年齢を重ねるとともに、口の両脇に目立ってくるシワ「ほうれい線」。対策をしたいと思っても何から取り組めばいいのかわからない…ということも多いのではないでしょうか。今回は、エクササイズからメイクまで、憎きほうれい線を防ぐ・消す・薄くする方法をご紹介します。

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ほうれい線を消す対策1:大ブームの「シワ改善美容液」
ほうれい線ができる原因はいくつかありますが、大きな原因はお肌の深部(真皮)の劣化。真皮内のコラーゲンとエラスチンが、加齢や紫外線などで減少したり劣化して、ハリ・弾力を失って垂れてくるのです。結果、ほうれい線という深いシワが刻まれてしまいます。
このシワのメカニズムを研究した「シワ改善美容液」が、ここ数年大ブームです。
●「リンクルショット メディカル セラム」(ポーラ、20g、14,850円・税込)
2017年、日本初のシワを改善する医薬部外品として認証された美容液。これが超ヒットとなり、シワ改善ブームが巻き起こりました。
ポーラが、真皮成分の劣化を抑えてシワを改善する有効成分「ニールワン」を発見。普通のコスメは角質層までしか届かないところ、「リンクルショット」は真皮まで届く処方で、コスメ界が騒然としたものです。
他にも、2019年のコスメ大賞を総なめした敏感肌用のシワ改善コスメ「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」(DECENCIA)や、 「エリクシール リンクルクリーム」(資生堂)、「リンクル リフト セラム」(カネボウ)など、医薬部外品が続々と出ています。
ほうれい線を消す対策2:ヒアルロン酸の注入は手っ取り早い
美容液は、長い時間をかけてシワ改善するのに対して、即効性があるのは美容クリニックによる施術です。ほうれい線を消すにも色々な施術がありますが、高須クリニック・高須克弥院長によると「一番ベーシックなのは、ヒアルロン酸の注入。ほうれい線の溝に沿って、注射でヒアルロン酸を注入します」。約1年間効果が持続するものの、ヒアルロン酸がゆっくり体内に吸収されて効果が消えるとのこと。
美容施術までお金をかけられない人のために、最近では貼る美容液「ニードルパッチ」も登場しました。
たとえば「メディリフト3Dマイクロフィラー」(ヤーマン)は、シートにびっしり、細かい針状にしたヒアルロン酸が付いています。その数2000本。このシートをほうれい線に貼って寝るだけで、ヒアルロン酸が角質層に溶け出すのです。

ヤーマン「メディリフト3Dマイクロフィラー」
ほうれい線を消す対策3:顔のエクササイズ「ほうれい線プレス」
ほうれい線ができる原因には、お肌内部の問題のほか、「顔の筋肉(表情筋)の衰え」もあります。表情筋が劣化すると、顔がたるんで下がってくるのです(ボディの筋肉が衰えると全身がたるんでくるのと同じですね)。 そこで、“顔の筋トレ”を提唱する専門家もいます。
まずは、「顔ヨガ」を提唱してたくさんの著書がある間々田佳子先生直伝のエクササイズ「ほうれい線プレス」をご紹介しましょう。
「ほうれい線は、顔にしわが刻まれたことでできた線です。洋服にしわができたらアイロンで伸ばして消しますが、同じように顔のしわも舌で“ほうれい線プレス”をし、伸ばしてあげましょう」(間々田佳子先生)
<ほうれい線プレスをマスターしよう>
(1)舌先を口の内側から右のほうれい線に沿わせながら、アイロンがけをするように強い力でプレスする。しわを消すイメージで舌を3回程度上下させる。

(2)左のほうれい線も同様に。

間々田さん曰く「右3回・左3回×2回を1セットとして2セット程度を1日1回は行いましょう。何回行なってもいいので、気がついた時にするといいでしょう」とのこと。ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、マスクをしっぱなしだと、ほうれい線や、唇の横に入るマリオネット線ができやすくなるそう。
「マスクをしている安心感からか表情筋を使わなくなって、マスクで隠れた部分を衰えさせる原因になりやすいんです。それから、マスクをすることで、鼻呼吸でなく口呼吸になってしまいやすく、結果的に口輪筋が緩んでたるみにつながりやすいんです」
年中マスクをしている人が増えていますが、要注意ですね!
●たるんだ顔は「ほうれい線プレス」で伸ばす!プロが教える顔エクササイズ
ほうれい線を消す対策4:「顔筋コーディネイト」 でシワを防ぐ
2つ目に紹介するのは、顔筋コーディネイターとして世界的に活躍するKatsuyoさんが考案した「顔筋コーディネート(R)」です。
Katsuyoさんによると、表情を作っている顔の筋肉=顔筋(表情筋)が、ストレスや緊張で、硬く凝り固まってしまった人が多くいるそうです。
たとえば、笑っても口角が上がらないのは顔筋が固まっている証拠。この顔筋のコリを放っておくと、シワやほうれい線が深く刻まれてしまう原因になるというのです。
そこで、顔筋をほぐすのが「顔筋コーディネート(R)」。どのようにほぐすのか、4ステップを覚えていきましょう。
1:耳の横のリンパを刺激
人差し指と中指で耳を挟み、ごしごしと上下にマッサージ。耳下腺を刺激しながら顔面神経束も刺激します。10回ほどこすりましょう。一日何度でも行ってよいそうです。

2:頬骨から顎骨までコリを押し出す
まず、口を“あ”の字にあけます。そして、頬骨から下顎骨に向かって垂直に下へ流すイメージでマッサージ。頬骨から耳のつけねまで5回流しましょう。これを3セット~5セット行います。

3:頬骨の下をほぐす
こぶしを頬骨の下にあてて、ぐるぐると小さく回すようにマッサージします。こぶしの第二間接を骨の下にしっかりとつけて痛気持ちよいほどの強さで小刻みに回しましょう。小鼻の横から耳のほうまでこぶしを移動しながら行います。これも3セットから5セットマッサージしましょう。

4:口角を上げる
人差し指をコの字に曲げ、指で口角のお肉を頬骨までぎゅっと持ち上げて下から上に3回、内側から外側へ3回、指をぴったりと頬骨の下にくっつけて動かしましょう。即効で口角が上がります!

3セットから5セット行いましょう。ポイントは指を頬骨下にしっかり固定することと、目の下にシワが寄らない程度の力です。
4ステップを覚えるのは慣れが必要かもしれませんが、その分効果が期待できそう!
●老け顔・疲れ顔にオサラバ!「顔筋コーディネイト」で愛され顔に
ほうれい線を消す対策5:日本酒マッサージ15秒の裏ワザ
続いて、夕方や忙しい時間にも取り入れられる時短ワザのほうれい線対策です。
使用するのはなんと予想外の日本酒です! 日本酒による美顔マッサージを行う芳原指圧治療院の芳原雅司さんは、「顔には、美顔に効果のあるツボが沢山集まっています。ここを正しく刺激することで血行がよくなり、筋肉と皮膚のハリを生み出します。さらに、日本酒を用いることで効果が倍増するのです」と話します。

ほうれい線に対応するツボは、「巨りょう(こりょう)」です。小鼻の横と、黒目からまっすぐ下におろしたラインがクロスする場所にあるツボです。
日本酒はアミノ酸やビタミンなど様々な栄養素を含んでいるため数々の効能があるとか。スプレーボトルに日本酒を入れておいて、出先でシュッとほうれい線付近に噴霧したり、指につけてからマッサージをするのが効果的です。両手の中指に日本酒をつけて左右のツボに当て、軽く圧をかけながら左右に15秒間さするマッサージがおすすめですよ!
●シワ・ほうれい線を15秒で改善する裏ワザがあった
ほうれい線を消す対策6:老け顔は“顔下半分”をきたえれば防げる
ほうれい線が目立ってくると、ついついマスクをして隠してしまいたくなるときもありますよね。『顔下半分で美人に魅せる!』の著者である是枝伸子さんは歯科医で、歯が顔に大きな影響を及ぼすのを実感したそう。口元にあるほうれい線と歯は密接に関係していると解説しています。
同書によると「ほうれい線が深くなる原因のひとつが歯の高さの変化。加齢とともに奥歯が欠損摩耗していき歯の高さが合わなくなると筋肉のバランスも悪くなりほうれい線も深くなる」。
そして、歯科医の視点からマッサージ法を提唱しています。
まず親指を口に入れ、人差し指を頬にあてモダイオラス(ほうれい線の延長線上)をはさみ、回すようにもみほぐすこと。次に、親指を頬骨があたるところまで動かし、人差し指ではさみ上下に30秒ほど揺らすことがほうれい線を消すために有効だそうです。医師が勧める方法であれば、特に効果が期待できそう!
●マスクに逃げてない?老け顔は“顔下半分”をきたえれば防げる
ほうれい線を消す対策7:最後はメイクで消しちゃえ
最後にご紹介するのはほうれい線を消す効果的なメイク方法です。
シニア世代を驚くほど若く美しくヘアメイクしてくれると評判の写真スタジオ「えがお写真館」に所属している、ヘア&メイクアップアーティストの船津有史さん。『悩みがぶっ飛ぶ 50代からのヘア&メイク術』の著者でもあります。この著書ではシニアの方にもおすすめのほうれい線を消せるメイク方法が解説されています。
・くっきり「ほうれい線」は筆ペンタイプのハイライターで撃退
ほうれい線を消すためにはハイライターの使用が効果大!気になる部分だけに使いやすく、肌を明るくカバーします。筆ペンタイプはほうれい線にもピッタリ密着するメリットも。
(今回の使用アイテムは、エスティローダーの「ダブル ウェア グロウ BBハイライター」)

STEP1:ほうれい線を垂直にまたぐように、ラインを数本描きます

STEP2:指でなじませます。溝の影が明るくカバーでき、目立たなくなります

メイクは一度マスターできればほうれい線を消す対策として非常に強力!是非とも取り入れていきたいですね。
●ほうれい線もシミもメイクで消えた! 加齢をぶっ飛ばす別人メイクテクニック
5つのほうれい線対策をご紹介しました。様々な手段があるので取り組みやすいものから取り入れて、ほうれい線の無い若々しい肌を維持していきたいですね。
<文/大庭スミ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
ライター、メンタルカウンセラー。メンタルについて相談を受けることも多い。@sumi19191
(エディタ(Editor):dutyadmin)



