モデルのぺこ&りゅうちぇるが、法律上の夫婦関係を解消しても育児のために同居する「新しい家族の形」を提案し、賛否両論が巻き起こった。彼らと同じように、新たな家庭像を模索する人が増えている現代。そこにある幸福と苦悩、現実に迫った――。
今回は本妻と内縁の妻が一軒家で同居する複数恋愛主義の男性に話を聞いてきた。いわゆる一夫多妻というものだが、その実情はどのようになっているのだろうか。
複数恋愛主義の夫が本妻&内縁妻2人と一軒家で育児
「愛を誓った数だけ、薬指につけているんです」
そう照れ笑いし、3つ重なった指輪を見せてくれたのは、都内の一軒家で事実上の「一夫多妻」生活をする夫・はるさん(35歳)。7年前に結婚した法律上の妻(40代前半)とその子供(6歳)に加え、内縁の妻・里子さん(仮名・27歳)、同じく千絵さん(仮名・28歳)の5人で暮らす。
ポリアモリーであることは結婚前から分かっていた
この形を選んだ経緯とは?
「内縁の妻たちとの同居を始めたのは2年前から。それまでは実家で育児をしていましたが、借りていた家の取り壊しを機に出ることになった。2人とも夫婦だけで育てるのは負担が大きいと感じていたし、僕がポリアモリー(複数恋愛主義)であることは結婚前から了承を得ていたので、信頼できる2人との同居を夫婦で決めました」
両親の猛反対もあったが了承済み
![ルポ[新しい家族]の肖像](https://joshi-spa.jp/wp-content/uploads/2022/10/D-585x439.jpg)
当然、そこからすんなりとはいかない。内縁の妻となった里子さんは、はるさんの主義を理解し、5年ほど関係をもっていたが、親は猛反対。
「それでも好きな人と暮らしたい旨を伝え、最終的に納得してくれました」
もうひとりの千絵さんも「当初は両親に隠すべきか迷いましたが、正直に事情を伝えて了承を得ました」という。
一夫多妻なら育児を助け合える
![ルポ[新しい家族]の肖像](https://joshi-spa.jp/wp-content/uploads/2022/10/A-507x507.jpg)
一夫多妻の生活がスタートして約2年。内縁の妻2人は、生活費として毎月5万円を支払う。それ以外の生活費は、彼がすべて負担する。
「例えば、ひとりで頑張りすぎて育児ノイローゼになってしまう親もいる。この家では4人で交代しながら見るから、妻は逃げ場もあるし、ストレス発散も自由にできる。内縁の妻たちには感謝してます」
「我が子のように愛情を注いでる」
里子さんも「我が子のように愛情を注いでる」と語る。
「夫がいないときでも、子供と女性陣でディズニーランドにも行くほどの仲です。先日、子供が運動会でダンスするのを学校の外から見ていて、泣いちゃいそうになりましたね」
いずれは息子にも全てを正直に話す
5人の旅行写真も飾られている。息子は内縁の妻たちを「優しい同居人」と認識してるようだが、いずれはすべてを正直に話すつもりだという。
「今の生活は完全に親のエゴを子供に押しつけてますから、批判があるのも十分わかってます。息子には『お父さんはこういう生き方しかできなかったんだ』と話すつもりです。生活に支障が出るなら学校にも事情は話すかもしれません」
今後についてはどう考えているのだろうか。
「いずれ田舎に大きな家を買って、今のような形で暮らしていきたいねと話しています。もちろん、ほかの妻との間に子供ができれば一緒に育てる。今となっては我が家のカナメは子供。彼の意見も尊重しつつ、家族の在り方を模索したいですね」
<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/岡戸雅樹 長谷英人>
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