
相鉄ホテルマネジメントは12月11日、ホテル「相鉄フレッサイン横浜駅東口」で「相鉄線今昔 鉄道コンセプトルーム」の宿泊を開始した。いったいどんな部屋なのだろうか。宿泊開始に先立ち内覧会があったので、見学してきた。
「鉄道コンセプトルーム」とは?
JR各線、京急が発着する横浜駅東口から線路に沿って北に向かって歩くこと約2分、「相鉄フレッサイン横浜駅東口」の玄関に到着する。地上14階建てのこのホテルの3階にある310号室および311号室のコネクティングルームが「相鉄線今昔 鉄道コンセプトルーム」だ。
通路のドアからして、相鉄(相模鉄道)のキャラクター「そうにゃん」の可愛らしいイラストがいくつも貼られているため特別感があり、ワクワクして中へ入る。

室内には「そうにゃん」をはじめ、相鉄の今昔の写真、ポスターや廃車となった車両の部品、懐かしい行先表示板などをインテリアとして部屋の随所に展示している。鉄道ファン、相鉄ファンをはじめ家族連れにも人気を呼びそうな部屋で、12月1日の予約開始とともに、すでに連日予約で埋まっている。
相鉄のキャラクター「そうにゃん」が部屋の随所に出没

310号室はハリウッドツインのベッドで、壁に大きな「そうにゃん」のポスターが貼ってあるほか、各種イベントで活躍した「そうにゃん」の写真、「そうにゃん」のぬいぐるみ、さらに「そうにゃん」柄のクッション、シーツなど「そうにゃん」だらけだ。
サイドテーブルには「そうにゃん」カップも置いてあり、あふれるほどの「そうにゃん」に圧倒される。「そうにゃん」だけではなく、相鉄線を走るヨコハマネイビーブルー塗装の電車の写真もさりげなく飾られている。

この部屋のバスルームを覗くと、「そうにゃん」の顔をかたどった吊り革が目に留まる。2本あるけれど、鏡があるので、倍の数の吊り革があるように錯覚してしまうのが面白い。

310号室と311号室とをつなぐ内部の出入口には解説用のシートが2枚吊るしてある。1つは展示写真と展示ポスターの説明だ。30枚の写真と18枚のポスターについて掲示番号により、どれがいつの年代のものかとそれについての簡単な解説がほどこされていて親切だ。

ミニ鉄道博物館のような311号室
311号室にはベッドの代わりに電車の運転台が置いてある。これは、すでに廃車となった相鉄7000系の運転台から取り外した各種部品に加え、実際に使用した行先表示板やヘッドマークを掲示して雰囲気を見事に再現したものだ。

さらに、その周囲には様々な過去の鉄道車両の形見ともいうべき銘板、部品、駅名標などが所狭しと展示されていて、さながら相鉄のミニ博物館の様相を呈している。


運転台に腰をおろすと、前方には巨大なモニター画面があり、備え付けの展望ビデオを流せば、実際に相鉄の電車を運転しているような気になれる。ゆっくり休むために泊まったはずのホテルで徹夜をする人が続出するかもしれない。

魅力的なトレインビューの部屋
部屋の窓からはホテルの外を走っている本物の列車を眺めることができる。いわゆるトレインビュー・ホテルだ。
位置の関係から相鉄の線路は見えないけれど、JRの東海道本線、京浜東北線とそれに乗り入れる横浜線、横須賀線、そして一番手前は京浜急行とバラエティ豊かな車両がひっきりなしに通過する。終電から始発までの深夜の時間帯を除けば、こちらも気になりだしたら休む暇がなくなる。

相鉄フレッサインとしては、京都四条烏丸に続く2例目の鉄道コンセプトルームだ。京都で好評だったため2つ目の鉄道コンセプトルームが開業できたのだが、京都では位置関係でトレインビューは叶わなかっただけに、横浜のホテルではウリとして強くアピールしている。


ところでお値段だが、キャンペーン価格として当面1室1万2000円で販売するという。ダブルルームとハリウッドツインルームのコネクティングルームの正規料金として計算すると7万6000円という高価な料金設定となるだけに、これは破格の価格設定だ。あっという間に予約が殺到しているのも頷ける。
予約は、相鉄フレッサイン横浜駅東口の公式Webサイトにて行っている。
「相鉄線今昔 鉄道コンセプトルーム」の宿泊は2022年12月10日までの予定なので、興味のある人は、ぜひアクセスして宿泊してみることをおすすめしたい。
取材協力=相模鉄道、(株)相鉄ホテルマネジメント
執筆者:野田 隆(鉄道ガイド)