感情をうまく整理できないなら、ノートを2冊、用意しましょう。この「2冊のノート」で自分の感情を整理して心をケアし、我慢に慣れてしまった心を整える方法をご紹介します。
1冊目は「気づきノート」
感情を素直に出せる場所を見つける
我慢することに慣れて、何が自分の感情かわからなくなってしまったら、まずは素直に感情を出すことから始めましょう。共感してくれる友達に会ったり、信頼できる人に怒りや愚痴を聞いてもらったり、匿名でSNSや電話相談、オンラインカウンセリングをしたり…。

頼るのは人だけではありません。自分と似た境遇のドラマや映画を観たり、本を読んだりして、共感して泣いて笑って…。さまざまな方法でいろんな感情を出せるようになれば、自分の素直な気持ちを知ることができます。

ただし、誰かを攻撃して気持ちをスッキリさせるのはおすすめしません。自分が傷ついたからといって、誰かを傷つけて良い理由にはならないからです。その攻撃は自分に返ってきます。あくまで“共感”という形で感情を吐き出しましょう。
我慢した瞬間をノートに記録する
自分がどういう感情なのかわかるようになったら、いよいよノートの出番。あなたが言葉を飲み込んだり、もやっとしても隠したりと、感情を我慢した瞬間をノートに記録しましょう。

イラッとしたけど表に出せない、しんどいけど堪えなきゃ、泣きたいけどそんな場合じゃない、笑いたいのにうまく笑えない…。そんなもやもやとした感情をそのままに書き出してください。
元気なときにノートを見返して、“感情”に気づく
いくつか記録したら、元気なときにノートを見返しましょう。元気なときの方が、落ち込んでいる自分を客観的に見られます。そうすると、自分がどんなときにもやっとしたり我慢したりするのか、共通点に気づくはず。

例えば、自分を否定されたから、自分でなくても他人を否定する人がいるから、という傷つく理由がわかるかも。この人といると、プライベートより仕事でもやもやしているなど、傷つきやすい場面や言葉に気づけるかもしれません。

また、睡眠不足や忙しくて余裕がない、体調が優れないときなど、自分の状態が追い詰められやすいときだったとわかるかも。自己分析をしておけば、次にもやもやとしたときに、ノートを使って「これがあったから嫌な気持ちになったんだ」と自分の感情に気づけます。
自分が“求めている”ことに気づく
ノートを見返して、傷ついたときに「自分はどうしたかった?どうされたかった?」と自分に問いかけてみましょう。傷つけることを言った人に謝ってほしい、気持ちに寄り添って理解してほしい、思いっきり怒ったり泣いたりしたかった…いろんな思いがあるはず。

それは自分が“求めている”ことです。それを、自分で自分に与えましょう。感情を思いきり出して、自分の気持ちに寄り添い、自分を認めてあげることになります。
感情に気づき、自分を見返し、ケアしてあげる
もやっとしたり傷ついたりしても、我慢しなければいけないときは、「気づきノート」で自分自身をケアしましょう。

我慢している感情に自分だけは気づいてあげること。そして寄り添いましょう。どうして傷ついたのかを理解し、自分が求めることを自分に与えます。こうすれば我慢するだけでなく、きちんと感情を整理できるはずです。
2冊目は「ご機嫌ノート」
気持ちはいきなり切り替えられない

もやもやとした感情に気づいて、整理できたとしても、落ち込んだ気持ちをいきなりポジティブに切り替えるのは難しいですよね。そこで、2冊目のノートの出番。
「ご機嫌♡」になれたらノートに記録する
生活している中で、自分が「うれしい」「幸せ」「楽しい」など「ご機嫌♡」になれたときに、すかさずノートに記録しましょう。

褒められてうれしい、おいしいものを食べて幸せ、趣味で楽しい…どんなことでも良いです。自覚していることもあれば、自覚してないこともあり、自分の“ご機嫌”が増えていきます。
自分で自分の機嫌を取る
そして、落ち込んでしまったとき。「気づきノート」で感情の整理はできたけど、気持ちは落ち込んだまま…。そんなときに「ご機嫌ノート」を使います。

自分が「ご機嫌♡」になれる瞬間が記されているので、その中から今の自分が取り組めそうなことを実践します。心が穏やかになり、幸せな気持ちになれるはずです。自分で自分の機嫌を取ってあげましょう。
心や体の調子が戻らないときは専門機関へ

自分でいろいろやってみても、感情の整理がうまくできない、ずーっと落ち込んでいる、体の調子も良くない…。それは、心や体の病気かもしれません。専門機関や病院へ行き、心や体のケアをしてもらいましょう。
自分をもっと大切にしましょう
我慢することが偉い?黙っているのが大人?もちろん我慢して黙っていなければならない場面はあります。しかし、それは怒ったり泣いたり笑ったりしてはいけない、ということではありません。人間ですから感情はあります。

自分自身はその感情を認めて、向き合うことで、「我慢している」という気持ちも薄れていきます。まずは感情に気づき、もやもやを整理して、自分で機嫌を取ってあげましょう。そうやって自分を大切にしてあげてくださいね。
(エディタ(Editor):dutyadmin)