3歳・5歳・7歳を迎えた子供を祝福する七五三。娘、息子さんの晴れ着姿を見れると楽しみにしている人は多いはず。
「楽しいのはいいですが、しっかり娘の行動を見張っておけばよかったです」
そんな晴れの日が一瞬で台無しとなるハプニングとは、いったい……。香川京子(仮名・33歳)さんは、後悔の念を語ります。
準備万全!初めての七五三
香川さんの娘は3歳を迎え、人生初の七五三を目の前にして心を躍らせていました。
「一人目の子供だったので、初めての七五三を楽しみにしていました。娘の晴れの日は盛大にお祝いしようと、10ヶ月前から準備を始めました」
香川さんの親戚も七五三を祝いに、遠方からやってくることに。
「当日は、関西に住む親戚もはるばる東京に来て、みんなでお祝いをする予定でした。なので絶対に失敗させたくなかったんです。ご祈祷や記念撮影、フォトスタジオの予約など事細かに計画を練ったため、成功する確信がありましたね」
初めての行事で親戚総勢が集まるとのことで、香川さんはかなり気合が入っていたそうです。
七五三当日は大忙し!

いよいよ、待ちに待った七五三当日の朝。
「その日は、朝からフォトスタジオで準備に取り掛かりました。娘の着付けからヘアセットまで、準備で大忙しでした」
七五三は参拝だけでなく、その前の準備や記念撮影などもあるため、想像以上に当日は慌ただしいといいます。
「当日の流れとして、参拝後はスタジオでの写真撮影、親戚一同とホテルでの食事を予定していました。久しぶりに親戚や家族と会えるので、この機会に少し高めのホテルのレストランを予約していたんです」
順調に計画は進んでいたかと思いきや、ハプニングが!
親としていい姿を見せたいと、密かに計画を立てる香川さん。そして、神社へ出発します。
「娘の晴れ着姿を見て、慌ただしい準備の時間のこともすっかり忘れるほど嬉しく思いました。親戚も成長した娘の姿に喜んでくれ、和やかな雰囲気で神社に行くことができましたね」
香川さんの娘も初めての着物に興奮した様子でいたといいます。ハッピーな空気が流れて安心していたその時……。

「神社に到着しました。娘が楽しくなったのか、車から降りると神社に向かって走り出したんです。そして、何かに引っかかったように豪快に転げ落ちました。すぐに向かうと、娘はちょうど溝に落ちてしまい、全身泥だらけになっていて……」
せっかくの着物が真っ黒になってしまう大失態。そこにいた人たちの表情が曇り始めます。
「さっきまで笑顔だった親戚の表情が苦笑いへと変わっていくのがわかりました。ですが、祝福の場でこの空気はよくないと感じ、私は咄嗟に『大丈夫だよ~。行こうか!』と無理矢理明るくふるまっていました。心の中では、かなり焦ってたんですけどね」
全身泥だらけのまま参拝へ
その後、泥だらけの娘を連れて神社へ参拝しに行きます。
「結局、フォトスタジオは繁忙期でお直しができなかったため、そのまま神社へ向かいました。かなりの時間とお金をかけてこの日を待っていたのに、残念な気持ちでいっぱいでした。親戚も新幹線でわざわざ東京に来て、ホテルまで予約していたので、互いに顔を合わせて笑うことしかできませんでした」
気まずい空気が流れ、香川さんは申し訳なく感じたといいます。後日、七五三の写真を見返してみると……。
「当日の写真には、全身泥だらけの娘の姿が写っていました。参拝後に予定していたスタジオでの記念撮影は中止し、私服に着替えて食事することになりました。本当は笑顔で終わらせたかったのですが、誰もその日のことは触れず、気を遣わせてしまいました」
不幸中の幸いといっていいのか、香川さんのお子さんは4年後に次の七五三があります。次は娘の行動に注意することを心の中で誓ったのでした。
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<文/Honoka Yamasaki イラスト/やましたともこ>
Honoka Yamasaki
ライター、ダンサー、purple millennium運営。
Instagram :@honoka_yamasaki
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(エディタ(Editor):dutyadmin)
