若かりし頃を振り返ると「なんで、あんなファッションやメイクをしていたんだろう……」と思うことってありませんか? 人には言えないメイクやファッションの黒歴史を持っているという女性は案外、多いといいます。
アラサーに入る頃には自然とメイクやファッションも落ち着いてくる人も多いですが、「今、まさに黒歴史真っ只中なんです……」と語るのは都内在住の荒木莉乃さん(仮名・31歳)。
パンダのような“囲み目”…白ギャルメイク大流行
服装は白シャツにデニムにシンプルで大人っぽく見えますが「服装でごまかされているだけなんです……」とぼやきます。
「実は、30歳過ぎた今でもタレ目メイクがやめられないんです……。昔からタレ目に憧れていて、学生の頃はコンプレックスのツリ目を隠すようにギャルメイクをしていました。当時のメイクは、下まぶたの目尻にしっかりとアイライナーを塗ってさらに下まぶたの目尻にもマスカラをしっかり塗るというもの。下まぶたの目尻だけに、つけまつげやマツエクをつけたりもしていましたね」
2000年代初期~中期といえば、歌手の浜崎あゆみさんや雑誌『小悪魔ageha』のモデルのような白ギャルメイクが大流行しました。皆、細めの眉毛にパッチリ平行二重まぶた、さらにパンダのようながっつり囲みアイメイクの若い女の子が新宿や渋谷に溢れていました。
社会人になってからは涙袋メイクへ

「でも、さすがに社会人になるとそこまで濃いメイクもしづらいじゃないですか。それで、次に試したのは当時、流行り始めた涙袋メイクです。涙袋を強調することでタレ目に見えるかなと思ったのですが、メイクグッズもそこまでなかったんですよね。
ブラウンのアイシャドウやアイブローペンシルで目尻に涙袋の線を書いていたのですが午後には落ちてきてしまって、会社で『クマ、できてるよ』『寝不足?』とよく心配されましたね……」
そんな、試行錯誤を繰り返しながらもタレ目メイクをやめられなかったという荒木さん。そして25歳の頃、ついに運命を変えるメイクに出会ってしまうのです。
「これだ!」運命のメイクに出会う
「5、6年ほど前に流行ったオルチャンメイクとイガリメイクです。いわゆる血色を強調したメイクで、眉毛は太め並行、下まぶたの目尻に赤やピンクのアイシャドーを入れて、口紅はジュワッと滲んだようないわゆる”おフェロ顔”。それまでのタレ目メイクはアイラインやまつげで目尻を強調するものばかりだったので、これには衝撃的でした。でも、日本にはまだ赤系のアイシャドーやアイライナーペンシルがそこまで種類豊富じゃなかったんです。さすがに25歳越えてピンク系のアイシャドウは無理があるかなと思い、すぐに韓国に飛んで自分の肌色にあったアイライナーペンシルを購入しました」
アイライナーは目尻を長めにタレ下げて、最新の涙袋用アイテムで自然な涙袋に。アイメイクが濃いのでチークはつけずに口元は大人っぽく真っ赤なリップを塗った今の荒木さんのメイク。彼女史上、「最高に盛れる」というメイクが完成したのですが……。
私のメイクって…“地雷メイク”!?

「実は……、私のメイクって今、10代〜20代前半の間で流行りの“地雷メイク”そのままなんですよね。それに気付いたのは昨年、地雷メイクが雑誌やメディアに取り上げられるようになってからです。メイクのやり方も色味も、まんま私でびっくりしました。最近は男性の間でも知れ渡ってきているようで、プライベートで男の子と知り合っても『メイク、若いね』と言われるようになりました……。
『地雷メイクじゃん!』と直接、指摘してくる人はいませんが、いつか言われるのではないかとヒヤヒヤしてます。地雷メイクが嫌というわけではないのですが、若い女の子がしているイメージがあるので30歳越えてやってるのが恥ずかしくて。せめて、服装だけでも大人っぽくしようとシンプルにしています……」
一度、濃いメイクをしてしまうとそこから薄くしていくのはなかなか難しいことかもしれません。とはいえ、自分のお気に入りのメイクを変えるはなかなか勇気がいるもの。「今が黒歴史メイク」とは思わずに、他のパーツのメイクを薄くするなどいろいろ工夫してみると良いかもしれません。
【他の回を読む】⇒「ファッション・メイク“黒歴史”エピソード」の一覧はこちらへ
<取材・文/結城 イラスト/まつもとりえこ>
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
(エディタ(Editor):dutyadmin)
