
全国各地を巡ってきた「鈴木敏夫とジブリ展」。いよいよ1日からは3年ぶりに東京で開催されます。
今まで以上にグレードアップしたという、その展覧会の中身とは...?
「鈴木敏夫とジブリ展」とは?

「鈴木敏夫とジブリ展」は、高畑勲・宮﨑駿両監督と共に、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫氏の「読んできた本」と「その時代背景」に注目。
本からどんな影響を受け、自身の思考術へとつなげていったのか、そしてどのように作り手と向き合い、編集者、プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのか...8,800冊の書籍や映画作品を通じて探っていく、という展覧会です。
少年時代〜ジブリでの仕事まで

入り口すぐにあるのは、ジブリ作品の名場面とセリフ。やっぱりこの作品はこのセリフか! とテンションが上ります。ラピュタはやっぱり「バルス!」。

その先に広がるのは、少年時代の鈴木プロデューサーがすごした四畳半の部屋、そしてたくさんの漫画たちです。「あんなにキレイじゃないですよ、もっと雑然と色々置いてあったんです」と笑っていましたが...この量は本当にすごい!

そのまま大学生、そして徳間書店時代を振り返る旅へ。

『風の谷のナウシカ』がアニメージュで連載され、その後に映画化、爆発的大ヒットを経て「スタジオジブリ」が誕生したのは有名な話ですが、どうしてアニメージュで連載したの? ジブリってどうして誕生したの? ...などを知ることができます。
トトロも!

大人気作、トトロもちらり。

『となりのトトロ』豆知識定番の、「サツキでもメイでもない女の子が載っている」で有名なポスターも展示されています。これ、2人を立たせようとすると構図的にうまく行かず、合体させたんだとか...!
ほかにも、鈴木プロデューサーが書いているタイトルロゴなど、ジブリファンでも「そうだったのか!」と驚くこと、改めて知ることがいっぱい。
本を読むカオナシが...

そんな「過去を振り返る」空間を超えると、底に広がるのは鈴木プロデューサーを作り上げた8,800冊もの本たちが並ぶ場所に。ここは本当に圧巻です...。

カオナシも読書中。

一部は、実際に手にとって読むことも可能。まるで図書館のような、でも家のような...不思議な空間です。
最後は「千と千尋の神隠し」の世界へ

本の世界を満喫したら、最後は怪しげな小道を通って『千と千尋の神隠し』の世界が広がる、グッズエリアへ。

湯婆婆と銭婆が人生&恋愛の悩みに助言をくれる「開運・恋愛おみくじ」や、

冷やし足湯“せんとうちひろ”、

さらには怪しげな屋台まで...。
ジブリがどうやってできたのか、どうやって作品を作ってきたのかを知った後は、ジブリが作った世界にどっぷり浸かることが出来るんです。
1日いても飽きない「鈴木敏夫とジブリ展」。時間にゆとりを持って訪れたほうが良さそうです。
【鈴木敏夫とジブリ展 東京展】
会期:2022年7月1日(金)〜9月7日(水)
開館時間:10:00~20:00 ※最終入場は19:30まで
会場:東京・天王洲 寺田倉庫B&C HALL/E HALL
©TS ©Studio Ghibli
(取材・文/fumumu編集部・たつきあつこ)