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副業のハンドメイド作家ってどれくらい稼げるの?リアルを聞くと意外な苦労が | ビューテ

時刻(time):2022-11-27 15:34源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
値上げラッシュや年金問題など、お金にまつわる不安は尽きませんよね。そんな問題の解消のために副業を検討する人も多いのではないでしょうか? ※画像はイメージです スキマ時間に自由に行うことができ、資格も不要な副業の1つにハンドメイド作品の販売があります。自分の技術やセンスを生かすことができ、趣味の延長でできるので、始めやすい人も多いはず。 で

値上げラッシュや年金問題など、お金にまつわる不安は尽きませんよね。そんな問題の解消のために副業を検討する人も多いのではないでしょうか?

貯金箱

※画像はイメージです

スキマ時間に自由に行うことができ、資格も不要な副業の1つにハンドメイド作品の販売があります。自分の技術やセンスを生かすことができ、趣味の延長でできるので、始めやすい人も多いはず。

でも実際、どれくらい利益を得られるのでしょう?どこで販売すればいい?トラブルを避けるためには?気になることすべてを、現役のハンドメイド作家にたずねました!





作家活動を始めたきっかけ


ハンドメイド
今回話を聞いた杏(あんず)さんは東京都在住の30代会社員。夫と二人で暮らしています。

子供の頃から自分のアイデアを形にすることが好きで、既製品の服にミシンでフリルを縫い付けるなど、裁縫も得意でした。あるとき、趣味で作っていたモルモット用の寝袋を友人にプレゼントしたところ、とても喜んでもらえたといいます。「人のために作るのっていいな」と思い、8年前から作家活動が始まりました。現在ではモルモット用の寝袋やマットなど布製品を中心に販売しています。

販売はハンドメイド作品に特化した販売サイトや、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)での直接のやり取りといったインターネットを使用する方法のほか、直販や委託可能なイベントなどでも販売しています。

「あとは作品の性質もあって、ペットショップで委託販売をしています。私の作品を知らない人にも、偶然で手に取ってもらえるのが利点です」

手に取ってもらうための工夫の1つに、「需要のある場所で販売する」ということもありそうです。






気になる利益は?


ハンドメイド
趣味からは始まっているとはいえ、やっぱり利益が気になるところ。利益が出なければ次の製作の材料費も得られません。

「月平均で3、4万円くらい。年に2、3回イベントに出ていて、そのときは10万円いくかどうか、くらいですね」

会社員のお給料に加え、それだけのお金があれば、ハンドメイド作家になる価値はありそう!? そう思ってしまいますが、これはあくまでも売上の話。

「経費はイベントのない月であれば3万5千円くらい。主に布代です。イベントに参加すれば設営費、遠征の場合は旅費もかかるので、5万円くらいです。つまり売上が出ても経費に持ってかれます(笑)」

仮にイベントのない月は4万円、イベントのある月は10万円の売上があったとします。イベントに年3回出たとすると、年間66万円の売上になります。しかし、そのうち経費が46万5千円ほど。年に19万5千円の利益でもやる価値はある……?

「製作のために、睡眠時間を削っています。食事が終わったら寝るまでひたすら作業。ただしミシンは音がうるさいので、夜にはあまり作業ができません。そうなると、ミシンの作業は休みの日の昼間が中心になります」

と、かなりのプライベートの時間を充てていることがわかります。好きでないと作家活動を続けるのは難しいかもしれません。














モチベーションを保つために欠かせないのはあのツール


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そうなると、大切なのがモチベーションの維持。疲れていたり、やる気が起きなかったりしたときは、どうしているのでしょう?

「Twitterで屋号を検索して、私の作品が使用されている写真を見つけてやる気を出します。最近はスペース(リアルタイムで会話をできるTwitterの機能)で、作家仲間やフォロワーさんと話をしながら作業をしています。そうすると、いつの間にか出来上がっていたりするんです」

作家仲間とは情報交換をしたり、互いの作品を紹介しあったり、周囲にトラブルが起こったときは注意喚起を促したりと、作家活動をする上でとても大切な存在。楽しく活動を続けるために、頼れる仲間を見つけることも大切だと言います。

ちなみに作家仲間との出会いもほとんどはSNSなんだとか。作家活動にSNSは欠かせないツールなんですね。





トラブルを避けることも重要


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モチベーションの維持以外にも、楽しく作家活動をするために、さまざまなことに注意を払う必要があります。杏さんが特に意識しているのが著作権です。

経費の多くを占める布のほとんどは、あるインターネットサイトで購入しています。なぜならば、そのサイトで購入した生地は商用利用可能だからです。商用利用とは営利目的で利用すること。例えば商用利用不可のデザインの生地でバッグを作ったとします。それを個人で使用している分には問題ありませんが、フリマアプリなどで販売をすると著作権を侵害してしまうことに。

バッグでいえば布だけでなく、形が著作権を侵害することも。雑誌などに付いている型紙にも著作権があり、同様にそれを使用して販売をすると問題になってしまいます。

「ハンドメイド作品の販売は趣味の延長線上にあることが多いだけに、権利意識が低い方が多い印象です。トラブルを避けて楽しく活動を続けるためにも大切なことです」

訴訟に発展するケースもあることから、細心の注意を払っているといいます。ほかにも会社に副業申請を提出したり、確定申告をしたりと、トラブルを避けるためにきっちりとルールを守っていると言います。会社での仕事とは異なり、作家活動は自分の意志のみで行うもの。己を律する心もまた必要です。











楽しむことが継続への道につながる


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作家活動には大変なことがたくさんあるということがわかりました。でも杏さんは終始楽しそうに話してくれます。筆者が「楽しいですか?」と尋ねてみたところ、「めっちゃ楽しいですね」と笑顔で答えてくれました。イベント前の徹夜作業のことすら、明るい声で話をしてくれます。

「SNSに投稿されたモルモットの日常写真の中に、さりげなく自分の作品が映り込んでいることがあります。日常生活に溶け込んでいるのがうれしいですね」

お情けでの購入でなく、本当に必要で使ってもらえることがうれしいと言います。やはり、作家活動を継続するためには、お金よりも何よりも、楽しむことが一番のようです。

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まとめると……

・かけている時間の割にはあまり利益にならない
・販売、モチベーション維持、作家仲間を見つけるなど、SNSをフル活用する
・トラブルを避けるためにも、他人の著作権を侵害しない
・何よりも楽しむこと!

ということになります。

これから作家活動を始める皆さんも、「楽しい」の気持ちを忘れずに挑戦してみてください。

<取材・文/増田洋子>
増田洋子
2匹のデグー、2匹のラットと暮らすライター。デグーオンリーイベント「デグーサロン」を運営。愛玩動物飼養管理士2級を取得。Twitter:@degutoichacora




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