柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。デスクワークにスマホ操作、1日のほとんどの時間でディスプレイを見ている私たちは目のピント調節機能が低下しています。疲れた目を回復させるための「フォーカスアップエクササイズ」をご紹介します。
スマホ老眼って知ってる?
私たち人間の目は水晶体というレンズを毛様体筋が引っ張ったり緩めたりして厚さを変えて、入ってくる情報のピントを合わせています。遠くの景色を見るときには毛様体筋が緩んでレンズが薄くなり、PCやスマホなどのディスプレイを見るとき(近くを見るとき)には毛様体筋を緊張させてレンズが厚くなります。

本来ならば、毛様体筋が緩んだり縮んだりを繰り返していますが、長い時間近くのディスプレイを見続けていると、筋肉は一定の緊張感を保ち続けてしまい、いざ遠くのものを見ようとしても直ぐに筋肉が動かなくなります。この状態が続くと毛様体筋と水晶体が元に戻らなくなって、「近視/近眼」になってしまいます。これを巷では「スマホ老眼」と言い、年齢に関係なく20代でも30代の人でも起こります。
疲れた目を休めるアイシング
アスリートがトレーニングやゲームの後、インタビューを受けながらアイシングをしている光景を見たことがあると思います。目の疲れは毛様体筋の疲れでありますし、水晶体は筋肉と同じタンパク質です。タンパク質は熱に弱く、使い続けて発生する自発的な熱が溜まると傷みに繋がります。疲れた目を休めるのに効果的なのはアスリートの肉体と同じようにアイシングしてあげることです。
氷や濡れたタオルを目の上に乗せるだけでもいいでしょう。特に濡れたタオルは目の余分な熱を奪い取る気化熱が発生するため、安全かつ効果的にアイシングをすることができます。
今度は毛様体筋の緊張を改善するエクササイズをご紹介します。
ピントをズラす「フォーカスアップエクササイズ」
(1) 腕を伸ばして人差し指を突き出します

(2) 3~5m先に別の焦点となる目標物を作ります
(3) 突き出した人差し指を1秒間見ます
(4) 今度は離れた目標物を1秒間見ます
(5) 3と4を繰り返します
遠いところと近いところを一定時間見続けて切り替えるエクササイズです。特に近いところから遠いところに切り替える能力が低下しているため、こちらをより丁寧に行うといいでしょう。30~60分ぐらいディスプレイを見続けた後に行うと効果的でしょう。
今ある視力を落とさない、そしてこれからも自分の目を使い続けるためにもアイケアは重要です。その中でも目のピントを調節する機能はとても重要なものですから、日頃のケアで改善してあげてください。
<文/ヒラガコージ>
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ヒラガコージ
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。
(エディタ(Editor):dutyadmin)
