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87歳・団地ひとり暮らしの女性が教える、毎日を楽しく生きるヒント | ビューティーガール

時刻(time):2022-05-15 15:25源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
多良美智子さん、昭和9年生まれの87歳。ごく普通のおばあちゃんですが、実はかなりの人気者。YouTube『Earthおばあちゃんねる』は登録者数なんと6万人越え。その魅力を掘り下げたのが『 87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし 』(すばる舎)です。 85歳でYouTubeデビュー 多良美智子さん(写真/林ひろし) そもそものきっかけは、お孫さんが見ていたYouTube。見る方法をおし

 多良美智子さん、昭和9年生まれの87歳。ごく普通のおばあちゃんですが、実はかなりの人気者。YouTube『Earthおばあちゃんねる』は登録者数なんと6万人越え。その魅力を掘り下げたのが『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』(すばる舎)です。

85歳でYouTubeデビュー


85歳でYouTubeデビュー

多良美智子さん(写真/林ひろし)

 そもそものきっかけは、お孫さんが見ていたYouTube。見る方法をおしえてもらううちに、「自分でもやってみたらおもしろそう」とお孫さんに相談してチャレンジ。85歳にしてこのフットワークの良さ、人生を動かすのに年齢は関係ない、と思わずにはいられません。






27歳で結婚、79歳で夫を亡くしひとり暮らし


 美智子さんは小学生の頃に戦争を体験し、小学5年生で被爆しました。その後、27歳で結婚、3人の子供を育てました。79歳で夫を亡くしてから、築55年の団地でひとり暮らしをしています。人生の荒波をこえてもなお、日常に幸せを見出す姿に、私達は勇気をもらうのです。歳を重ねるとできないことが増えてくる、そんな風に私達は悲観的になりがちですが、「できないことが増えるのは仕方がない。まだできることを楽しむ」美智子さんは達観しています。

 いつの時代も生きるのは大変ですが、戦争や被爆となると想像が及びません。でも「マイペースであまりがんばらないのです」「どんなときでも、楽しまないと損」をモットーにしてきた美智子さん。お年を召してなお少女のようにほほえみ、「ひとりが好き」と生活をコツコツ整えています。








好奇心とおしゃれ心


 65歳で姉を亡くした美智子さんは、精神的に疲弊しました。周囲の勧めもあり、調理師専門学校へ通いはじめます。最初はつらさを癒すためでしたが、10代の若い生徒に混ざって学んだ1年は思いのほか楽しかったといいます。その後、居酒屋さんでのお手伝いやボランティアに参加。手に職や特技があれば、ずっと働くことができますし、必要とされるのです。100歳まで生きるのがめずらしくない時代、飛び込んでしまえば案外たやすく新しい扉がひらくのかもしれません。

80歳でピアスもあけました

(写真/林ひろし)

 おしゃれも大好き、美智子さん。といっても高価な服を買うのではなく、お友達に作ってもらったり、着物を洋服にリフォームしたり。着物もリサイクルショップで購入した100円~200円の古着です。でもとても可愛いのです。気は心とよくいったもので、お金をかければいいというわけではないのです。

 さらに80歳でピアスもあけました。「耳が決まらないと、全身が決まらない」との信条がすでにカッコいいです。イヤリングだとなくしてしまうのでピアスにしたのだとか。小さなことでも好奇心を忘れない、それが若さの秘訣でしょうか。






人との付き合い、お金との付き合い


人との付き合い、お金との付き合い

(写真/林ひろし)

 いくつになっても悩みが尽きないのが、人とお金の付き合い方。どちらも「つかず離れず」が美智子さん流。人に関しては「私以外の人はみな先生」というスタンスで、年下世代と交流を深めています。歳を重ねていけば、年上世代や同世代が減っていくのは自然の摂理。「学ぶことがいっぱいある」という素直なまなざしが、人間関係の潤滑油になっているのでしょう。

 お金との付き合い方も、無理はしません。「団地に住んで55年。ずっと賃貸」。昭和の時代は「マイホームを持ってこそ一人前」と言われてきました。考え方は人それぞれですが、美智子さんは「借金はしないし、財産も持たない」という主義。お金は節約してきたそうですが、80代も半ばを過ぎてから「お金は使わなくちゃ」と思うようになったのだとか。なぜなら「死んでから『ありがとう』と言われるよりも、生きているうちに子どもや孫たちを喜ばせたい」から。生前贈与のつもりで、クリスマスや入学祝いにお金を渡しているそうです。








もっと年をとるのが楽しみ


 私達は、つい、先々のことをあれこれ悩んでしまいます。海外の抗争、コロナ禍、物価高騰、数え上げればきりがありません。しかし87歳の大先輩が言うには「人生どうにかなるもの」。後悔したくないから、やろうと思ったことは「すぐやる課」。「私はあきらめが早いのです」「執着しません」の言葉どおり、美智子さんは今日も颯爽と朝5時に起床し、6時に団地の広場でラジオ体操をし、ウォーキングをしています。

87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし
 3年後は90歳の美智子さん。「もう何年かしたらグレイヘアになれるかも」と、変わりゆく自分を想像して、日々を楽しんでいるのです。

<文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx




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