写真共有サービスPinterest(ピンタレスト)の「ピンタレスト・プレディクツ Pinterest Predicts」は、世界中にいるPinterestのユーザーが前年に何を検索したかを分析し、検索量が増えてきているキーワードをもとに次のトレンドを予測するというもの。データに基づいた信頼のおけるトレンド予測として、毎年注目を集めています。
グローバルで分析が行われているため、必ずしも日本に当てはまるものばかりではありませんが、今世界では何が注目され始めているのかを知るにはうってつけ。興味深い予測もあるので、ぜひチェックしてみて。
ハードル高過ぎ!「歯にラインストーン」「モヒカンヘア」
Pinterestが、2022年のビューティートレンドに挙げたのは全部で4つ。うち2つは「さすがグローバルな分析結果をもとにした予測」と思わず感心せずにはいられない、エッジの効いたスタイル。筆者には、これが日本で流行るとは思えないスタイルが挙げられています。
「全身キラキラ Be jeweled」は、Z世代を中心に「ボディピアス ユニーク」「ラインストーン アイメイク」「トゥース・ジェム」などの検索量が増えてきていることから、目元や歯をラインストーンで装飾したり、ボディピアスをしたりと、全身をキラキラに飾り付けることが流行ると予測したもの。
「反骨心あふれるヘアカット Rebel cuts」では、「ショートモヒカン」や「マレットヘア」など、トライするには勇気とセンスがいりそうなスタイルが人気になると予測。しかも、坊主頭にカラーアートを施すという「ボウズ カラーアート」で検索する人は、昨年12倍に増えたのだというから驚き。コロナ禍での自粛に疲れて、みんないつもより冒険したくなっているのでしょうか?
一方、ネイルアートで宇宙や海、オーロラ、砂漠をイメージして、家にいながら海外旅行に行った気分にひたれる「Nailscapes(ネイルで小旅行)」と、日本でも馴染みのあるお団子ヘアスタイル「Puff love(パフ・ラバー)」は、気軽に取り入れることができそうです。
「虹色ドレス」「ゴス系ビジネスカジュアル」の流行予測も
ファッションシーンでは、「レインボー」「フューシャピンク」「エレクトリックブルー」といった鮮やかな色の服の検索量が性別・年齢を問わず増えていることから、パっと目をひく「ドーパミン・ドレッシング Dopamine dressing」スタイルの人気が急上昇すると予測。ポップでカラフルなウェアは、ファッション誌などでも2022年に大きなブームが来ると紹介されています。
その反面、黒を基調としたゴスファッション「オー・マイ・ゴス Oh my goth」人気も予測。今までのブームと違うのは、急増中の検索ワードの中に聞き馴染みのない「ゴス系ビジネスカジュアル」や「ゴス系ベビー服」「ゴス系パジャマ」といったものまで含まれているということでしょうか。
チェック柄流行、メンズの真珠アクセサリー需要増える?!
一方、ミレニアル世代とベビーブーマーの間では、スーツからネイル、カーペットまであらゆる場面でチェック柄を目撃することになると、「チェックな気分 Check yourself」がトレンドの一つに挙げられています。
また、「メンズ パール ネックレス」での検索が7倍に増えるなど、真珠のメンズ需要が増えている他、アクセサリーやネイルに真珠を取り入れる人や、結婚式やホームパーティのデコレーションに真珠を選ぶ人が増え、2022年は「パールのパワー Pearlcore」も高まってくるとか。
さらに、おうち時間が増えた関係で、部屋着やパジャマをグレードアップする人は引き続き増え続けることが予測され、特にシルクやサテンなど艶のある素材のナイトウェアを求める「シルキーなパジャマ Lounge-erie」も大きなトレンドになりそうです。
紅茶がビールに取って代わる?新フードトレンド
米国のグルメ雑誌『フード&ワイン FOOD & WINE』がPinterestのトレンド予測で特に注目しているのが、「お茶を楽しむハッピーアワー Afternoon tea will be the new happy hour」。仕事終わりの一杯が、ビールではなくアフタヌーンティーに変わるというもの。
日本でアフタヌーンティーというと、3段の専用スタンドに盛り付けられたスイーツやサンドウィッチなどと一緒に紅茶をいただくイギリス形式のものを思い浮かべますが、ここでは単にSNS映えするティータイムを意味しているよう。
長引くパンデミックの影響で外食はおろか、友人とカフェに行くことも控える人が全世界的に増えたのか、Pinterestによると、昨年は「アフタヌーンティー レシピ」での検索が4倍に増加。SNSでの映えを求めて「ティーパーティー 美学」「お茶を飲むポーズ」の検索量がすべての世代において増えてきているといいます。
もともとお酒の量を減らしていく健康志向な人が年々増えてきているアメリカ。日本同様、コロナ禍で「仕事終わりに外で一杯」という機会が減っていることもあり、帰宅後(もしくは在宅勤務後)に時間をかけてゆっくり入れた紅茶と、お気に入りのスイーツを一緒にいただくリラックスタイムを持とうという人が増えているのかもしれません。
ちなみに、フードトレンドに予測されたものには他にも、パイやカップケーキより見栄えのするおしゃれなケーキが流行るとする「時代はデコレーションケーキ Batter up」、派手な食事ではなくご先祖さまが食べていたような懐かしい料理が流行ると予測した「ルーツをたどる食卓 Ancestral eats」が挙げられています。
Sources:「Pinterest」「Pure Wow」「Food & Wine」
<文/橘エコ>
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アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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