息苦しいくらいの夏が終わって、少し空気がひんやりしてくると「あ、フレグランスを変えよう」と思い立ちます。一年を通してお気に入りの香りがあっても良いのだけど、季節ごとに変わる「空気の匂い」にあわせて違う香りを纏うのも、四季が豊かな日本における密かな楽しみ。そこで今日は、秋の空気感にぴったりなフレグランスを3つ、ご紹介したいと思います。

秋に似合う香り
湿気・気温共に高くなることの多い日本の夏には、甘すぎる香りでは酔いやすくなってしまうため、爽やかな柑橘系のフレグランスを選ぶ人も多いはず。
秋冬は空気が乾燥し始め、気温もぐんと下がりますから、逆に温かみのあるバニラ系、フローラル系などの甘い香りや、クリスマスムードを思わせるスパイス系の香り、レザーやタバコなどの重厚な香りもさらっと纏えてしまうのです。
ロタール/ペンハリガン
100ml 22,500円(税抜)

1800年代後半にイギリス・ロンドンで誕生した「ペンハリガン」。王室御用達としても知られる、イギリスを代表するフレグランスブランドです。
創設者・ウィリアム・ペンハリガンのデザインしたボウタイ付きの香水瓶は、トラディショナルでエレガント。ドレッサーに彩りを沿えてくれます。
「ロタール」は、19世紀の貿易が盛んだった時代背景をテーマに創られた「トレードルートコレクション」の一貫として、2014年に発売されたフレグランス。「ロタール」とは、実在したお茶を運ぶティークリッパー(大型帆船)の名。
シュッとスプレーするとベルガモットやグレープフルーツなどの柑橘系の香りに隠れて、フィグのまろやかさがちらり。お肌に馴染んでくると、フィグミルクや紅茶がどんどん主張を強め、バニラ、ムスク、シダーウッド、オークモスなどがブレンドされたベースノートに落ち着きます。
付ける人の性別を問わないユニセックスの香りなので、カップルやご夫婦で兼用にしても。男性が付けるとどこか中性的で知的な雰囲気に仕上がり、女性が付けると凛とした強さを感じられます。また、オードトワレとは思えないほどの香りの持続性も素晴らしいですよ。
イングリッシュ オーク&ヘーゼルナッツ コロン/ジョー マローン ロンドン
30ml 8,000円(税抜)

2017年9月1日に発売となった「ジョー マローン ロンドン」の「イングリッシュ オーク」シリーズ。今日ご紹介するイングリッシュオーク&ヘーゼルナッツの他に、イングリッシュオーク&レッドカラントの香りも同時に発売になりました。
香りを纏って目を閉じれば、まぶたの裏に浮かぶのは、朝露で湿った森の情景。どことなく青臭くて、苔っぽい。日本ではなかなか出会えない、懐かしいロンドンを思わせる香り。その秘密は、トップノートのヘーゼルナッツ。ナッツといえば香ばしくて温かみのある香りを想像しますが、このフレグランスに入っているのは焙煎前の青いヘーゼルナッツ。それが、みずみずしくてどこか苦味のあるような、独特の香りを醸し出しているのです。
グレープフルーツからシダーウッド、モス、イングリッシュオーク、そしてアンバーへと移り変わる香りは、付けた瞬間にお肌に馴染み、まるで自分から自然と香っているかのように、お肌と一体化する感覚。秋のひんやりとした朝の空気にぴったりなのです。
ちなみに、イングリッシュオークはイギリスを象徴する木。香料の抽出は困難とされていたそうですが、ジョーマローンが独自の方法でイングリッシュオークアブソリュートから香料を抽出することに成功し、晴れて商品化されたのだとか。向こう5年間はジョーマローンでしか使用されない、貴重な香料なのだそうですよ。
Red Truffle 21/Jo Loves(ジョー・ラブス)
50ml £70.00

「ジョー マローン ロンドン」を離れたあと、創設者のジョー・マローンが新たに立ち上げたのが、「Jo Loves(ジョー・ラブス)」。
ジョー自身が16歳の頃にアルバイトをしていた花屋さんがあったという、ロンドンのエリザベスストリートに所在するお店では、キャンドルのカスタマイズをすることも出来ます。
中でも秋にぴったりなのが「想像もできないような香りがつくりたくて」生まれたという、「Red Truffle 21」。
トリュフ、パインリーフ、ジュニパーといったちょっと男性的な香りに、グリーンフィグの青臭くもやわらかな甘さと、ブラックペッパーのぴりりとしたスパイシーさがプラスされた、とてもユニークなのにどこか懐かしい香り。
フィグの甘みと、パインリーフのシャープな青っぽさが、どことなくクリスマスを思わせる香りなので、ホリデーシーズンに向かって気分を高めたいときにも最適。
まだロンドンに一店舗しかないので、旅行で訪れた際にはぜひ足を運んでみて。
香りで完成する“季節感”

香りというのは、その人の総合的な雰囲気や印象とも大きく関わります。せっかく秋冬のファッションを取り入れているのに、フレグランスが春夏のままでは、もったいない! 季節の移り変わりと共に、その空気感とマッチする自分なりの「秋冬フレグランス」を纏うことで、香りもファッションの一部、そしてあなたの一部として、溶け込むのではないでしょうか。
※価格は全て編集部調べ
ライタープロフィール
ビューティブロガー・Nicole
海外コスメに目がないビューティブロガー。東京、時々ロンドンを拠点とし、常に美容情報を収集中。
【参考】
※ロタール – ペンハリガン
※イングリッシュ オーク&ヘーゼルナッツ コロン – ジョー マローン ロンドン
※Red Truffle 21 – Jo Loves(ジョー・ラブス)
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