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SNSの凝った赤ちゃん写真に“モヤる”人々。「知らない人に見られたくない!」子供も | ビ

時刻(time):2022-01-07 15:24源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「赤ちゃんが生まれたら、スマートフォンやカメラのメモリが子どもの写真で埋め尽くされた」という話は“親あるある”のひとつ。はたから見たら同じような寝顔の写真でも、親にとっては一枚一枚が特別だったりするんですよね。 家族の中だけでとどめておくのではなく「スペシャルな一枚を誰かと共有したい」「 流行りのハッシュタグで育児中のお母さんたちとの連

「赤ちゃんが生まれたら、スマートフォンやカメラのメモリが子どもの写真で埋め尽くされた」という話は“親あるある”のひとつ。はたから見たら同じような寝顔の写真でも、親にとっては一枚一枚が特別だったりするんですよね。

 家族の中だけでとどめておくのではなく「スペシャルな一枚を誰かと共有したい」「流行りのハッシュタグで育児中のお母さんたちとの連帯感が欲しい」といった思いで、SNSに赤ちゃんの写真を投稿する親たちも珍しくありません。

ニューボーンフォト

写真はイメージです※すべてストックフォトより(以下同じ)

 しかし時にはそんな凝りに凝った写真投稿が、見た人を意図せず「モヤッ」とさせてしまうケースもあるようです。

 今回は、子育て中の男女、子どもがいない既婚女性、思春期の10代など複数の人たちに、「赤ちゃん写真のSNS投稿についてどう思う?」の意見を聞いてみました。

#お昼寝アート #フルーツベビー 人気のハッシュタグって?


 ここ10年ほどで、赤ちゃんの写真の取り扱い方法は、劇的に変わりました。InstagramやFacebookなどの爆発的な広がりによって、自分の子どもの写真を「全世界に公開」できるようになったからです。
 ビジュアル重視のインスタグラムと赤ちゃんの写真は親和性が高いのか、日々さまざまな「赤ちゃん関連のハッシュタグ」が生まれ、スペシャル感のある「奇跡の一枚」が、アート写真やネタ写真として投稿されています

 近年の新生児期~ねんね期(0~4カ月頃)の赤ちゃん写真の人気のハッシュタグには、たとえば次のようなものがあります。※以下、投稿件数は2022年1月5日時点のInstagramで調査したものです。

(1)#ニューボーンフォト(80.8万件)、#新生児フォト(18.7万件)

ニューボーンフォト
 生まれて間もない新生児期には外出が難しいため、場所を整えて自宅で親が撮影したり、プロのカメラマンの出張サービスを活用して撮影してもらったりします。新生児はママのお腹にいたときの名残で背骨に丸みが残っているので、専用のおくるみで正しくくるんで撮影すると、神秘的な雰囲気を醸し出すことができます。

(2)#お昼寝アート(16.5万件)

 寝ている赤ちゃんの周囲に小物を飾り、上から撮影する写真。テーマを決めて、背景を作っていく作業をアートのように楽しむ人もいます。

 対して、新生児の日常生活の一コマを投稿するためのハッシュタグには「#新生児のいる生活」(1.5万件)のようなハッシュタグがあります。泣き顔や、沐浴、ミルクを飲む姿など自然なシーンが目立ちます。




赤ちゃんの頭にシールを貼り「キウイ」に見立てる写真も



(3)#キウイベビー など赤ちゃんを果物に見立てた写真

キウイフルーツ
「#キウイベビー」(6776件)や「#フルーツベビー」(3656件)といった、赤ちゃんをフルーツに見立てたハッシュタグも見受けられます。お店で売られているフルーツに貼られたシールを剥がして赤ちゃんの頭に貼り、髪の毛がまばらな赤ちゃんの頭部をフルーツに見立て、果物と並べて撮影するというものです。

 似ているようで少し違うのが「#ベビーフルーツ」(8511件)。こちらは手元のフルーツと少し離れたところにいる赤ちゃんを遠近法でドッキングさせ、まるで赤ちゃんがフルーツを“着ている”ような写真にするというもの。他にも「#ピーチベビー」「#バナナベビー」など多彩です。

 気になる方はぜひ、ハッシュタグで検索してみてください。それぞれの世界観が分かりやすいと思います。そして、SNS上でこうした写真を公開することに対しては、賛否両論があります。










「かわいくて癒される」「楽しんでいいのでは」肯定的な意見も


 6人の男女に、演出を凝らした赤ちゃんの写真をSNSに投稿することに対する意見を聞いてみたところ、肯定的な意見と否定的な意見がまっぷたつに分かれました。まずは、肯定的な意見から。(※年齢は取材当時のものです)

赤ちゃん 育児 撮影
赤ちゃんのアートのような写真は、どれも本当にかわいくて癒されます。私、赤ちゃんが大好きなんですけど、赤ちゃんの写真を見るともう無条件に懐かしくなってしまって、『また赤ちゃんが欲しいなぁ。あの香りが恋しいなぁ』って思ってしまいます」(30代前半・女性/子ども4歳・7歳)

「会ったことがある友達の子どもなら『かわいい』って思うでしょうね。写真撮影って子育て期の一大イベントだと思うんですよ。それで親が育児が楽しいって思えるならいいことなのでは」(40代・男性/子ども3歳・10歳)




「賛成だけど、桃をお尻に見立てた『ピーチベビー』はやめて」



「お昼寝アートとかニューボーンフォトについては、撮影のセットを用意することがリフレッシュになる親もいると思う。今はコロナ下で孤独ですから、ハッシュタグで誰かとつながっているような気持ちになれますし。

 だけど『フルーツベビー』は、ちょっと無理。特に桃をお尻に見立てた『ピーチベビー』は、絶対やめたほうがいいと思う。ただ、たとえ新生児でも子どもの半裸を公開するのは、ちょっとどうかと思います」(30代前半・女性/子ども0歳)

 賛成派の皆さんは主に、写真を通じてどこかで育児をしている「仲間」の存在を感じられること、写真撮影をイベントとして楽しめることを肯定的に受け止める意見でした。










「どんなコメントを待っているかが透けて見える」


 一方で、一部の写真に対して厳しい意見も聞かれました。インターネット上の写真投稿に対するスタンスが一人一人異なっているのが印象的でした。

「赤ちゃんに負担がかからなければ、写真を撮影するのは、親の自由だと思います。そして、家族とか親しい友達で『こんなにいい写真が撮れたよ』と、その子を大切に思う間柄の人たちと狭い範囲で限定的に楽しむ分にはいいのではないでしょうか。SNSで誰でも見られる状態にしておくのは、私は無理ですね」(30代後半・女性/子ども1歳)

赤ちゃん 100日
「私にも小さい子どもがいますが、SNSでよく見かける赤ちゃんの凝った写真って時々『かわいい』『うらやましい』『いいママ』というコメントを待っているのが透けて見えて見える気がするんですよ。投稿者は無自覚でも、そういうのって見ている人にはわかってしまうものだと思うから、私のインスタアカウントは閲覧専用です」(30代後半・女性/子ども2歳)

「赤ちゃんの写真っていろいろあるんですね……。凝っている写真もありますけど、親の自己満足だと感じてしまうのは、私の心が汚れているからでしょうか」(40代前半/子どもなし)

 ……とこんなふうに「親の自由だけど私は投稿しない」という意見や、誰でもに閲覧可能に状態にしておくことに対する否定的な声もあり、あらためてSNSの利用の難しさを感じました。




「自分の写真が知らない誰かに見られるなんて、絶対いや!」



 ちなみに、筆者の息子(中学生)に聞いたところ、「自分の知らないところで勝手に自分の赤ちゃんの頃の写真が投稿されていて、知らない誰かに見られているのなんて、絶対いやだ! いい写真でも無理!」と語っていました。

 あっという間に過ぎ去っていく赤ちゃん期には、「どんな瞬間も切り取って保存しておきたい」という親の思いは募るばかり。「奇跡の一枚」の撮影に成功したときには、誰かに見せたくなる気持ちがわきあがってくることもありますよね。

 とはいえ、写真公開に対する感覚は一人一人異なっているようです。誰もが見られる状態にすることのリスク、無自覚に誰かをモヤっとさせてしまうリスク、将来の子どもへの影響などをふまえ、公開範囲や写真の内容を精査してから投稿したいものです。

<文/北川和子>
北川和子
ライター/コラムニスト。商社の営業職、専業主婦を経てライターに。男女の働き方、家族問題、地域社会などをテーマに執筆活動を行う。




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