
お腹をへこませるエクササイズをしたり食事制限を頑張ったりしても、なかなかお腹のダイエットが成功せず、いつまでも下腹部がもたつくことがお悩みの方も多いのはないでしょうか。
気になる下腹部ポッコリの原因のひとつに、内臓が下に垂れてしまうことがあります。内蔵が下に落ちてしまう理由はいくつかありますが、大きな理由のひとつが“内臓のこり”です。
冷えや運動不足などによって、胃腸の働きが停滞して、お腹が硬くなります。
筋肉が硬直することで、呼吸も浅くなって、代謝が低下してしまいます。
つまり、お腹をほぐしてあげることが大切です。
こりをほぐしてスッキリ下腹部になる、“お腹ほぐし”の方法をご紹介します。
お腹をほぐせば便秘も解消できて、一石二鳥!
“内臓のこり”の原因は、冷え、運動不足、睡眠不足
ほとんどの臓器は、「平滑筋」という筋肉でおおわれています。この平滑筋、体の表面にある筋肉やインナーマッスルとは全く異なり、自分の意志とは無関係で動く筋肉です。そのため、トレーニングなどをして鍛えることができないと言われています。
しかし平滑筋は、日常生活のちょっとした悪習慣で正常に動かなくなり、それが“内臓のこり”に繋がることも。
その原因ともいわれているのが、冷え、運動不足、睡眠不足です。
冷え
特に夏の時期、冷たいものを取りすぎることで内臓が冷えます。すると内臓を覆う平滑筋も冷えて硬くなり、内臓を本来あるべき位置に支えることができなくなり、内臓を下へと下げてしまいます。
運動不足
深呼吸をするときに意識するなど、呼吸のイメージが強い横隔膜。実は、下にある胃や肝臓などをはじめとした内臓を適度に圧迫したり収縮したりして働きを活性化させる、マッサージのような役割を持っています。
運動(特に有酸素運動)をすることで横隔膜の動きが活発になり、内臓への働きかけも大きくなりますが、運動不足の状態ではこのマッサージのような役割はあまり見込めません。
睡眠不足
体や脳を休ませるのに欠かせない睡眠。寝ている間に血行が促進されたり、体が回復したりします。しかし、睡眠が十分でないと内臓が元の位置に戻りにくくなってしまいます。
あなたのお腹はこっている? セルフチェック法
お腹のこりがあるか、実際に調べてみましょう!
食事の前後を控え、リラックスした時間に仰向けになって行います。
お腹の範囲は広いので、「肋骨の下」「腸骨(腰にあるゴリゴリした部分)の近く」「おへそ周り」を重点的に調べます。
<セルフチェック法>
◆1 人差し指~小指の4本の指の腹でお腹を押す
◆2 最初は浅く、徐々に深く指を差し込むようにする
※指をまっすぐに伸ばすことを意識すると、指の腹で押しやすい
※急にグッと押し込むと痛いので、息を吐きながらじわじわと押す
痛い場所や硬い場所だけでなく、「くすぐったい」「違和感を覚える」という場所もコリがある可能性が高いです。
また、押し込んだときに指が1センチ以上入らない場所も、コリがあるといえるでしょう。
“お腹ほぐし”のやり方
手のひらでやさしくさすって、お腹をほぐしていきます。
基本の“お腹ほぐし”
◆1 仰向けで寝る
◆2 おへそに両手を揃えて置き、10回ほど円を描くようにマッサージする
※お腹全体をぐるっとさするのではなく、その場で小さい「の」を描くようなイメージ
◆3 手のひらを少し左(または右)にずらし、同様にマッサージする
◆4 2~3の手順を繰り返し、お腹全体をマッサージする
軽い指圧マッサージ
◆1 基本の“お腹ほぐし”の「円を描く」動作の代わりに、軽くお腹を押す
※心地よいと感じるくらいの強さで押す
※息を止めないように注意
◆2 2~3秒押したら、指を離す
消化吸収力&免疫力をアップ! 小腸のマッサージ
おへその周りを、Uの字を書くように順番に押していきます。
◆1 おへその左を軽くつまむようにしてもむ
◆2 おへその左下をもむ
◆3 おへその真下をもむ
◆4 おへその右下をもむ
◆5 おへその右側をもむ
便秘に効果的! 大腸のマッサージ
お腹の外郭をぐるりと囲んでいる大腸を、流れに沿ってほぐしていきましょう。右の骨盤のすぐ上を起点に、時計回りでマッサージしていきます。
◆1 右の骨盤のすぐ上を、基本の“お腹ほぐし”または指圧マッサージでほぐす
◆2 おへその右横をほぐす
◆3 右肋骨のすぐ下をほぐす
◆4 左肋骨のすぐ下をほぐす
◆5 おへその左横をほぐす
◆6 左の骨盤のすぐ上をほぐす
◆7 左の骨盤から恥骨(股関節)まで、左脚の付け根を丁寧にほぐす
“お腹ほぐし”がもたらす、嬉しい効果
お腹をほぐしてこりがほぐれると、下腹部のポッコリが改善されるほかに、こんな嬉しい効果が出てきます。
便秘の改善
腸の動きが活性化するので、便秘が改善されます。
冷えの改善
内臓の冷えが改善され、血行もよくなるため、全身(特に腰回りや下半身)が温まります。
腰痛や肩こりが解消
冷たいものを一気に食べると頭が痛くなることがあります。このように、内臓の負担が関係のない場所の不調となって現れることがあり、これを関連痛と呼びます。内臓のこりが無くなることで腰痛や肩こりも解消する可能性も。
生理痛の緩和
生理痛には様々な原因がありますが、そのひとつが溜まった便の重みなどで子宮が圧迫されることによるもの。内臓のこりがほぐれ腸の動きが活発になることで、生理痛が軽くなることも期待できます。
ツボ押しでさらに“お腹ほぐし”の効果をバックアップ
胃腸の働きを活発にするというツボを刺激して、“お腹ほぐし”の効果をさらにアップさせましょう。
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間使(かんし)
手のひら側の手首にある横じわから指4本分ほど離れた箇所の、2本の筋の間にあります。親指で押すと少し圧迫感のような痛みを感じることもあるかもしれません。少し強めに1~2分押し込みながらもみます。
合谷(ごうこく)
手の甲の、親指と人差し指の付け根のあたりにあるツボ。骨と骨の間のへこんでいる部分です。腸だけではなく、頭痛や肩こり、精神安定まで幅広く効果があるとされています。
“お腹ほぐし”で、体の中からスリムに!
内臓のこりをほぐす“お腹ほぐし”、いかがでしたか。食事制限やエクササイズを続けてもなかなかダイエットの効果が出ない方や、腰がいつもヒンヤリしている方、便秘気味の方には特に効果が出やすいマッサージです。
腸がほぐれると心も穏やかになるとされています。痛みのないセルフケアなので、ぜひトライしてみてください。
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文/@ビューティーガール編集部