こんなところに本能寺が⁉
総門。明治12年にこの場所に移設された登録有形文化財です。
京都の寺町通商店街をテクテク歩いているとひょっこり現れる〈本能寺〉。歴史的に有名なお寺が日常に溶け込んでいるのが古都のスゴイところ。最寄り駅の阪急電車「京都河原町駅」は、昼夜問わず賑わう四条河原町や先斗町、祇園が徒歩圏内と、京都観光にとても便利な立地です。
〈本能寺〉は法華宗の大本山。1415年に日隆聖人が建立した本応寺が前身で、1433年に四条坊門の北に再建されたおり、現在の寺名に改められました。
まずは本堂へお参り。室町時代の粋を集めた木造大建築。総建坪587.4㎡(178坪)の総けやき材で、創立当時の面影を残す登録有形文化財。
現在の場所に移設されたのは、織田信長公が討たれた「本能寺の変」から9年後の1591年。豊臣秀吉公が京都のお寺をひとところに集め「寺町通」を作った際、〈本能寺〉も40石の年貢を受け取り従ったといいます。
これまで度重なる戦乱や大火によって5度の焼失、7度の再建を繰り返してきたことから、「ヒ(火)」が去ることを願う意味を込めて、本能寺の正式表記は「能」の字の作りの部分が「去」になっています。
織田家と明智家の家紋にときめく!期間限定の「御朱印帳」。
期間限定の御朱印帳は2,000円。表には織田家の家紋。御朱印は1枚300円でお受けできる。御朱印受付時間は9:00~17:00。
本堂の正面にある事務所では、オリジナルご朱印を授けてもらうことができます。現在の在庫分がなくなるまでの期間限定・御朱印帳があるということで、早速購入してみました。
と…‥、御朱印帳を見て仰天!
表には織田家の家紋、裏には明智家の家紋があしらわれているではありませんか!
裏面には明智家の桔梗紋が。戦国時代好きの歴女の友達に買って帰りたい!
「心しらぬ 人は何とも 言はばいへ
身をも惜まじ 名をも惜まじ」
明智家の桔梗の家紋の下には、秀光公が「本能寺の変」の前に詠んだと言われる辞世の句が書かれていました。
1582年の6月2日未明に勃発した「本能寺の変」の原因は、家臣・明智光秀の怨恨説、明智秀光、豊臣秀吉、徳川家康による三者共謀説、天皇・公家の陰謀説、千利休と堺町衆説などさまざまな憶測を呼んでいます。
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』ではどのような描かれ方をするのか気になるところではありますが、広く世間に敵(かたき)同士と思われている武将の家紋が、一つの御朱印帳に収まっていて大丈夫なのでしょうか?
とても力強い御朱印をお授けいただきました!
お寺の方にお話を伺ってみると、毎年、織田信長公の命日である6月2日に、織田軍、明智軍ともに恨みつらみを忘れて成仏するよう、敵味方関係の区別なく平等に供養しているのだとか。だから、こうした御朱印帳が生まれたわけか!
「オリジナルの御朱印帳袋」各2,000円。