何よりもあなたの幸せのために「許す」気持ちを抱いてほしいのです。そこで、どうしても許せない人や許せないことを「許す」方法について解説します。
「許せない」デメリットを理解する
「許せない」感情が人生を支配している
「許せない」という感情は、自分の人生を奪われたような感覚から生まれます。深く傷つけられ、苦しんでいることで前に進めない時間が長ければ、その分だけ人生の損失だと感じてしまいます。失ったものを取り返せないからこそ「許せない」のです。

しかし、「許せない」感情を抱き続けると、そのことばかりに囚われてしまいます。憎い相手や事柄が人生を支配してしまっているのです。それこそ損でしかありません。

またイライラしたり落ち込んだりしている感情で、周りを巻き込んでしまうことにもなります。大切な人を傷つけてしまうのは、切ないことですよね。「許せない」ことが自分を苦しめているかもしれないと考えてみましょう。
「許す」メリットを知る
早く忘れた方が幸せになれる
許すことが苦しいのであれば、別に許さなくても良いのです。しかし、「許せない」という感情を持ち続けていることと、「許す」と決めて嫌な感情を手放すことは、どちらが心を軽くしてくれるでしょうか。

「許せない」気持ちを忘れるほど人生を充実させた方が、自分にとって幸せなはず。「許す」のは誰のためでもなく自分の幸せのためなのです。
「許す」ためのステップ
自分の心を分析する
「許せない」と思う自分の気持ちを、丁寧に正直に分析してみましょう。紙に書き出すとわかりやすいです。「なぜ自分は傷ついたのか、許せないのか」「どうしてそんなことが起きてしまったのか」考えて書き出しましょう。

そこから自分の感情が見えてきます。そして、未来への考えも生まれるはずです。「本当はどうしてほしかったのか」「苦しまないために、何を手放したら良いのか」「どうしたら許せると思うのか」。

この作業は時間がかかります。思い出すことが苦痛なら中断しても良いです。1日中かかるかも、何日も何ヶ月もかかるかもしれません。それでも、自分を助けるために、気持ちを整理するのは大切なことです。
個性を尊重し、相手の立場になって考える
自分なら絶対にしないと思うことをされたからこそ、「許せない」と思ってしまう気持ちもあるでしょう。しかし、本当にそうなのでしょうか。自分を傷つけた相手と環境や立場、性格が違えば、考えも全く違うかもしれません。

自分を傷つけた相手にも、周りには理解しがたい“苦しみ”があるからこそ、許せないようなことをしたのでしょう。もしかしたら本当に悪意なく人を傷つけたのかもしれません。あるいは悪意があっても、自分に対する嫉妬だったのかも。

その根源にあるのは、劣等感や周りから理解されないという苦しみです。傷つけた相手の立場になって考えると、「かわいそうな人だな」「人生が楽しくないだろうな」「なんて未熟なんだろう」と怒りよりも憐みさえ生まれてきます。
許せないことには近づかない
自分を傷つけてくるような人には近づかないことです。許せない人や許せないことが近くにあると、冷静ではいられなくなり、許せない感情が高ぶってしまいます。

心の中で「かわいそうだな」と憐れみ、ぽいっと心の外に追い出しましょう。相手と同じ土俵に立つのではなく、自分から降りてしまうのです。自分とは別世界の人間だと思いましょう。
傷つけられたら、傷つけない
自分が傷つけられたら、もう同じことで相手を傷つけることはありません。悲しむ人が一人でも減ったなら、それは幸せなことですよね。もちろん、あなたが苦しみの犠牲になっていいということではありません。

あなたが周りを傷つけることがなければ、幸せであふれて、あなたの周りに傷つけようという人など近づいてこないでしょう。優しい人ばかりが集まれば、この先「許せない」と感じることも減るはずです。
これからは幸せに感じることを積み重ねる
「許せない」気持ちを抱き続けてしまうのは、過去に囚われているから。これからは未来だけを見つめて、自分のためだけに人生を生きてほしいのです。そのために、あなたが「幸せだな」と感じることを一つずつ手に入れて、積み重ねましょう。

例えば仕事で評価されるのが幸せなら、一生懸命励みましょう。おいしいものが食べられて幸せなら、いろんな食の楽しみを探求するのも良いです。一緒にいて居心地がいい友人や恋人がいるなら、楽しく過ごせる時間を作りましょう。

過去は変えられませんが、未来は自分が作っていくものです。幸せを積み重ねながら未来が進んでいけば、許せない過去はどんどん遠ざかっていくでしょう。
自分の人生を歩めば、時間が忘れさせてくれる
「許そう」と思うより、「そんなことより私の人生を大切にしよう」と思考を変えましょう。それが幸せを積み重ねて、未来に進んでいくということです。

そんな風に自分の人生を歩んでいけば、つらい記憶は遠ざかっていきます。自分にとって大切なものができれば、過去の「許せない」感情はどんどん小さくなっていくでしょう。

意識的に許せない感情を鎮めることは難しいです。それよりは自分のことだけに夢中になって人生を歩めば、時間が苦しみを忘れさせてくれます。大丈夫。今が苦しくても、きっと時間が解決してくれます。そう信じてほしいのです。
「許す」ことは自分を「救う」こと
「許す」ことは決して許せない人を受け入れてあげることではありません。自分の固く閉ざされた心を解放し、幸せへの一歩を歩むことです。何よりも自分を救うことになります。

「許せない」という感情を手放し、「許す」ことで自分を救ってあげれば、これからは幸せな未来が待っているはずですよ。
(エディタ(Editor):dutyadmin)