6/11に発表された「@cosme ベストコスメアワード 2020 上半期新作ベストコスメ トレンドキーワード」。2020年上半期のビューティートレンドに加え、新型コロナウイルスによる意識変化、新生活様式で生まれた新しい女性のインサイトなどをリサーチした解説会に参加してきました。
新型コロナウイルスの影響により、美容への関心の変化が出ています。膨大な口コミサイトならではの分析で、これからのトレンドも予測。
例年とは違った夏を迎えそうな今、不安もあるでしょう。その中で、どのようにビューティートレンドが移り変わっていくのか、ベストコスメと併せてレポートしていきます。
総合大賞にも変化が

2020年の総合大賞は、ランコム「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」。これまでの総合大賞は、リップアイテムなどメイク用品が多く、スキンケアが大賞受賞するのは、なんと9年ぶりの快挙でした。

大賞に続き、2位アテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」、3位「エリクシール シュペリエル つや玉ミスト」、4位 SOFINA iP「ベースケア セラム<土台美容液>」と総合4位までがスキンケアを独占しました。スキンケア需要が高まった理由は、コロナ禍の影響だけではない、と興味深い分析。
いったいなぜ、スキンケアへの需要が高まったのでしょうか。
実は以前からスキンケアへの関心は増加傾向だった

まず、スキンケアへの関心はコロナ禍で急に高まったわけではないと分析。
自撮りアプリなどが流行し、簡単に肌修正してくれる機能を使えるようになりました。また、塗っただけで肌がワントーンアップするようなコスメも多く発売され、加工アプリを使ったみたいだと感動する声もあったようです。

そんな中、素肌を美しくしたい!といったニーズが高まったようです。
実際スキンケアという単語が口コミの中で出てきた数は、年々増加傾向。2016年を100とすると、2020年には121の出現率とのことです。
新型コロナウイルスの影響で、おうち美容に力を入れる機会が増えたことで、スキンケアへの関心は加速したといえます。
コスメを人で選ぶ!?

コスメの買い方にも変化があったよう。トレンドキーワードとして、おうち美容、田中みな実買い、さらりと滴る進化系リップ、ハンドケア重視の4つが挙げられていました。
その中に「田中みな実買い」があるように、この人が使っているから自分も買ってみる、という傾向も。
youtuberがプロデュースしたコスメを購入するなど、推している人に共感したり応援したいという思いがあったりで、購買意欲が湧く場合もあるそう。
コスメを楽しむ方向に…!?
コスメへの意識変化も見られます。新型コロナウイルスが終息したとき、気分転換やテンションを上げるためにコスメを使いたいという意見が多く見られました。

今回大賞を受賞したクラリフィック デュアル エッセンス ローションも、楽しみながらケアできるという口コミが見られるそう。
2層式の化粧水で使用前にシェイクするのですが、その過程が斬新で楽しいという口コミも。ほのかな香りでテンションを上げることもでき、使いながら楽しめるアイテムがこれからも定着していきそうです。
コロナ禍が消費者に与えた影響は…

アットコスメがアットコスメ会員に行ったコロナ禍とコスメの関係を探ったアンケート(※)によると、新型コロナウイルスの影響により、メイク意識にも変化が。マスクが必需品になっていることから、ベースメイクやリップメイクが薄くなったり、化粧崩れや肌荒れが気になったりしているようです。
今までとは違ったメイクに挑戦するようになったという声も見られます。状況変化に合わせて、自分に似合うマスクメイクを探している人もいるのではないでしょうか。また、おうち時間で新しいメイクにチャレンジする人もいたでしょう。

普段なら購入するけれどコロナ禍により買わなかった化粧品を聞いたアンケートでは、やはり上位には、リップアイテム、ファンデーション、アイシャドウを始めとするメイクアップ用品が並びました。

しかしながら、メイクアップへの関心自体が減ったという人の割合は26%にとどまり、外出自粛やマスク着用による一時的な影響ではないかとも考えられます。
これからどうなる!? 気になるビューティートレンドは…

新型コロナウイルスが終息したら、気分転換やテンションを上げるためにコスメを使いそうだという声が多く見られます。リラックス効果を求めそうだという意見も多く、楽しみながら使える化粧品は、これからもニーズが高そうです。
素肌をキレイにしたいという意識も、継続するのでは。スキンケアへの関心の高さは、これからも持続するでしょう。
暑い夏を迎えるので、冷感コスメも人気が出てくるかも。

マスクをしたまま暑い夏を迎えるのは、やはり不安ですよね。本アンケートでは、マスクに関する悩みを持っている女性が80%もいました。マスクによる化粧崩れや肌荒れが多く、マスク装着時のメイクの仕上がりなども気になっているようです。
これからは、色付きの化粧下地を塗ってパウダーで仕上げるなど、薄づきメイクで対応する人も増えると思います。顔の大半が隠れますが、部分的にハイライトを使って肌をキレイに見せるメイクも活躍しそう。
アイメイクが強いと顔全体がキツく見えてしまうので、涼しげなカラーも人気になりそうです。
チークやリップメイクなどは、落ちにくいものが求められるでしょう。自粛期間を終え、人と会う機会が増えたことにより、マスクを取ったときの仕上がりも意識するようになりそうです。
経験のない夏に向けて不安も多々ありますが、それに合わせたビューティートレンドが生まれるかもしれません。美容に関しても、女性ならではの経験則も活かしながら、未曾有の事態を乗り切れると信じています。
そして、一刻も早く事態が終息し、安心な生活ができることを祈っています。
【調査概要】
「美容とライフスタイルに関するアンケート」
2020年5月26日(火)~27日(水)
n=10591名
調査対象者:@コスメプロデュースメンバー/女性/日本国内在住/15歳以上
※@コスメ会員の構成にあわせ年代割付
<文/西田彩花>
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(エディタ(Editor):dutyadmin)