一見、普通のホテルですが…
京都で5つめの〈三井ガーデンホテル〉が2020年9月、開業しました。阪急京都本線「京都河原町」駅から徒歩約1分という便利な場所にあり、お買い物にもお食事にも困りません。京都観光に便利なホテルです。シンプルですが、十分な広さのある客室は、リラックスできる空間となっています。モデレートツインのお部屋は、シャワーブースとトイレ・洗面スペースを分けたつくりになっており、2名以上の旅行でも快適に過ごせます。
お寺を次代へと遺すために考えられた「寺院共存型ホテル」
外観やホテルのお部屋は、他の〈三井ガーデンホテル〉と変わりありません。ですが〈三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺〉は、他のホテルとは違う特徴があります。それは「寺院共存型ホテル」であるということ。エントランスに飾ってある「木鼻」は、建替前の浄教寺の一部です。
ロビーと浄教寺との間には小さな窓があり、ホテルから本堂内を拝観できる造りとなっています。昨今、建物の老朽化や後継者の不在、檀家離れなどの理由で、閉じざるを得ない事態に陥っている寺院も少なくないとのこと。歴史ある寺院を次代へと遺すため、寺院が抱える社会的課題の解決方法の一つとして、ホテルと一体開発という寺院再生の新たなモデルケースを考えたのだそうです。
シックで落ち着く大浴場。入浴時にもお寺の所作を体感いただけるようにと、手水鉢をモチーフとしたオブジェをレイアウトしたのだそう。
「朝のおつとめ」体験
こちらのホテルに宿泊したら是非体験していただきたいのが、「朝のおつとめ体験」。「おつとめ」と聞くと少し難しそうに感じますが、そんなことはありません。朝、住職のお経に耳を傾け、お焼香をあげます。「朝のおつとめ体験」のあとは、浄教寺本堂を見学することができます。美しい天井は時間を忘れて眺めていたくなります。
贅沢な朝御膳
朝食はホテル2階の〈僧伽小野 京都浄教寺〉にて。こちらはミシュランガイドにも掲載された福岡の〈僧伽小野 一秀庵〉の2号店です。朝食は御膳形式。ちらし寿司やお蕎麦がいただける「紫雲」、鯛茶漬けや天ぷらがいただける「光明」、鰻と牛蒡の玉子とじまたは鰻のかぶら蒸しより主菜を選べる「青連」の3種類で、こちらのメニューは、メインとなるお料理だけでなく、デザートも異なります。どれをいただくか迷ってしまいます。