Ameba公式トップブロガーで、自身のブログ「銀の滴降る降るまわりに…」でユニクロやGUを取り入れたコーディネイトやライフスタイルを発信しているillallanさん。
前編では60代と思えない若々しいillallanさんに、健康的に歳を重ねる秘訣や、プチプラブランドをファッションに取り入れるコツなどについて聞きました。
【前編】⇒ユニクロ・GUを着こなす“奇跡の63歳”に聞く。美しく年を重ねるための3つのポイント
今回は、姿勢やスタイルの良さを保つためには具体的にどんなことをするべき? アラフォー以降は美容に対するモチベーションをどうやって保てばいいの? など、歳を重ねていく上でアラサー、アラフォーが知っておきたい予備知識や対策を聞きました。
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ベストな体型をキープするための習慣
――前回、年齢を重ねてからファストファッション(ユニクロやGUなど)を着こなすためにはスタイルの維持が不可欠というお話しがありました。体型をキープするためには何をしたらいいのでしょうか?
illallan:よく誤解されるのですが、スタイルを維持するということは痩せることではありません。シニアになってから痩せこけてしまったらそれこそ悲劇です。そうではなく、骨格を歪ませずに姿勢よく、筋肉量を落とさずにいることが大切です。適正な体型は人によって違うと思います。私は今160cmで45kgで、20代からほとんど変わっていません。生涯この体型でいくんだろうと思っています。
――スタイルを維持するためにはどんなことをすればいいのでしょうか?
illallan:特に40代くらいから運動を始めてほしいと思います。体は老化し続けていくので、運動は生涯続けなければ意味がありません。「頑張ってジムに行ったけど1ヶ月で辞めちゃった」ではスタイルを維持できないんです。
私はウォーキングとスクワットを毎日続けています。ウォーキングは、体幹部やお尻から太腿、脹脛などの筋肉を鍛え、良い姿勢を癖づけるよう工夫したスタイルで続けています。特別にウォーキングの時間を取らなくても、通勤時やお買い物の際など、一日のうち、「歩く時には、このスタイルで歩く」と決めて、毎日の習慣にしてきました。スクワットは、毎晩、入浴前に行っています。
ウォーキングもスクワットもYouTubeにやり方をアップしています。
両方「本当に運動になるの?」という程度のラクなやり方をしているので、毎日続けられているのだと思います。毎日続けることで体はそれにちゃんと応えてくれますから、頑張り過ぎないで続けられるやり方を選ぶことが大切です。
グレーヘアは“ツヤ”が命
――illallanさんはグレーヘアが素敵ですが、ハードルが高いと感じる人もいると思います。グレーヘアを成功させるポイントはありますか?
illallan:グレーヘアで大切なのはツヤです。ツヤがあるとただの白髪頭ではなく「オシャレでグレーヘアにしている」というエクスキューズが入る気がします。それがないと本当にみすぼらしく見えてしまうと思います。
――ツヤを保つためにやっているヘアケアはありますか?
illallan:椿油を使っているくらいです。朝ヘアセットをする時に椿油を髪になで付けています。私は髪も肌も自分に合わないものを使うと荒れてしまったりするので、本当に簡素な手入れしかしていません。
肌や髪を若々しく保つには「水分」が大切
――ではお肌や髪を若々しく保つ秘訣はなんだと思いますか?
illallan:高級なヘアケアやスキンケアよりも、体の内側にたっぷりと水分を入れてあげることが何よりも大切だと思います。毛細血管が毛根やお肌に栄養を運んでいるので体内の水の循環をよくしてあげることが大事です。水をたくさん飲んで、しっかりと排尿して循環させてあげることで肌も髪も生き生きとした状態を保ちやすくなると思います。
――目安としてどのくらい水を飲めばいいですか?
illallan:私は1日に2リットル飲んでいます。一度沸かした水を冷まして自分の体温より少し高いくらいの温度にしています。
「そんなに飲めないよ」という方も、せめて1日に1リットルくらいは飲むクセを付けていただけたらと思います。
――年齢と共に美容に対する捉え方が変化していくと思います。どんな美容のモチベーションを持っていますか?
illallan:私の中では「63歳のベストでいたい」という気持ちがあります。世間で「美魔女」と呼ばれるような「歳よりもずっと若く見られたい」という気持ちはまったくないですね。
年齢を重ねるとシワが出てくるし皮膚もたるんでくるので、若い頃に比べると目が細く見えたりもします。でもそれは受け入れて、その中で1番いい状態に見えるようにと考えています。
メイクは“ボカし加工”のイメージで

――肌や髪の状態が変わっていくと、それまでのメイクが似合わなくなってきたりします。illallanさんはどんなメイクを意識していますか?
illallan:私は加齢で顔の印象が薄くなってきたので「あえてボカしたままにしておく」という戦略を取っています。まつ毛エクステをしたり、目鼻立ちをくっきりさせるようなメイクは若い人向けの美の基準だと思っています。
――確かに年齢を重ねてから目元に強いアイラインを入れたりすると、逆に年齢を感じさせる印象がありますね。
illallan:だから私はアイライナーやアイブロウ、口紅の色をどんどん薄くしています。水彩画みたいに全体を淡くさせて、よく写真の補正で「ボカし加工」がありますけど「自分でボカし加工」みたいな感じです(笑)。
私はこの戦略にグレーヘアが一役買ってくれると思ったんです。髪の色が薄くなると一層全体がふわふわとした印象になります。
同年代や年上の女性を参考にすること
――自分の年齢に合った美の基準はどうやって見つけていったのですか?
illallan:自分と同年代や年上の女優さんなどを見て、「年の重ね方が素敵だな」と思う人について「どういうところが素敵だと思うんだろう」と考えながら今の方向性に行き着きました。例えば女優の樋口可南子さんや、ダイアン・レインさん、などを参考にしたりします。
――確かに同年代や年上の方を参考にするのは大切ですね。
illallan:40代前半まではまだいろいろな美容やメイクを楽しんでいて大丈夫だと思います。40代半ばくらいから「私、迷子になっているな」と思う時期がやってきます。特にホルモンバランスが崩れてくる更年期の時期は、外見だけではなく生き方そのものがしんどくなることがあると思います。
そこをどう乗り越えるかが大変です。私の場合は家族にも協力してもらいながら「自分主義」で自分を丁寧に扱うことで私は乗り越えました。「今はそういう時期、ホルモンがいたずらをしてるだけ」と自分で納得できたらラクかなと思います。
全力で人生を楽しんでいる理由
――illallanさんはなぜ歳を重ねてもバイタリティに溢れているのですか?
illallan:少し言いづらい話なのですが、私の3才年下の弟が42歳でなくなっているんです。眼科医として開業した直後で、遅い結婚をしたばかりだったので、まだ子供もいませんでした。
私は当時子育てもほぼ終わっていましたので、「これから世の中の役に立とうとしている人が亡くなり、なぜ役目を終えた私が生かされているんだろう。私が代わりだったら良かったのに」と、自分が生きていることが納得いかないような気持ちになりました。
でもある日突然「あなたが生きられなかった分も私がもうひと頑張りするよ、任せて」という気持ちが湧いてきたんです。弟が体験できなかった人生の後半を、自分を絞り切れるまで頑張ってみようと思いました。
私はいつも機嫌がよくて、単発で怒ることはあっても不機嫌を引きずることがないんです。それはいつも「弟に見られている」という意識があるからだと思います。ネガティブワードも言おうと思わないし、出来事も、良いことだけを記憶に残していこうと思っています。「今日も楽しむぞ」と新しい一日をワクワクスタートして、「今日も楽しかった」と終えるようにしています。
――illallanさんのこれからの夢は何ですか?
illallan:私は自分で作ったサプリメントを購入してくださった方々とチャットルームで交流を続けているのですが、その運営を続けて、将来的にオンライン上でシニア世代の方が集まることができるプラットフォームを作りたいと思っています。
私の母が87歳なのですが、その年代に孤独な方が多いんです。そういう高齢者の「止まり木」的な役割としてオンライン上に「ここにくれば同じ年代の人達に会える」という場所を維持していきたいなと思っています。
例えば、お裁縫が得意な方が自分の作品をその場所で販売してお小遣いを稼げるようにしたり、「おばあちゃんの知恵袋」のような自分たちの知識をシェアできるルームを作ったりできたらいいなと思います。
シニアが集えるプラットフォームを作りたい

――いつ頃からそういう取り組みを考えるようになったのですか?
illallan:薬店で働いていた頃、毎日のように電話をかけてくるお年寄りの方が多かったんです。「他に話せる人がいないから依存されているんだろうな」と感じていました。お一人暮らしの方が多いので、「そういう人たちが繋がれる場所があったらいいな」と思いました。
最近もう1つのブログ「だんだんと美しくなる人生ーシニアライフ」を始めたのもそのためで、広告収益を貯蓄してプラットフォームを運営する時のための資金にしようと思っています。ブログで発信を続けることで、「止まり木を欲しい」と思っている「仲間」に届けばいいなと思います。サプリメント作りも、ブログでの発信を受け留めてくれた大勢の「仲間」の力で実現しました。その成功体験があるので、もう一つの夢も、きっと実現できるはずだと思っています。
――私たちの母や、私たち自身が高齢になったときにそういう場所があるといいなと思います。
illallan:私たちより上の世代と違って、私たちはぎりぎりパソコンを使える世代なので、オンライン上のプラットフォームに無理なく馴染めると思うんです。生きがいを持ってシニアが集える場所を作り上げることが、私の夢であり、私に課されたミッションだと感じています。
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<取材・文/都田ミツコ>
(エディタ(Editor):dutyadmin)



