょっと年下男子が怖くなってしまいました。もちろん年齢は関係なく合わない人はいるってことは分かってはいるのですが…」とため息をつく佳代さんなのでした。
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<文・イラスト/鈴木詩子>
(エディタ(Editor):dutyadmin)
