いつの間にかできてしまう「セルライト」。こうなってしまうと素人にはなかなか治せません。
触らなければ見えない人も多いですが、そのまま放置してしまうと触らなくても皮膚がデコボコしている状態になってしまいます。決して美しいとは言えないこの皮膚の状態をどうにかしたい人は多いはず。
そこで今回はセルライトができる原因と対処法をご紹介します。
◆そもそもセルライトとは
セルライトとは皮下脂肪のかたまりのこと。そもそも私たちの肌は外側から角質、真皮、皮下組織の層で体の中を守っています。
その皮膚組織の中でも最も内側の皮下組織の中に脂肪細胞があります。つまりほっそりしている人も脂肪細胞を持っているんですよ。
脂肪細胞の周りには毛細血管や毛細リンパ管がぶどうの房のように張り巡らされていて、老廃物を吸収して血液に排出する働きを持っています。
しかし吸収しきれずに老廃物があふれ出てしまうと、脂肪細胞に吸着してしまいます。これが何度も積み重なることでセルライトになるのです。
◆セルライトで太りやすくなるわけ
セルライトができると太りやすく痩せにくい体質になると言われます。これは代謝が落ちることが原因です。
代謝とは必要な酸素や栄養を血液で届け、不要な老廃物は静脈やリンパ管で吸収し外に排出するという人間が生きて行く上で欠かせない機能。
セルライトができてしまうと、必要な栄養素は吸収できたとしても、不要な老廃物がたまってしまい、スムーズに排出されなくなってしまうので痩せにくくなってしまい、むしろ太りやすくなってしまうのです。
◆セルライトが厄介なわけ
セルライトのそもそもの原因の脂肪細胞には、コラーゲン繊維を生み出す働きがあり、肌のハリをつくったりしています。
本来、コラーゲンは細胞や組織の固定のために細い繊維を出しているのですが、セルライトがあるとそれすらも取り込んでしまい排出されないように固めてしまうのです。
その上に周囲の毛細リンパ管や毛細血管を押し潰してしまうため、さらに代謝が低下して痩せにくい体質になるという悪循環が起こってしまいます。
◆セルライトを除去するには
見た目が悪くしかも代謝を低下させるセルライト。作らないのがベストですができてしまってから気付いた人も多いでしょう。
一般的には自力で治すのは難しいと言われています。もちろんエステなどで正しい処置を行えばきれいになります。
しかし自力で間違った方法を続けるとセルライトを増やしたり、あざを作る可能性がありますよ。
間違った方法で特に多いのが、とにかく強く揉んで肌を傷めてしまうケース。
さきほど話したように脂肪細胞の周りには毛細リンパ管や毛細血管があります。これらを傷付けてしまうと、コラーゲンが脂肪を集めて固めてしまうる可能性があるので、強いマッサージは厳禁です。
オススメの方法は「温めて血行を良くする」こと。
血行を良くすることで老廃物を排出するだけでなく、代謝を良くして脂肪を燃やしていくことが大切です。
唐辛子や肉類など代謝を良くするものを食べたり、ストレッチなどのちょっとした運動をすることで改善することができますよ。
いかがでしたか?
今回はセルライトがなぜできるのか、そしてセルライトを小さくする方法をご紹介しました。
セルライトは作らないように予防するのがベストです。そのためにも適度な筋肉を付けて代謝を良くしたり、体を温める温活を取り入れるようにしましょう。(エディタ(Editor):dutyadmin)

