大人になってから、出会いがないと嘆く人は男女ともに多いでしょう。ですが、限られた人しかいない環境のなかで出会いを求めようとすると、ろくなことが起きません。
バイト先の先輩と不倫関係になった黒田ケイ(27歳・仮名)さんは、二人だけの秘密の出来事を綴る日記が店長にバレるという経験をします。誰にも見せたくないその内容とは、一体どういうものだったのでしょうか。
人生で最大に恥ずかしい思いをした黒田さんが、当時の出来事を語ります。
職場で好きになった相手は既婚者
「私は、店長とアルバイト5人でお店を回す、こぢんまりとしたバーで働いていました。そこで、私にとって唯一の先輩であるBさんを好きになってしまったのです」
バイト先での恋愛はよくある話。ですが、黒田さんはBさんに恋愛感情を抱いたことを後悔しているといいます。
「Bさんは高身長でおっとりとした優しい性格で、バイト先のムードメーカーでした。ただ、一つ問題があって……。彼は既婚者だったのです。
最初は先輩として慕っていましたが、職場がお互いの近所だったこともあり、店を閉めると二人で夜道を帰ったり、徐々に関係が近くなっていきました」
ついに禁断の関係へ……
そして、黒田さんとBさんは禁断の関係へと足を踏み入れてしまいます。

「ダメだとはわかっていたんです。だけど、好きな気持ちが勝ってしまい、体の関係を持ってしまいました。でも相手には奥さんがいるので、付き合うことはなかったです。
私たちの関係がバレたら、バイト先にも相手の家族にも言い訳ができません。取り返しのつかないことになるのはわかっていたので、誰にも言いませんでした」
交換日記で内緒のラブラブやりとり
初めはラインでメッセージを送り合っていましたが、「彼の家族にバレることが怖かった」という黒田さん。代わりの連絡手段として、Bさんから提案されたのは交換日記でした。
「Bさんは、奥さんがかなり束縛する方だと話していました。スマホの中身を見られることは日常茶飯事だと言っていたので、私たちの会話の内容がバレてしまわないか心配でした。
すると、Bさんは交換日記でやりとりをすることを提案してきたんです。かなり斬新な提案でしたが、意外と面白いかもと思って始めることにしました」
しかし、この安直な決断が、のちの二人を苦しめることになります。

「日記では甘い言葉を交わし合ったり、二人で過ごした夜のことや、次のホテルでの待ち合わせについてなど、かなり生々しいことを書いていました。
日記は出勤日に、控え室の下駄箱に入っている相手の作業靴の裏に置くようになりました。誰も他人の下駄箱を覗くことはないだろうと甘く見ていたんです」
そんな日々を過ごしていたとき、ついに事件が起きます。
大掃除で交換日記がバレる事態に
「ある日、店長からBさんと一緒に控室に来るよう呼ばれました。心当たりはあったので、本当に恐怖で心臓が飛び出そうでした。
店長のいる控室に入ると、机の上には隠されているはずの交換日記があったんです。どう言い訳しようかと考えましたが、もう逃れられないですよね」
交換日記を見た店長は、黒田さんとBさんを問い詰めます。
「まず、ノートについて問われました。二人でひたすら謝り、不倫関係にいたことから交換日記でやりとりしていたことまで、すべてを話しました。店長は怒りと呆れが混ざったような表情で『もう二度と来るな』と言い放ち、私たちはクビになりました」
ノートは、年末年始の大掃除だったことがのちに判明します。その後、二人は別々の道へと歩むことになりました。
「もちろん不倫関係になってしまったことは後悔してます。ですが、何よりも交換日記を見られてしまったことが恥ずかしくて……。
今はBさんと一切関わらなくなりました。彼は現在、家計を支えるために新しい仕事を探しているのか、奥さんとの関係に亀裂が入ったのか、真相はわかりません。次こそは健全な恋愛がしたいです」
人生で二度とないであろう、恥ずかしい恋愛をした黒田さん。しっかり反省して次の恋愛に進んでほしいものです。
―シリーズ「自分史上最悪の恋愛」―
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<文/Honoka Yamasaki イラスト/カツオ>
Honoka Yamasaki
ライター、ダンサー、purple millennium運営。
Instagram :@honoka_yamasaki
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(エディタ(Editor):dutyadmin)
