皆さんは霊感の強い人に会ったことがあるでしょうか?そういう人から何か自分についてマイナスなことを言われた場合、信じなくてもなんだか気になってしまいますよね。
そんなマイナス発言されたのをきっかけに、自分の人生が変化したという女性の話を聞いてみました。
二股やセカンド扱い、とにかく男運がない
広告代理店で営業をしている麻理子さん(仮名・35歳)は、とてもパワフルで明るい女性です。性格はさっぱりした姉御肌タイプ。友達も多く社交的で、いかにも人生を謳歌(おうか)しているように見えるのですが、実は恋愛関係では若い時から苦労の連続だったとか。
「とにかく彼氏ができなかったんですよ。いいなと思った相手とは、肉体関係を結んだらそこがゴール。付き合ったとしても二股だったり、実は浮気相手でしたってパターンばかりで、周りの友達からもよく『男運なさすぎ』ってイジられてましたね。
若い頃はそれでも別にいいかと思ってたんですけど、30歳を過ぎたあたりでもそんな調子でさすがにヤバいんじゃないかなってアセり始めたんです」
そんな時、麻理子さんは、友達から付き合っている彼氏を紹介されました。居酒屋で普通に楽しく飲んでいた3人ですが、お酒が進んで麻理子さんの恋愛についての話になった時、突然その彼氏が眉間にシワを寄せて難しそうな表情になりました。どうしたのかと思ったら、彼は申し訳なさそうに、でも真剣にこう告げたのです。
「麻理子さん、マジで男運ないですよね?」と。
霊感の強い人に、霊のせいだと言われた

「その時は、そんなの今の話の流れを聞いてりゃわかるでしょーなんて茶化してたんですけど、どうやら彼の顔を見てるとものすごく深刻なことらしくて。どういうことなの?って聞いたら『麻理子さんには、生前まったく男に縁がなくて、それを悔いたまま亡くなった女性の霊が憑いてます』って言われたんです」
友達の彼氏はかなり霊感が強い人だったそうです。いまいち信用していなさそうな麻理子さんに、その当時彼女が住んでいた実家の間取りや家族構成もズバズバ当ててみせたとか。
そして「その女は性への興味が強かったので、麻理子さんをビッチ行動に走らせてる。でも、その女が憑いている限りはエッチはできてもちゃんとした彼氏はできない。幸せになりづらいと思う」と断言したのです。
「確かにその頃の私って、端から見たらビッチっぽかったと思うんですよね。だとしても初対面の人間にそんなこと言われる筋合いないなぁとその時は素直に思いました(笑)。でも、もしそれが本当だったとしたら、その私に憑いてる女、マジなんなんだよってムカついてきてしまって。
酔ってる勢いもあって帰り道に最寄り駅から自宅に帰る途中、私の後ろにいるらしい見えない女に向かって叫んでやったんです。『見てろよ。もしマジで憑いてるんなら幸せになる姿見せてやっからな!覚悟しとけ!』って。はっきり言って喧嘩売ってやった感覚ですよ」
結婚して再び霊感の強い知人に見てもらったら
それから麻理子さんは翌日から真面目に婚活を開始。ビッチ行為も一切止めて「絶対に幸せになってやる!」という執念にも似た想いを貫きました。
すると、そのタイミングで高校時代の後輩と偶然再会。そのまま交際に発展し、麻理子さんは人生で初とも言えるまともな彼氏をゲット。2年後には見事にゴールインしたとのこと。
今は幸せ最高潮!とまではいかないまでも、麻理子さん曰く「そこそこ幸せ」な良い家庭を築いているようです。
「実はこの前、久しぶりにあの霊感のある友達の彼氏に会ったんですよ。せっかくなので例の女がどうなったのか見てもらったんですが、なんかすっかり気持ちが落ち着いて大人しくなってて、むしろ私のことを守ってるらしいです(笑)」
女の抱いた確固たる強い想いは、当人を変え人生を変え、時には憑いている悪霊の心根までも変えてしまうなんてこともあるのかもしれませんね。
―シリーズ「怪談・ゾッとする話/不思議な話」―
<文/もちづき千代子 イラスト/カツオ>
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もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。
(エディタ(Editor):dutyadmin)
