いよいよ年末の大掃除シーズン。自己流で掃除をしている人も多いのではないでしょうか。
掃除を間違った方法で行うと、ホコリが溜まりやすかったり、かえって汚れを広げてしまったりする可能性があります。
そこで今回は、健康を守るお掃除士・松本忠男さんに、掃除の進め方、水回りをピカピカにする方法を解説してもらいました(以下、松本さんの解説)。
毎日ホコリが溜まるのは、正しく掃除できてないから?
家の中を毎日毎日掃除してもホコリが出てくる人は、正しい掃除ができていないのかもしれません。
ホコリ単体は目に見えないぐらい小さいですが、風などの外部的環境により一つの集合体となり、目に見える形になります。そして、ホコリの中ではカビや細菌が繁殖しやすく、吸い込むと肺炎・喘息やアレルギーを引き起こす可能性があるそうです。
もっともホコリが溜まりやすい場所は部屋の“すみ”です。風が動いている場所にはホコリは無いため、人間の動きや換気の影響によりホコリが舞い、壁に当たることですみに溜まります。
部屋にモノが多いと小さな壁がたくさんできるので、ホコリが付く場所が増えます。そのため、ホコリの量自体は変わりませんが「なんだか部屋がホコリっぽい」と感じるのです。
まずは、片付けを行うことでホコリが溜まる場所を限定させ、掃除を楽にすることが大事です。
“正しい拭き方”は一方向・乾拭き・V字がキーワード!
掃除の基本である“拭き掃除”。ホコリを集めたり汚れを落とそうと、雑巾を握りしめて力強く前後にゴシゴシ、グルグル拭いていませんか?
ゴシゴシ・グルグル拭きは、目に見えないものを広げ、周りに飛び散らしているだけで、間違った掃除方法です。
また、アルコールを吹きかけて拭く、布を水に濡らして拭く人が多いですが、それは菌を塗り広げているだけ。
さらに水拭きのときによく行う、布を折り返して拭く行為も、衛生的に良くありません。折り返すときに手に雑菌がつきやすくなり、一番体内にそういった菌が入ることにもつながります。
おすすめの“拭き掃除”は、紙をV字に折り、一方向で掃除すること! 紙をV字折りにすることでゴミを拾える側面の長さが増え、汚れをV字に溜めたまま運ぶことが可能です。
また、一方向で拭き掃除をすると、最初に出会う側面を常に先頭にして拭き取ることができるので衛生的です。病院でも“一方向拭き”が主流だそうですよ。
正しい拭き方で、目に見えない汚れもピカピカにしましょう!
菌が多い水回りの正しい掃除方法とは?
キッチンなどの水回りの掃除は、しっかり雑菌を殺菌してから、拭くことがポイントです。水回りは菌が多く、正しい掃除を行わなければいずれ健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
●まな板、包丁などの調理器具
調理器具にも細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。
●ダイニングテーブルやキッチン
濡れた布ふきんでテーブルやキッチンを拭くのは、逆に菌を塗り広げてしまうこともあるのでNGです。乾いたペーパーふきん・ペーパータオルで“一方向拭き”を!
乾いたペーパーふきん・ペーパータオルでテーブル上の菌や汚れを取り除いたあと、除菌用アルコールスプレーを併用するのも良いでしょう。
掃除を便利にする解決グッズおすすめ3選!
ここからは、掃除におすすめの便利グッズを紹介します。
1.ラクらクック/Plus+キレイ(大王製紙)
危険の潜む“布タオル・布巾”から毎回新しく衛生的な“キッチンペーパー・ペーパータオル”に移行するのが“水まわりの新常識”。ペーパーの残り枚数が少なくなってもシートの落ち込みが少なく使いやすさも◎。
2.びっくりドーナツクリーナー(SANKO)
特殊断面繊維を使用しているため、水だけでも汚れを落とすことができるクリーナー。洗面所の掃除も、これひとつで、気づいたときにサッとできるのでノンストレスです。
3.ななめカットスポンジ2(PLYS base)
スポンジの片方をななめにカットすることで、コンロの隅など、きちんと洗えているのかが気になる箇所まで洗えるスポンジ。水回りの大掃除に◎。
<文/女子SPA!編集部>
【松本忠男】
健康を守るお掃除士。35年間、病院の環境衛生に携わり、これまで現場で育ててきた清掃スタッフの総数は700人以上。2021年11月25日に「病院清掃35年のプロが教える 病気にならない掃除術」発売
(エディタ(Editor):dutyadmin)






