前回、メルカリ師匠・宇田川まなみさんに、年末年始にメルカリで出品するとよいものについてお話を聞きました。
【前回記事】⇒メルカリ師匠に聞く、大掃除で捨てずに“メルカリで売る”と儲かるモノ
季節の先読みが大事ということでしたが、今回は季節やイベントなど関係なく、これって売れるの?というものを宇田川さんに聞いてみたいと思います。
空き箱はなぜ売れる?
以前、iPhoneの空き箱がメルカリで出品されていたんですけど、空き箱って売れるんですか? 誰がなんのために買うんですか?
「iPhoneやゲーム機などの空き箱は、コンスタントに出品されていて、売れている商品のひとつです。本体をメルカリで出品したいけど箱がない、けれど箱があったほうが高い値段で売れるので、箱を購入して完全な状態で売りたいという方たちが、箱だけを買うんです」(コメントは宇田川まなみさん、以下同)
なるほどー。であれば、いらなくなったショッパーバッグやブランドショップの袋も売れるんですね。
「もちろん売れます。だたし、空き箱とは別の需要になります。ブランドショップの袋は実用的に使うというよりも、セカンドバック用に使う方が多いと思います。バックとは別に、ちょっとした荷物を入れるためです。たとえ袋であっても、ブランドのロゴがあるほうがテンションがあがる、という感じではないでしょうか」
年末はボロタオルやポチ袋が売れる
他にも、古くなったタオルやポチ袋など「これ売れるの?」と気になる出品があるのですが、売れるんでしょうか。
「売れます! 前回お話ししたように、市場のニーズにあわせてどう売るかを考えると売れるんです。古くなったタオルがなぜ欲しいか、おそらく掃除に使うと思うんです。掃除で使うのであれば、数がたくさん必要になるので、送料の範囲内ギリギリまで枚数をつけることが大事です。そうすれば、掃除で雑巾が必要だけど、わざわざ新品のものを買うのは面倒だし、もったいないと考えている人が買いたいと思うのではないでしょうか」
ポチ袋はコンビニでも買えるのに、と思ってしまいます。
「ポチ袋のように、店舗でも買える商品はメルカリ内にたくさん出回っています。これらの商品のニーズはメルペイにあります。メルカリで売り上げたお金は、ポイントとしてメルカリ内で使えるので、ポイントを使いきりたい時に、欲しかったものがメルカリにあるから買おうとなるんです。メルカリの中でお金を循環させている人は多いので、店舗で売っているものであっても、メルカリで売れます」
やみくもに出品してもダメ
売り上げがアップする出品のコツがあれば教えてください。
「前回もお話ししたように、商品につけるキーワードは大事にすべきです。いつ使うものなのか・何に使えるものなのか、どんなものなのか。使用するシーンがイメージできるだけで、売れ行きは変わってきます。他にも、出品時に気をつけたいのが、出品する順番です」
売りたいものから順番に出品する、じゃダメなんですか?
「ダメです(笑)。メルカリでは、出品した順番に商品が表示され、後から並び替えることができません。なので、どんな順番にお店の商品を並べたいかを決めてから出品する必要があるんです。いろんなジャンルのものがぐちゃぐちゃに並んでいると見にくいですし、何よりも購買意欲も沸きにくくなりますよね」
ショップの棚をイメージして、順番を考えて出品
なるほど。もはや本物のショップと同じですね。
「ちょっとした心遣いが大切です。ショップを見に来てくれた人が、『このショップが好み』となれば、買うつもりじゃなかった商品も、訪問したついでに買ってくれることが多くなるんです。来た人が見やすい商品の並び・ジャンル分け・欲しくなるキーワードにこだわってみてくださいね」
メルカリで売れる服は「子ども服」
洋服は売れるものと売れないものの差が激しくて、出品が難しいです…。
「洋服と一概にいっても、カテゴリーやジャンルで売り方は異なります。例えば、大人の服でノーブランドのものを売るのは難しいです。試着できないので、実際に届いてみないとわからない分、購入のハードルが上がるからです。一方で子供服は、すぐにサイズアウトしたり洗う回数も多いので、ノーブランドでも枚数をたくさんつけてあげれば売ることができますよ」
ノーブランド品の服を売るのは難しい
ノーブランドのものを、コーディネートして出品しようと思うのですが、売れますか?
「私の経験だと、コーディネートをしても売り上げはあまり変わりません。メルカリは欲しいものをピンポイントで買いに来る方が多いので、どこの誰かわからない人のコーディネートを見ても、なかなか購入につながらないと思います。『おまけ』も同じですね。おまけをつけたところで、買うものは買うし買わないものは買いません。これらは売り上げにあまり関係のない方法なのかなと思います」
大掃除でいらなくなったものを出品する、くらいの心意気で宇田川さんにお話を聞いたのですが、聞けば聞くほどメルカリでものを売るにはニーズの深掘りが必要であり、見せ方も大事であることがわかりました。ただし、ちょっとした工夫で売り上げも変わってくるので、やりがいも大きいかもしれません。
今年の大掃除はメルカリでの出品を見越して、まずはジャンルわけしながら始めてみてはいかがでしょうか。
【宇田川まなみ】
福岡県在住。12歳の息子をもつ母。メルカリ師匠の愛称で親しまれている。引っ越しを機にフリマアプリ「メルカリ」に出会い、「これで不用品を売って引っ越し代を稼ごう!」と始めたのがきっかけで、月15万円の売上を叩き出す。著書に『プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ』(翔泳社)など。
<取材・文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
(エディタ(Editor):dutyadmin)








