
日本全国に約1,050店舗展開する大手スニーカー・シューズ販売チェーン「ABCマート」。東京都内だけでも約140店舗を数えるが、じつは五反田店だけ“23区内で最も安い靴”が並んでいることをご存知だろうか。
抜群のアクセス

五反田店の正式名称は「アウトレット五反田TOC店」。約50年の歴史がある商業施設「TOCビル」1Fにテナント入居している店舗で、23区内では唯一のアウトレット店。つまりシーズン中に売り切れなかった商品がここに集まり、割引価格で販売されている。
駅からはシャトルバスが随時出ているので、この日もそれに乗って多くの客がビルを訪れていた。
ガチで安い...

店頭では「都内で唯一のアウトレット」という文字がある。店内にはメンズスニーカー、シューズをメインに、レディース、キッズ商品が所狭しと並んでいる。「半額以下」「総額10,000円以上お買い上げで1,000円OFF」と他店では見られない、割引に関するPOPが店内至る所に貼られており活気がある。
例えば、定価9,900円のNIKE BLAZER LOW'77(SUEDE)は5,490円と定価の約半額。VANSなど1,000円台の商品も(価格は取材時点のもの)。ワンシーズン前リリースと思われる商品も陳列されている。いつものABCマートとは違い、じっくり掘り出し物を探しながら買い物をする楽しみがここにはある。
「最終処分お買い得コーナー」に感激

特に記者が感激したのは、“サイズが合えば...”と書かれた「最終処分お買い得コーナー」。アウトレット店ではおなじみの光景である、「25cm」「26cm」「27cm」とサイズ別に各メーカーの一品モノが陳列されている棚で、小さいサイズから29cm、30cmというビッグサイズまで取り扱っている。

記者の靴のサイズは29cm。街のスニーカーショップでは「29cmの在庫があるスニーカーを教えてください」と、泣く泣くデザインやメーカーを問わないオーダーをするしかなかったが、ここにくればそのサイズが多彩に並んでいる。しかも安いのよ...。
悲しいニュースも

ぜひこの「アウトレット五反田TOC店」に足を運んで運命の一足を探して見てほしい...と記事を終わらせたいところだが、少々残念なニュースも。じつはこのTOCビル、2023年春に建て替えのため全施設解体が決定している。
地下は「五反田の九龍城」とも呼ばれる、迷路のような雑貨、アパレル、飲食店街があるが、すでにテナント退去しているスペースもあり、いずれこのABCマートも姿を消すことになるのだ。新ビルは2027年春の竣工予定。その時に、ぜひこの名物店も戻ってきてもらいたいものだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)