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アパレルショップで働く85歳の女性、毎日ごきげんに暮らすコツって | ビューティーガール

時刻(time):2023-01-23 08:36源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
ごく普通のおばあさんが、79歳にしてアパレル会社のスタッフに。小畑滋子さんが綴るのは、いくつになっても起こりうる小さな奇跡の積み重ね。『 85歳、「好きなこと」を続けるごきげん暮らし 』(大和書房)は、現在85歳の小畑さんの「お気に入り」が詰まった1冊です。 小畑滋子さん(写真は本書より抜粋、以下同じ)(写真:濱津和貴) 昭和12年、太平洋戦争の渦中

 ごく普通のおばあさんが、79歳にしてアパレル会社のスタッフに。小畑滋子さんが綴るのは、いくつになっても起こりうる小さな奇跡の積み重ね。『85歳、「好きなこと」を続けるごきげん暮らし』(大和書房)は、現在85歳の小畑さんの「お気に入り」が詰まった1冊です。

小畑滋子さん。(写真は本書より抜粋、以下同じ)(写真:濱津和貴)

小畑滋子さん(写真は本書より抜粋、以下同じ)(写真:濱津和貴)

 昭和12年、太平洋戦争の渦中に生まれた小畑さん。少女時代に戦争が終わり、やがて洋裁学校に通うようになります。20代で5歳年上のご主人と結婚、50年以上連れ添って、79歳でご主人を亡くしました。空洞となった心に飛び込んできたのが、『Call』の求人広告。

『Call』とはファッションブランド『ミナ ペルホネン』が運営するショップです。そこに書かれていたのは、「年齢は問いません。人生経験豊富な方、心が健康で100歳!大歓迎です」。失礼ながら、いくら100歳OKと書かれていても、躊躇してしまう方が大半だと思うのです。しかし小畑さんは違いました。生まれてはじめて履歴書を書き、面接を突破し、見事採用されたのです。

 子供の頃からおしゃれが大好き、洋裁学校に通った経験もプラスされ、まさに人生経験が実を結んだ結果でした。






週に2回、アパレルショップで働く


週に2回、アパレルショップで働く
『Call』で働きはじめて早6年。出勤は週に2回で、主に接客を担当しています。フロアに立つ小畑さんのファッションが颯爽としていて、思わず真似したくなってしまうほど。「お客さまにも、ほんの少しでも新しい世界を見せて差し上げたい」と小畑さんが言うように、まさに小畑さんご自身が、日々新しい世界を楽しんでいるようなのです。

 小畑さんの「おしゃれに見せるコツ」は6つ。本書からまとめると、①シンプルイズベスト。②体形をきれいに見せてくれるものを選ぶ。③必ず試着をしてから買う。④全体の色数を抑える。⑤アクセサリーはユニセックスなデザインが多め。⑥着こなしに工夫する

 流行にはあえてのらず、オーソドックスなデザインでそろえますが、自然素材を中心に、質にはこだわるそうです。着心地がいいと姿勢も良くなるのか、小畑さんの立ち居振る舞いはとても凛としています。体に合う素材や形を吟味することで、仕草や動作まで変わってくるのでしょう。シンプルでオーソドックスなファッションだからこそ、ほんの少し着くずすだけで意外性が生まれるのかもしれません。

 グレイのボブヘアにパンツスタイル、時にはワンピース、どれも目を見張るくらい素敵で、おしゃれに年齢制限はないとおしえてくれます。






日々の暮らし方


日々の暮らし方

(写真:濱津和貴)

 85歳、現在はひとり暮らしの小畑さん。「ものは少なく暮らす」が、心地よい暮らしの最大のコツだと言います。「いただきものは使わない」というのもおもしろいルールです。家は自分の好きなものだけを置きたいので、頂きものは誰かに差し上げるのだそうです。潔い考え方ですが、使わずに保管しておくだけ、というのもものに対して失礼かもしれません。

 その代わり、愛する人たちとの思い出は惜しげなく飾ります。ご主人が作った干支の焼きもの、洋裁学校時代の恩師が描いた絵、ご自身の作品である織物も、センスよくレイアウトされているのです。













元気でいるために、心がけていること


 朝食兼昼食は決まったものを、ワンプレートにまとめています。ゆで野菜と手作りピクルス、はちみつをかけたヨーグルト、サバ缶、パンを1枚に紅茶を添えて。食器はロイヤルコペンハーゲンです。

元気でいるために、心がけていること

(写真:濱津和貴)

 ファッション同様、身の回りの小物、食器にいたるまで、小畑さんのこだわりは尽きることがありません。無駄をはぶき、ご自身の五感と心が満足するものだけに囲まれているのです。ひとつひとつは高価だとしても、愛着を持って長く使いこなせば、ものとしての価値もグッと上がりますし、人生の質も上ります。なによりも、日々が小さな幸せに満ち溢れているので、それがそのまま心身の健康につながっているのではないでしょうか。






健康のために歩く


『85歳、「好きなこと」を続けるごきげん暮らし』
「何より着ることが好きなので、足腰を鍛える」。若い頃から体重も体型も変わらなかった小畑さんですが、4~5年前からお腹の締まりがなくなってしまったのだとか。そのためにスクワットを開始。さらに1日1回は外に出て歩いています。

「今の私、毎日、ごきげんです」と小畑さん。息子さんがふたりいますが、「いい意味で、人に期待しない」といいます。自分の生活を自分で好きに整える、マイペースに好きなものを食べる、週に2日は外で働く。本書には、人生の集大成としての、憧れが詰まっています。当然、人生の荒波を乗り越えたからこそ、たどりつき、作り上げた暮らしです。

 歳を重ねたらかくありたい、そんなお手本となる1冊です。

<文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx




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