肌のタイプというと、乾燥肌やオイリー肌、混合肌などがありますが、何を基準にして判断するのかよく分からないなんて人も多いかと思います。
もちろんエステサロンなどでプロにちゃんと見てもらうのが一番だけれど、自分で手軽に知ることができたらいいですよね。
そこで今回は、エステティシャンの筆者が簡単にセルフチェックできる肌診断をご用意しました。これからのスキンケアの参考になれば嬉しいです。

肌質と肌状態(悩み)は違う!?
まず前提として肌質と肌状態(肌悩み)は違います。ニキビができるからオイリー肌、乾燥するから乾燥肌、とは限りません。
肌状態とは水分不足、シワ、シミ、皮脂詰まり、ニキビ、赤み、かゆみ、敏感など私たちが気になる「悩み」の部分。ですがこれらは「肌の状態」であって、ベースがどの肌質であっても起こり得ます。
まずはベースに肌質があり、その上に肌状態が乗ってる、というイメージです。

悩みだけにフォーカスしてしまうと、正しいケアができずに余計に悪化してしまうことも起こり得ます。
例えば、同じニキビという状態であっても、ベースがオイリー肌と乾燥肌とでは必要なケアや使うべき化粧品が違うのです。
それを踏まえて、まずは自分の肌質がどれに当てはまるのかを見ていきましょう。
肌質は「皮脂の分泌量」でチェック
肌質は基本は遺伝によるもので、「皮脂の分泌量」で見ていきます。皮脂分泌が顔全体に多いのがオイリー肌、ほとんど皮脂を分泌しないのが乾燥肌。普通肌は適度に皮脂分泌があり、トラブルもできにくいお肌。そしてその中間が混合肌ですが、ここでは混合肌は二種類に分けていきます。

皮脂の量が多い順に脂性肌(オイリー肌)・混合脂性肌・普通肌・混合乾性肌・乾燥肌となります。
冬場でも顔全体がテカる人は脂性肌、Tゾーンなど部分的にテカり、その他は乾燥するなら混合脂性肌か混合乾性肌、年間通して乾燥しやすいなら乾燥肌の可能性が高いです。
当てはまりそうなものから特徴と対策を読んでみてくださいね。
(1)乾燥肌
特徴
顔全体の皮脂が少ない。毛穴が小さくキメが細かい。思春期の頃に吹き出物やニキビがほぼできない(できても小さかった)。触るとさらっとしている。なりやすい肌悩み
カサつく、乾燥する、化粧ノリが悪い、シワができやすい、しみができやすい、手荒れしやすい。

対策
クリームやオイルなど油分をしっかり含む化粧品を使用します。洗浄力の強すぎるもの(固形石鹸やクレンジングオイル)は避けましょう。クリームやバームクレンジングが向いています。
また、アイケアクリームは20代前半から使った方が良いです。乾燥を放置すると小じわやシミなど老化現象がはやく訪れたり、乾燥の放置から敏感になりやすいタイプなのでとにかく保湿を心がけて。
(2)脂性肌
特徴
顔全体の皮脂分泌が活発。頬や首の方も油分が出せるお肌。乾燥しにくくシワ・しみができにくい。
毛穴が目立ち、キメが粗いことが多く、肌が厚ぼったい印象の人も。
なりやすい肌悩み
テカリやすい。オイリーでベタベタする。化粧崩れしやすい。毛穴詰まりしやすい。コメドや吹き出物が若い時に出やすかった。ニキビは大きく腫れる傾向。

対策
角質ケアやクレイ洗浄、ピーリングなどを適度に行い毛穴詰まりを予防しましょう。
特に若くて皮脂分泌が活発なうちは、オイルフリータイプのジェルや保湿剤、油分の少ないお化粧品を選ぶのがおすすめ。
また毛穴が詰まりやすい人は、化粧品選びの際に「ノンコメドジェニック」製品を選ぶと毛穴詰まりやニキビのリスクを減らすことができます。
(3)混合肌
混合肌はひとつの括りとして扱われることが多いですが、実は混合肌の中でも乾燥寄りと脂性寄りに分けることで、より肌にあった化粧品選びやケアをすることができます。
特徴
混合肌の特徴としては、顔の中心線(額、鼻、あご)に適度な皮脂があり、油分の量が多いなら混合脂性、少なめなら混合乾性です。見分けが難しいのですが、Tゾーンと頬の内側の三角ゾーンもテカリがでる人は混合脂性、Tゾーンのみがテカる、毛穴が目立つ人は混合乾性の可能性が高いです。
混合脂性肌の特徴
Tゾーンに加え頬の内側も脂がでる。毛穴詰まり、水分不足、コメド、ニキビ、テカリが出やすい。
手やデコルテが滑らかでキレイなことが多い。
混合乾性肌の特徴
Tゾーンのみテカリ、脂がでる。ちりめんジワや目元の小じわが出来やすい。手が乾燥しやすい。

対策
混合肌はどちらも季節や環境の影響を受けやすく、冬と夏で皮脂の量が大幅に変わったり、脂っぽいのにカサついたりしてトラブルが出やすいのが特徴です。
毛穴詰まりやニキビができやすい方は、脂性肌と同じくノンコメドジェニック製品を選ぶことでリスクを減らすことが期待できます。
混合肌は“テカるけど乾燥もする”など一見矛盾したトラブルに見舞われることも多いお肌。空気などの乾燥や、クレンジングや洗顔での落としすぎに気をつけ、乳液など水分・油分を適度に含んだお化粧品をしっかりと使用しましょう。
化粧品を選ぶときは、気になる肌状態や悩みに合わせてではなく「頬の油分量」に合わせて選ぶとお肌にあうものを選びやすく、そこから気になる悩みに対して足し算、引き算をすると失敗しにくいです。
例えば、Tゾーンがテカるけど頬は乾燥する場合、頬に合わせて基礎化粧品を選び、Tゾーンはつける量を減らし、スペシャルケアでTゾーンのみクレイパックを週2回やる、など。お化粧品選びの参考にしてみてください。
お肌にあった化粧品選びって簡単なようで実は結構難しいですよね。あなたにあった化粧品やケア方法がみつかる参考に少しでもなれば幸いです。
ライタープロフィール
美容家・永松 麻美
美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰。自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。
【保有資格】
CIDESCOインターナショナルエステティシャン/CIDESCOアロマセラピスト/CIBTACエステティックトリートメント/日本エステティック協会上級エステティシャン/日本スキンケア協会認定校資格