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羊毛フェルトの可愛すぎる小鳥たち。マニアも納得の“後ろ姿”にもびっくり! | ビューテ

時刻(time):2022-04-08 15:08源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
専用の針で羊毛をつつき、繊維を絡めることで成形をする羊毛フェルト。優しい手触りと丸身を帯びた輪郭に惹かれて、制作を楽しむ人も増えているそうです。 写真はすべて「のこのこ」さんの作品 そんな人であれば「のこのこ」さんを、すでに知っているかも? デフォルメされたかわいさと、たくさんの種類の生き物を作ることで、界隈では有名な羊毛フェルト作家さん

 専用の針で羊毛をつつき、繊維を絡めることで成形をする羊毛フェルト。優しい手触りと丸身を帯びた輪郭に惹かれて、制作を楽しむ人も増えているそうです。

羊毛フェルトのまんまることり

写真はすべて「のこのこ」さんの作品

 そんな人であれば「のこのこ」さんを、すでに知っているかも? デフォルメされたかわいさと、たくさんの種類の生き物を作ることで、界隈では有名な羊毛フェルト作家さんです。

 作っている生き物の種類があまりにも豊富だから、すごい生き物マニアなのかも? そんな風に思って尋ねたところ、裏打ちされたセンスと興味がモチベーションになっていることがわかりました。

【作品をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

羊毛らしい肌触りと“丈夫さ”が自慢です


 日本のハンドメイドイベントを中心に、フランスや台湾など海外のイベントにも精力的に出展しているのこのこさん。本の出版や、学校やワークショップでの講師業も行っています。

 作品の特徴は何といってもデフォルメされながらも特徴がしっかり詰まっているところ。スズメの背中も丁寧に再現しています。そのリアルさはスズメマニアからお墨付きをもらえるほどなんです!

羊毛フェルトのまんまることり
 羊毛フェルトのグッズの特徴といえば、1つに素材を生かしたふわふわ感があります。でものこのこさんの作品は、羊毛ならではの手触りはあるものの、やや硬めの印象。

「私の作り方の場合、芯をがっちり固めます。そうすると、強めに握っても崩れないくらいの硬さになります。羊毛フェルトは柔らかさが魅力ですが、バッグや携帯電話につけたり、持ち歩いたりしていると、崩れてきてしまいます。だから丈夫であることは強みかな?」

 最初に作った鳥はスズメの「チュン太郎」。海外のイベントにも連れていくほどの相棒になりましたが、制作から十数年たった今も、このようにしっかりと形を保っています。






リアルなモチーフ以外に、球体でも生き物を再現


 元々、グラフィックデザイナーとして働いていたのこのこさん。絵を描くことはできても、立体的なものを作ることは苦手だと思っていました。制作をするきっかけをくれたのはママ友でした。

 お子さんが通っていた幼稚園のママ友の間で、ビーズアクセサリーの制作が流行。始めてみたところすっかり夢中になり、レンタルボックスで販売するまでになっていました。そのレンタルボックスでの販売を通じて知り合ったイラストレーターさんにスイーツのモチーフを得意とする羊毛フェルトの先生を紹介してもらい、羊毛フェルトの世界へ足を踏み込むことに。

 リアルなモチーフ以外に、球体でも生き物を再現しています。

羊毛フェルトのまんまることり
 アイライナーのような目の周りのふち、外に向いた耳、長い尻尾など、アンデス原産のげっ歯目であるデグーの特徴がしっかり詰まっています。

「2次元が専門であるデザイナーが、いかに丸に落としこめるかというのが腕の見せ所です」

 デザイナーとして培ったセンスがあるからこそ、生き物の魅力を丸1つに収められるのですね。

 鳥やげっ歯目を中心に犬や猫といったメジャーな生き物から、コウモリまで作っています。しかし、昔から大の生き物好きで、囲まれて暮らしていたというわけではありません。








「鳥の図鑑や情報を集めるのが楽しい」資料探しもライフワーク


 羊毛フェルトで初めて作った動物はヤマネでした。ヤマネは森林に生息するげっ歯目。1年の半分近くを眠って過ごします。丸まって眠る姿は愛らしいと評判で、国の天然記念物に指定されています。

羊毛フェルトのまんまることり
 昔、何かで知ったヤマネのかわいさに魅了をされたことから、ヤマネの本を持っていました。作っているうちに、ヤマネばかりだとカラーバリエーションが増えないことから、野鳥に挑戦することに。
 次第にセキセイインコのような飼い鳥を作ってほしいという依頼が増え始め、鳥の情報を集めるようになっていきました。

 仕事としての側面はあるものの、鳥の図鑑や情報を集めるのが楽しいと言います。こうして制作を通じてさまざまな種類、色、模様といった魅力を発見していくことができました。

「まだ作ったことがない種類もいるので、鳥のバリエーションを増やしていきたいですね」

 鳥の魅力に刺激され、創作意欲は増す一方のようです。






動物たちとの楽しい暮らし。モデルになってもらうことも


 鳥だけでなく、最初に作ったヤマネと同じげっ歯目のデグーやチンチラの制作にも励み、デグーやげっ歯目のイベントにも参加しています。

 現在はチンチラの「まめ太」と暮らしていて、少し前まではデグーの「ひな」も一緒でした。

羊毛フェルトのまんまることり
 お子さんが通っている高校の動物科では、授業の一環で動物の繁殖も行っています。学園祭では繁殖個体を販売していて、動物が大好きなお子さんの希望もあって、2匹をお迎えしました。

「チンチラの魅力はふわふわなところ。毛が長いから大きく見えるけど、触ると意外と小さいんです。その見た目の体の大きさに対して、手足が小さく、取って付けたような感じがかわいいですめ」

 換毛(かんもう)期には毛が舞って、出窓に積もったり、エアコンを詰まらせたりといったトラブルもあるそう。そういったことに悩む以上に、チンチラとの暮らしは楽しいようで、目を細めて魅力を語ります。

「デグーは賢いし、喜怒哀楽をわかりやすく表してくれるからかわいいですね」

 2匹はときどきモデルを務めることも。2匹との楽しい生活が、創作活動の幅を広げたことは間違いありません。








羊毛フェルトに凝縮された魅力


 培ったセンス、創作への意欲、そして生き物の魅力を知ること、これら3つがうまく作用し合い、今の作風にたどり着き、作れる生き物の数が増えていきました。

羊毛フェルトのまんまることり
 今後の目標は「健康を維持し、創作活動を続けること」と話してくれました。羊毛フェルトで再現することで生き物の魅力を発見し、それを伝えてくれるのこのこさん。羊毛フェルトが好きな人、動物が好きな人は、その凝縮された魅力をぜひご自身で確かめてください!

【のこのこ】
羊毛フェルト作家。 ぎゅっと握ってもヘコタレナイ羊毛フェルトの小鳥や動物を制作。ホームページ:羊毛フェルトのまんまることり 、Twitter:@nokonokofelt、Instagram:@nokonokofelt

<取材・写真&文/増田洋子>
増田洋子
2匹のデグーと暮らすライター。デグーオンリーイベント「デグーサロン」を運営。愛玩動物飼養管理士2級を取得。Twitter:@degutoichacora




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