ある日、偶然出会った人と、実は過去に出会っていたということはありませんか。嬉しい再会ならいいですが、中には気まずくなってしまう人もいるようです。
内田さゆり(29歳・仮名)さんは、葬式にいたお坊さんを見て「あっ!」と思わず声を出してしまいました。
ある日、内田さんは親戚の不幸を知ることになります。
「仲のいい叔母が亡くなったとの連絡でした。葬儀まで3日しかなく、叔母の死を実感できないまま参列することになりました」
多くの遺族は、葬式の準備などで忙しくなるため、死を受け入れるのに時間がかかることは珍しくないそうです。
「あっという間に葬儀当日になりました。お葬式に参列し、久しい友達や親戚と顔を合わせ、徐々に叔母との思い出などが蘇ってきましたね」

内田さんは、葬儀で多くの人と久しぶりの再会を果たします。その中で、一人気になる人が。
「お葬式で、お坊さんが木魚を叩いて読経していました。そのときは何も思わなかったのですが、その後、お坊さんの顔を見て気づいたんです。どこかで出会ったことがあるな〜と」
つい二度見してしまった内田さんは、見覚えのあるお坊さんとどこで出会ったか思い出すべく、記憶を辿ります。
「それで、思い出したんです。そのお坊さんは、過去に働いていたキャバクラのお客さんでした。地元なので偶然知り合いと出会うことがあるのですが、まさか出会った相手がお坊さんだったなんて……!」
内田さゆり(29歳・仮名)さんは、葬式にいたお坊さんを見て「あっ!」と思わず声を出してしまいました。
親戚の葬儀に参列。思い出に浸っていると…
ある日、内田さんは親戚の不幸を知ることになります。
「仲のいい叔母が亡くなったとの連絡でした。葬儀まで3日しかなく、叔母の死を実感できないまま参列することになりました」
多くの遺族は、葬式の準備などで忙しくなるため、死を受け入れるのに時間がかかることは珍しくないそうです。
「あっという間に葬儀当日になりました。お葬式に参列し、久しい友達や親戚と顔を合わせ、徐々に叔母との思い出などが蘇ってきましたね」
あれっ!? 葬儀で見覚えのある顔が…

内田さんは、葬儀で多くの人と久しぶりの再会を果たします。その中で、一人気になる人が。
「お葬式で、お坊さんが木魚を叩いて読経していました。そのときは何も思わなかったのですが、その後、お坊さんの顔を見て気づいたんです。どこかで出会ったことがあるな〜と」
つい二度見してしまった内田さんは、見覚えのあるお坊さんとどこで出会ったか思い出すべく、記憶を辿ります。
「それで、思い出したんです。そのお坊さんは、過去に働いていたキャバクラのお客さんでした。地元なので偶然知り合いと出会うことがあるのですが、まさか出会った相手がお坊さんだったなんて……!」
徐々に蘇る、“あのお客さん”の記憶
内田さんは、キャバクラ時代のことを思い出します。
「当時そのお坊さんは、医療系の会社で社長をやっていると言っていたんです。よく来ていた常連のお客さんだったし、すごくお金持ちの方だと他のキャバ嬢同士でも話題になっていて覚えてたんです。でも本当はお坊さんだったなんて、さすがに衝撃でした」
さらに……。
「関西のキャバクラで働いていたのですが、東京の港区に住んでると言っていました。当時は出張で関西に来ているのだと信じていたのですが、完全に地元は一緒ですよね(笑)。そこまで見栄を張る必要はあったのかなと疑問です」
葬儀で嘘がバレてしまうとは思わなかったでしょう。二人は会場で顔を見合わせます。
「なるべく存在を隠そうとしていましたが、目が合ってしまいました。多分、相手も気づいたのでしょう。オドオドした様子で場を取り繕おうとしていましたが、かなり気まずい空気が流れていて。私自身も、キャバクラで働いていたことは親しい友人以外には言ってなかったので、どうにかしてその場を乗り切ろうと必死でした」
お坊さんも一人の人間…
二人は、お互いに気づかない振りをして過ごすこととなります。とはいえ、お坊さんがキャバクラに行くとは意外なものです。
「なんとなくお坊さんは、人間を超越したような存在だと思ってました。ですがネット上で調べてみると、意外にも飲酒や禁煙をしている方も多いらしくて。実際にキャバクラに通っている人もいると書いてあり、周りの人間と変わらないのだと思いましたね。もちろん、イメージ通り清廉な方もいるとは思いますが……」
さらに、内田さんはお坊さんの胸中を想像します。
「お坊さんも世間の印象があるせいか、お坊さんらしくすることに疲れてるんじゃないですかね。いい意味で、お坊さんだって人間なんだと知ることができました。
もし今後キャバクラで働くことがあれば、そういった世間の印象で、自分の素の姿を隠していかなければならない人たちのストレスを少しでも軽減してあげたいなと思いますね。このお坊さんがそこまで悩んでいたかは別ですが(笑)」
―冠婚葬祭のトホホ―
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<取材・文/Honoka Yamasaki イラスト/やましたともこ>
Honoka Yamasaki
ライター、ダンサー、purple millennium運営。
Instagram :@honoka_yamasaki
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