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50代で気づいた「人生を豊かにするヒント」もっと早く知りたかった! | ビューティーガール

時刻(time):2022-06-14 14:54源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
歳をとると若い頃にはわからなかったことがわかってきたりしますよね。若い頃に知っていれば、もっとラクに人生を生きられたのにと思うことも…。 そんな内容を綴ったエッセイ『 もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと 』の著書・一田憲子さんの言葉はビューティーガール読者世代が見ても共感するものばかり。 ムック『暮らしのおへそ』『大人に

歳をとると若い頃にはわからなかったことがわかってきたりしますよね。若い頃に知っていれば、もっとラクに人生を生きられたのにと思うことも…。
そんな内容を綴ったエッセイ『もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと』の著書・一田憲子さんの言葉はビューティーガール読者世代が見ても共感するものばかり。

ムック『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』などの企画や編集を手がけてきた編集者・ライターの一田憲子さんが贈る、これからの人生を豊かにするヒントをご紹介します。
(以下、エッセイ『もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと』より本文を抜粋)

お金は自分を自由にするためのもの。


もっと早く言ってよ。

一田憲子さん

今ぎりぎりの生活なのに、貯金をするなんてとても無理!と思っていませんか?

私もずっと稼いだ分だけ使うという生活を続けてきました。誰かにどんなに「いい器」と聞いても、雑誌でどんなに評判になっていても、自分で実際に料理を作って盛り付けて、口に当て、洗って、と使ってみないと「どういいか」はわからないよね。

演劇やバレエやコンサートなどもきっとそう。旅に出かけて、見たことがないものを見て、聞いて、感じてみたい……。ただし、本物の体験にはすべてお金がかかるんだよね。

つまり、お金って、自分を育てるためにあると思っていました。だから「使ってなんぼなんだよなあ」と、貯金ができない言い訳をしてきた気がします。

ある時、10歳ほど年下の仕事仲間がマンションを購入しました。しかも半分ぐらいは現金で支払い、残りはローンを組んだと聞いてびっくり!

都心のマンションだったら○千万円ぐらいで、その半分といったら○千万円で、と胸の中で勝手に計算してみたら……。「え~、そんなに貯金してたんだ!」とその事実を目の当たりにして、すごくショックだったんだよね。

「そうか……。そういえば、一緒に取材に行って、私がバンバン買い物をしても、彼女はお皿を1枚買うぐらいだったな」「そういえば、洋服も同じものを長く大事に着ていたよな」。同じような仕事に関わり、同じものを見て、一緒に過ごしてきたのに、「お金」に対する意識がこんなにも違っていたんだ、と思い知りました。「ああ、堅実な彼女に比べて、なんて私は計画性なく、湯水のようにお金を使っちゃっていたんだろう……」と後悔したけれど、後の祭りです。

そこから少しずつ、「ちゃんと考えなくちゃ」と思うようになりました。あのね、今やっとわかったことがあります。それが、どんなに稼ぎが少なくても、限られた収入の中でも、貯金ってちゃんとできるものなんだ、ってこと。それは自分でやってみて、やっと「そうか!」とわかることなんだよね。






貯金のコツは天引きにすること!


「お金は、あなたを自由にしてくれるものだよ」と教えてくれたのは、ずっと年上の先輩でした。収入がなくても数か月は生きていけるお金があれば、もし病気になっても、なんらかの理由で仕事ができなくなっても、アタフタせずにすみます。

貯金のコツは、ちょっと無理かな?と思っても決まった額を最初に収入からさっぴいてしまうこと!

つまり給料から毎月天引きにすること。「残ったら貯金しよう」では、絶対に無理です。私は、恥ずかしながら40歳になって初めて、積立定期預金なるものを始めました。

スタートが遅かったこともあり、かなり思い切った金額設定をしたので、生活費が足りなくなったらどうしようとドキドキ。でも、ドタバタ生活していると、月日ってあっという間にたつんだよね。

ハッと気づいたら、銀行口座からお金が引き落とされていて、「あ、そうだった!」と思い出すぐらい。「あれ? 今月残高こんなに少なかったっけ?」とびっくりすることもあるけれど、それならそれで、いつもは「ま、いいか」と買ってしまっていた虎屋の高級羊羹をスーパーの羊羹に切り替えたり、気に入った洋服に出合っても「う~ん、またにしよう」と衝動買いをしないですんだり。

そうこうしていると、積立定期預金の口座にお金が貯まっているではないですか!これにはびっくり!何度も残高の数字を見ながらニマニマしてしまいました。ちゃんと毎月引き落としにして、ちゃんと積み立てれば、貯金ってできるものなんだね~。

そして、貯金が増えれば増えるほど「貯める楽しみ」に目覚めていきます。人生後半になって、こんなことに気づくなんて、遅すぎたよなあ~。もっと早くから少額でいいから、コツコツ続けていれば今頃……と後悔しきりです。正直に告白すれば、フリーライターは収入が不安定だから、天引き後の残高が足りなくなったこともあります。

でも、最近ではネットバンキングが主流で、出し入れ自由という定期預金ならネット上で操作して、10万円だけ解約……みたいなことが可能。あまりガチガチに決め込みすぎず、「まずはやってみる」のが大事なんじゃないかなあ。

私は今、次なるステップ「投資」に挑戦してみたいなあと考えている最中。お金に関連することって、行動を起こす最初の一歩にエネルギーがいるんだよね。でも、やってみないとわからない!

小さな金額なら失敗したって大丈夫。自分の苦い経験上、若い頃から、お金の経験値を増やすことをおすすめします!







「悪いなあ」と思うことほど、少しでも早く伝えた方がいい。


一田憲子さんの暮らし

一田憲子さんの暮らし

「悪くて、なかなか言い出せない」ってこと、あるよねえ。「悪いなあ」「でも、それを伝えると気まずいなあ」……。そうやって悶々とする時には、とっとと言ってしまう!というのが、いちばんいいことだと最近わかってきました。

たとえば、ずっとAさんに仕事をお願いしてきたけれど、リニューアルにあたって別のBさんに依頼することになった時。「ああ、違う人に仕事を頼むと伝えたら、あの人傷つくかなあ」と思ってしまいます。

あるいは、友人が持っていたバッグが素敵で、どこで買ったのかを教えてもらったけれど、結局違うお店で違うバッグを買ってしまった時。「せっかく紹介してもらったのに、違うもの買ったなんて言いにくいなあ」と、言えないままずるずると時間がたってしまうこととか、あるよねえ。私も、言いにくいことを結局ウヤムヤに終わらせてしまったことが多々ありました。

ある時、ずっと一緒に本を作ってきた仲間が、私と違うライターさんと組んで本を出したと知ったんだよね。「まあ、そんなこともあるよね」と受け止めたけれど、なぜかモヤモヤする……。

そして思ったのです。「早く言ってくれたらよかったのに」って。

私が悲しいと感じた理由は、「ずっと『そのこと』を隠し続けられてきた」という事実でした。別に、他の人に頼んでもらったって全然構わないのです。

「イチダさん、ちょっと違う人と一緒に仕事をしてみたら、新しい世界が開けるかもしれないから、次回は違うライターさんに頼んでみることにしました~!」って明るく言ってくれれば、大して傷つかなかったと思うなあ。








「ちゃんと本当のことを話した」という誠意が重要


人がいちばんモヤモヤするのは、「事実」ではなく「無意識の悪意」なんだと、その時初めて知りました。「別の人に仕事を依頼する」ということは、変えようがない事実です。そう決まったなら仕方がない。まあ多少がっかりすることがあっても、「そっか」と消化できる気がします。

でもその事実が「隠された」と思った時、人は相手の「悪意」を感じてしまうんじゃないかなあ。それが人を傷つけます。たぶん、その人は「悪意」なんて持っていなかったんだよね。ただ「ちょっと新しい人とやってみたい」と思っただけ。だったら、正直に事情を話せばいいだけ。

誠実に本当のことを話してくれたら、またいつか一緒に仕事ができるんじゃないかな。それは、「ちゃんと本当のことを話した」という誠意によって、仕事は途切れても、人と人との関係は切れないからなんだと思います。

それでも相手にとって、決して喜ばしい状況でない変化を伝えるのは気が重いよねえ。だからこそ、「どうしよう」「言わなくちゃ」「でも言えない」と行ったり来たりする前に、とっとと言ってしまうスピード感が大事になるんだと思います。正直になれば、きっとわかってもらえるはず。逆に素直な気持ちを真っすぐに伝えることで、その人の誠実さが感じられて「言いにくいことをよく言ってくれた」と、信頼度が増すんじゃないかと思います。

自分が「隠し事をされた」経験から、「言いにくいことほど、できるだけ早く伝える」ということが、逆に優しさにつながるとわかってきました。マイナスのことを伝えなくてはいけなかったとしても、相手を大切に思う気持ちを失わなければきっと大丈夫!そう信じられる気がしています。

<文/一田憲子 ビューティーガール編集部 撮影/山田耕司>

【一田憲子】
1964年生まれ。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターとして数々の書籍や雑誌で活躍。ムック『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』(ともに主婦と生活社)は、企画から編集までを手掛ける。著書に『大人になってやめたこと』など。ホームページ「外の音、内の香」では暮らしの知恵を綴っている。



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