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初めての競馬で万馬券的中した21歳女性、周囲におごらされそうになったけど… | ビューティ

時刻(time):2022-01-07 07:56源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
一年を締めくくる競馬界の一大イベントとして知られる有馬記念。ファン投票で選ばれた実力と人気を兼ね備えた馬たちが出走するドリームレースです。興味がない方も年末にはテレビCMがたくさん流れるため、名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。 写真はイメージです(以下同じ) 専業主婦の中田むつきさん(仮名・34歳)は、一度だけ競馬の馬券を買ったこ

 一年を締めくくる競馬界の一大イベントとして知られる有馬記念。ファン投票で選ばれた実力と人気を兼ね備えた馬たちが出走するドリームレースです。興味がない方も年末にはテレビCMがたくさん流れるため、名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

競馬場

写真はイメージです(以下同じ)

 専業主婦の中田むつきさん(仮名・34歳)は、一度だけ競馬の馬券を買ったことがあるそうですが、それが有馬記念。フリーターだった21歳のころ、当時のバイト仲間のカラオケに行く途中、バイトリーダーの男性が「ちょっと寄り道してもいいかな?」と付き合った先が場外馬券場だったそうです。

誕生日と生まれた時間を組み合わせた3点の馬券を購入


「女性も少しいたけど、ほとんどが男性で、みんな真剣な表情で新聞とにらめっこしていました。私はギャンブルはまったく興味なかったし、早くカラオケに行きたいなぁって思いながらぼんやりと待っていたんです。

 そしたらバイト仲間の男子のひとりに『せっかく来たんだし、馬券買ってみれば?』って言われたんです」

 このとき一緒にいた女性は全員競馬未経験でしたが、むつきさん以外の皆が「買おうかな」と言い始めたため、仕方なく彼女も付き合うことに。ただし、当時は万年金欠状態だったため、大金を賭けることはさすがにできません。

 しかも、まったくの初心者で馬券の買い方もわからなければ、競馬新聞のレース出走表も暗号が並んでいるようにしか見えずチンプンカンプン。どうしようと迷っていると、バイトリーダーが「好きな番号の馬を買ってみれば?」とアドバイスしてくれたそうです。

 そこで彼女が選んだのは、誕生日と生まれた時間を示す《1番・3番・7番》の3頭。購入したのは選んだ3頭のうちの2頭が上位2着までに入れば的中の『馬連』と呼ばれる種類の馬券でした。

「3通りの組み合わせを100円ずつ買って出費は300円。まあ、宝くじ1枚分だし、このくらいならいいかなって。当たってほしいとは思いましたが、くじ引きとかでも当選した経験がほとんどなかったため、このときもきっと無理だろうと最初から諦めていました」










まさかの万馬券的中


 レースの出走時間まではかなりあったため、馬券の購入を終えるとそのままカラオケへ。お店へ向かうときは、当たった際の使い道についてみんなでワイワイと話していましたが、カラオケタイムに突入するとそっちで盛り上がり、馬券のことはすっかり忘れてしまいます。

 でも、歌い始めて2時間ほど経ったころ、バイトリーダーが突然「うわぁ、外れた~」と大きな声で悔しがります。実は、自分の携帯電話でレース結果を確認しており、それでむつきさんも馬券のことを思い出します。

 ほかのバイト仲間たちから「早く教えてっ!」とせがまれ、レース結果の画面をみんなに見せるリーダー。すると、馬連は《3-7》と表示されており、なんと大当たり。それも2万2190円の万馬券を的中させてしまったんです。

万馬券的中 競馬
 ちなみにこれは大穴の単勝9番人気のマツリダゴッホが優勝した07年の有馬記念。競馬新聞を見ずに予想したことで、結果的に大穴狙いになったようです。

「けど、私は状況が今ひとつ飲み込めなくて、これ本当に当たってるんですか聞いちゃった。ただ、キョトンしている自分をよそにみんなが祝福してくれたんです。まさか300円が2万円以上になって戻ってくるなんて……。

 これだけのお金、当時のバイトで稼ぐなら25時間は働かなきゃいけなかったし、そう考えると結構スゴいことなんだと後からジワジワと感動が来ました」




周囲におごらされそうになったけど…



 ところが、調子に乗ったバイト仲間のひとりが「今日はおごりだね。ゴチになります!」と言い出し、これに数人が同調。雰囲気的に自分がおごらなきゃダメかと思い、「今日は出すよ」と言いましたが心の中では泣いていたそうです。

「そのとき、リーダーが『お前ら、こいつが一人暮らしで金に余裕がないの知ってるだろ? 今日もワリカンにしよう』って。この一言でおごらずに済んだんです。たかが2万円ちょっとでもあのときの私にとっては大金。ずっと行きたかったカフェでケーキセットを食べたり、いつもよりワンランク上の化粧品を手に入れることもできました。

今思えば大した贅沢じゃないですけど、当たった馬券のおかげで次の正月はすごくいい気分で迎えることができました。あの誕生日と時間に私を生んでくれた母親には感謝ですね(笑)」

 ギリギリの生活を続ける彼女への神様からのささやかなご褒美だったのかもしれませんね。

―お金まわりの悲喜こもごも―

<文/トシタカマサ イラスト/カツオ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。




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