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“中身は3歳児”の高齢母と旅行へ、目を離したら「ガシャーーーン」って何事?! | ビューテ

時刻(time):2022-12-03 08:37源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
旅先では、何かとハプニングが起こりがちです。でも、想像もしなかったことが起こると、慌ててしまいますよね。 今回お話を聞いた、上原みゆきさん(45歳・主婦)も、旅先での思わぬハプニングに冷や汗をかいたひとりです。 旅の始まりにいきなりハプニング 写真はイメージです。(以下同じ) 「母と秋の箱根へ行くことにしました。わたしは運転があまり得意ではな

 旅先では、何かとハプニングが起こりがちです。でも、想像もしなかったことが起こると、慌ててしまいますよね。

 今回お話を聞いた、上原みゆきさん(45歳・主婦)も、旅先での思わぬハプニングに冷や汗をかいたひとりです。





旅の始まりにいきなりハプニング


旅の始まりにいきなりハプニン

写真はイメージです。(以下同じ)

「母と秋の箱根へ行くことにしました。わたしは運転があまり得意ではないですが、高齢の母に歩かせるのは大変だろうと思い、運転を頑張って車でいこうと決心。思えば母娘で旅行なんて初めて、と箱根の山道ドライブにドキドキ半分、ウキウキ半分で、無事箱根に到着しました」

 慣れない運転でしたが、箱根のホテルに無事到着。ほっとしてチェックインをしている最中にコトが起こりました。

「ホテルでは、チェックインのついでに観光スポットなどについて聞きたかったので、母には休んでいてもらおうと、ロビーの椅子に座っていてと伝えてチェックインをしていました。すると、後ろの方で『ガシャーーン!!!』という大きな音が。どうしたのかな?と思いつつも、チェックインの手続きを進めていると、ホテルのスタッフが数人、血相を変えて走っていきました。」

 ホテルのロビーには、小さなお土産コーナーがあったので、そこで何かが倒れたのかな、と思っていたみゆきさん。ホテルのフロントでチェックインをしていたみゆきさんは、お土産コーナーに背を向けていたのですが、ただごとではない雰囲気に後ろを振り向きました。






騒動の張本人は、まさかの母親


 すると、そこには信じられない光景が広がっていたのです。

騒動の張本人は、まさかの母親
「振り向くと、ロビーの椅子に座っているはずの母がいないんです。そして、スタッフが駆け付けた先には、お土産コーナーでペタンとへたりこんだ母の姿が。驚いてダッシュで母のもとに駆け付けました」

 座り込む母の隣には、お土産のキーホルダーを陳列する大きなキーホルダースタンドが倒れていました。大きな音は、このスタンドが倒れた音のようでした。

 母本人は「何が起こったかわからない」と言っていましたが、みゆきさんは母の行動が想像できてしまったそうです。












これから観光という時に足をひねる


これから観光という時に足をひねる
「母は、興味があるものを見つけると、ふらふらと吸い寄せられてしまうんです。ロビー内のお土産コーナーは、3段ほどの階段を下りたところにありました。わたしが想像するに、母はお土産が目に入り、お土産コーナーに段差があるのが分からず、足元を見ずにそのまま歩いてしまったのではないかと思います。それで階段から落ちそうになって、とっさに目の前にあるキーホルダースタンドに手をかけ、スタンドが倒れてしまったのだと思います」

 幸い、大きなケガはなかったようですが、少し足をくじいたようで、足に切り傷、足首に腫れがあったそう。病院に行くほどではなさそうでしたが、少し足を引きずっている状態だったそうです。

「もともと、おっちょこちょいの母なんです。やっと箱根について、これから観光というときにやらかして、本当にトホホな気分でした。幸い大きなケガではなかったですが、少し時間が経つと足首がパンパンに腫れてビックリ。箱根に着いて最初に行ったのは、ドラッグストアです。湿布とテープを購入して、母の足に湿布を貼るのが最初の仕事でした(苦笑)」






母に気を取られ、観光どころではなく…


 足は多少痛いけれど歩けるというので、できるだけ無理のないコースで観光することにしためぐみさん。車で来たので負担がなく、それは不幸中の幸いだったそう。

母に気を取られ、旅どころではなく…
 腫れた足を気遣って、駐車場からほとんど歩かずにすむ大涌谷や、芦ノ湖で観光船に乗ったりと、歩くのに負担にならない観光をしました。それでも最初のインパクトが大きすぎて、みゆきさんは母がまた何かやらかすのでは?と気が気ではなかったそうです。

「あのホテルのロビーでさえ転ぶのだから、目を離してはいけないと思い、ずっと警戒していました。興味がある場所では身を乗り出すので、硫黄が湧き出る大涌谷でも、覗きこんで落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしました。階段がある場所はすべて『足元に気を付けて!』と言い、お土産屋さんでトイレに行くときも『絶対にここを動かないでね!』と念押ししていました」












息子よりも手がかかる母、中身は“三歳児”


 気になるものに突進してしまう癖のある母を見ていて、みゆきさんはふと、自分の子どもよりも手がかかる、と気づいてしまったそうです。

息子よりも手がかかる母、中身は“三歳児”
「自分の息子は怖がりだったので、小さい頃でもわたしから離れることはなく、危ないこともしなかったので安心でした。どちらかというと、いまの母のほうが3歳児みたいで、危なっかしいです。やんちゃな子を育てているママさんは大変そうだな、と当時思っていましたが、今になってその気持ちが分かります(苦笑)」

 無事に帰宅して、母の家に送り届けたあとは、気が抜けてグッタリでしが、母は喜んでくれたので、よい親孝行ができたけれど、いろいろ思うところがあるというみゆきさん。






高齢になると、精神年齢が幼くなる傾向に…


「昔からおっちょこちょいな性格の母でしたが、高齢になって、さらに不注意が増した気がします。やはり、年齢には勝てないのかなと思います。こちらも接し方を変えないといけないな、と思いました」

 高齢になると、どんどん幼くなっていくと言われていますが、みゆきさんの母も例外ではなかったようです。高齢化していく親との関わり方を考える良いきっかけだったかもしれませんね。

―シリーズ「レジャー・アウトドアでゲンナリした話」―

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<文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako




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